November 23, 2007

「BIOMBO/屏風 日本の美」展ほか

先週日曜、大阪市立美術館「BIOMBO/屏風 日本の美」展を見に行ってきた(12/16まで開催中)。先日見た京都の狩野永徳展(こちら参照)と違って人も少なく(それでもぼちぼち入ってたけど。あくまで比較の問題)、ゆったりと見ることができて幸せな気分に浸れた。やっぱりこれくらいの余裕がないとね。前後半で入れ替えが結構あるため、もう一回行こうかと画策中。以下、特に気に入ったものを列挙すると。

*泰西王侯騎馬図屏風(サイズがでかく、惚れ惚れ。エチオピア王の姿も)
*レパント戦闘図・世界地図屏風(前者はレパントの海戦、後者には人魚も)
*豊国祭礼図屏風(輪になった民衆の躍動感)
*柳橋図屏風(色も渋く、スタイリッシュ。現代でも十分通じるデザイン感覚)
*四季折々の風俗画(特に田植え・収穫など農作業の風景があるもの)

事前に想像していたよりも非常に見応えがあり、大満足。とりわけ上の二つは、日本+異国(日本画+洋画、屏風+異国の人・物・事)のB級的な混ざり具合が抜群。南蛮屏風(後半で展示。見たい!)にも通ずるエキゾチシズムとともに、本物にはなり切れない「えせっぷり」がたまらなかった。これはラテン歌謡などの「まがい物」が好きな音楽の趣向にもつながってるんだろうなと思ったり。また僕自身が最も興味のひかれるポイントは、異文化が交差するところ(誤解や曲解も含め)にあるんだなと再認識したり。屏風そのものの素晴らしさに加え、そんな自分の立ち位置を確認できたことも有意義だった。



当日は文庫本も久々に購入。まず古本屋で「果実酒入門」(カラーブックス)を。美術館では「江戸商売図絵」を。特に後者はすべて図入り、600ページ超の労作。衣食住、薬、芸能などに加え、物貰いや季寄せに関する仕事も紹介されている。昔は色んな商売があったんだなーと(今でも残っているものもあるが)、パラパラめくって楽しめる一冊。「わいわい天王」「すたすた坊主」「親孝行」という仕事(笑)が、どんなのか気になる方はどうぞ。



江戸/芸能つながりで言うと、落語特集の雑誌も買ってたっけ。サライ「続・落語入門」、男の隠れ家「落語を愉しむ」がそれ。喜んで買ってきたはいいけど、ゆっくり落語を愉しむ余裕がないんだよなぁ…。何とか時間を捻出したいとは思ってるんだけど。寄席にも行きたいしね。



日記をご無沙汰してるんで、最後にちょっと近況報告。つい最近新しく始めたことがあって、平日も休日も結構忙しくしてます。以前に比べてまとまった時間が取りにくくなってるんですが、細切れの時間で何とか音楽聴いたりしてます。日々忙しいけど、楽しくやってます。ホントありがたいことです。

October 30, 2007

狩野永徳展

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http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

http://eitoku.exh.jp/index.html

深まりゆく秋。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?秋と言えばやはり展覧会の季節。で、先週の土曜、ぐずつく天気の中、京都国立博物館まで狩野永徳展(上記URL参照)を見に行ってきました。土日は混んでるだろうなと覚悟してましたが、昼過ぎに行ったらやはり50分待ちでしたよ…(でも実際はもう少し早く入場できました)。まぁ若冲展のことを思えば、随分と楽でしたが(今回は一人じゃなかったこともあり)。

結論から言うと、少しでも日本絵画に興味のある人、ガツンとした美術を見たい人は必見です!とにかく見どころ満載で面白かった。そして、すごかった。史上初の大回顧展(意外にも)ということで期待していたんですが、規模も内容も予想以上でした。

展示は後半に行くに従い、金ピカ度が増してきます(それに比例して絵の迫力も増してきます)。しかもこの金ピカが何ともシックで品があるんです。画集なんかで見るのと違い、金箔についてはホント実物を見ないといけませんね。全然印象が違いますから(3年前に琳派展見た時に痛感しました)。あと金ピカ度が増すということはそれだけ金(かね)がかかっているということで、おのずと画家のテンションも上がってるのかもしれないなとも思いました。

オススメはとにかく唐獅子(誰でも知ってるあれ・写真右下部)です。サイズも一際でかく、ド迫力です。あまりに圧倒的で、入館してから見た数十点の印象がすべて吹っ飛んでしまうほどでした。誰にも真似のできないテクニック(10代にしてニクイほど絵が上手いです)で思いもよらないブッといものを作り出し、しかもそれがスゴすぎて笑っちゃう感じは、まさに桃山時代のフランク・ザッパ!(時代もジャンルもめちゃめちゃですが)。

他には有名な檜図(漲るパワー・写真右上部)や四季花鳥図(金泥の美しさ)もとても素晴らしかったです。彼が10代で書いた絵を見れば、そして20代前半(!)で洛中洛外図を完成させた力量を鑑みると、真の天才というのはこういう人のことなんだなと思わざるをえません。もちろんただ絵が上手いだけじゃなく、信長や秀吉と渡り合うだけのパワーや人間的スケールがあったからこそ、彼らに気に入られたのかもしれませんね。

本展覧会は京都のみの開催ですし、終了が近づくにつれてますます混雑するとは思いますが(しかも観光シーズン真っ只中←これ狙いすぎでは?)、興味のある方はぜひに&お早めに!入館後もたっぷり2時間以上かかりますんで、体力と気合いが必要ですけど。ただそれだけの価値は十分すぎるほどあると思います。

若冲に永徳と、今年は近年稀にみる日本美術の当たり年です(あくまで個人的にですが)。ちなみに3年後は長谷川等伯の大回顧展やるみたいですよ。玄関に予告の立て看ありました。これも絶対行かなきゃ!



すっかり唐獅子にヤラレた後、四条に移動。老舗の和食弁当→こじゃれたバー→タワレコ(笑)→珈琲というフルコースで京都を後にしたのでした。

June 21, 2007

[Diary] 6/16

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あじさいを見に行こうと思い立ち、午後から久米寺へ。奈良のあじさい寺としては矢田寺が有名だけど、こっちの方が家からは行きやすいんで。割とマイナーなお寺だけど同じように考える人たちが多いのか、お客さんはたくさん来ていた。

「あじさい祭り」開催中の「あじさい園」では、和洋40種、3,000〜4,000株のあじさいがちょうど満開。1時間ほど見て回り、すっかり堪能。以下、疲れ目の保養にどうぞ(山ほど写真撮ったんで、余裕があれば別途アルバムにアップします)。

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(写真左)多宝塔&よく目にする種類のあじさい。(写真右)花の部分がちょっと変形。柔らかな色合いが美しい。

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形もいろいろ。右のは花火?宇宙ステーション?

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ホント色んな種類があるなぁと。勉強になりました。

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金ピカ大日如来像を拝んでから、久米寺をあとに。

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駅のドトールで一休み。本屋でBRUTUS最新号(食のトレンド番付)を購入して帰宅。

阪神、9回表に一挙9点(!)を入れて、ロッテに大逆転勝利。2-7から11-7ってスゴイ。これで波に乗ってくれるといいんだけど。

June 16, 2007

[Diary] 6/10

朝早く目が覚めてしまう。なかなか眠れないのでチェット・ベイカーを聴く。続けて木村カエラ、キング・クリムゾン。盛り上がってしまい、案の定、寝付けず(笑)

昼、Amazonからもろもろ届く。ポール・マッカートニーの新譜、クロディーヌ・ロンジェ再発盤に加え、またイーノとロキシーを買ってしまった。

今日は田植えにつき、家族が早朝から出て行った。夕方まで留守番したあと外出。田植えの済んだ田んぼに映る青い空と白い雲。美しき田園風景。

夜、「新日曜美術館」でモネを見る(大回顧展やってるんですね)。今はそれほどでもないが、大学時代はモネが大好きだった。じっくり座って実物を見たい気もした。

阪神、林のホームランでサヨナラ勝ち!

June 04, 2007

[Diary] 5/30

はげしい雨が降る(ディラン風)。

雨が止んでから、近所の本屋へ。先日創刊された「週刊 日本の仏像」、本日創刊の「週刊 仏教新発見」など購入。特に前者は仏像好きにはたまりません。これからも要チェック。それにしても古寺/仏像/仏教と相次いで刊行されるなんてねー。

昨日の流れでトーキング・ヘッズを聴く。その絡みでブライアン・イーノworks(およびロキシー・ミュージック)について調べる。そう言えばイーノはテープしか持ってないなぁ。ちゃんとCDで聴き直してみようかな。

June 02, 2007

[Diary] 5/28

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朝早く起きてしまい、しばらくウダウダ。これじゃいかんと一念発起し、午前中から出かける。行き先は京都。相国寺承天閣美術館で開催中の「若冲展」を見に行く(公式サイトはこちら)。ついにあの「動植綵絵」30幅(+釈迦三尊像3幅)が揃って拝めるんで、寝不足ながらもワクワク。本当はもっと早く行くつもりだったのに、このところ何かと忙しく、結局最終週になってしまった。

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月曜だけど混んでるだろうなと覚悟して行ったが、昼12時前に着いてみると、人、人、人の行列。これの最後尾に並ぶわけ?と行列が嫌いな僕はひるんでしまったが、ここで帰るわけにはいかないとすました顔でオバサマたちの後ろへ。すかさず追い打ちをかけるように「90分待ち」とのアナウンスが…。

相当並ぶという情報を前もって入手していたので、水、文庫本、iPodと準備万端(これから行かれる方は、飲み物、暇つぶしの何か、ちょっとした食料、女性の方は日焼け対策など準備されることをオススメします。あとはトイレも注意)。待っている間、水をチビチビ飲みながら、iPodでウィルコとBENNIE Kを聴く。もちろん人間ウォッチングも抜かりなく。特に、大学教授と女子大生の不倫カップル(とおぼしき)二人組の動向からは目が離せず。

一番混んでる時間帯に行ったようで、第一展示室に入場するまでに、結局2時間弱かかった。iPodでアルバム2枚聴き終わるところだった(早めに開場しているようなので、これから行かれる方はとにかく朝イチに行くのがベストだと思います。情報によると、今日6/2土曜日お昼の時点で、待ち時間3時間以上とか!明日の最終日が恐ろしいです)。そしてふと思う。これだけ人がいてみんな整然と並んでいる日本人って、ある意味スゴイ国民だなと。

ようやく入場し、第一展示室へ。ここでは若冲作品のみに的を絞り(他はすっ飛ばし)、葡萄や竹や芭蕉の襖絵など (すべて鹿苑寺大書院障壁画)を堪能。特に「月夜芭蕉図」は寸法も大きく迫力満点、しかも墨絵なのに南国ムードたっぷりで、えせ南国大好きな僕にはたまらないものがあった。

そして釈迦三尊像と動植綵絵のあるメインの第二展示室へ。入場制限があり20分待たされるも、そうしないと場内大混乱だったはずなので、結果的には良かった。2時20分頃入場し、お行儀良く入り口から順番に見ている人たちを尻目に、至近距離で見れそうなものからどんどん見ていく(絵巻じゃないんで、右から順に見る必要ないと思うし、多いところでは人垣が4重にもなってたので・汗)。じりじりした動きに我慢しながら、また周りのプレッシャーをビンビン感じながら(笑)、かぶりつきでみれるものはできるだけ細部までじっくりと見た。何せあの「動植綵絵」、いくらじっくり見ても見飽きることがない(ただこの人混みじゃ立ち止まることがなかなか難しかった)。

一応、一通り見たなと思ったが、当然それだけじゃ満足できないので、またあっちこっち移動する。特に好きな絵は何度も何度も戻ってきては眺め、また全体を俯瞰できる位置に戻ってきては眺め、そんな動きを繰り返す。端から見たらかなり挙動不審だったと思う。一応得心したと思い、4時間ほど立ちっぱなしで足がパンパンになってきたのもあって、3時50分頃に展示室を出る(結局この部屋に1時間半ほどいたことに)。

感想をと言いたいところですが、残念ながら、僕はこの作品群を語り尽くす言葉を持ちません。圧倒的な美しさ、精緻さ、力強さ、鋭さ、柔らかさ、そしてユーモアのセンスにひれ伏すのみでした。カッコイイ鶏をたくさん見れただけでもホントに感激ものでしたが、すべての生き物が神々しいまでのオーラを放っていました(これはやはり揃って見るものですね)。とくにオウムの白色はあまりにも鮮烈で、やはり絵は画集(印刷物)ではなく、生で見るものだという思いを強くしました。

今まで数々の展覧会を見てきましたが、ここまで会場を去りがたい気持ちになったのは、MOMAで見たマティスの「ダンス」以来かもしれません。本当に至福の時間を過ごすことができました。この機会を作ってくださった皆さん、そして何よりも若冲氏に感謝します。

こうして一堂に会して見れるのはあと数十年後かもしれませんので、機会のある方はぜひ足を運んでみてください(もう明日で終了ですが…)。結構な体力がいりますが、展示室に入った途端に疲れも吹き飛びますんで。

ちなみにこの日に図録が売り切れましたが、無料で配送してくれました(もうすでに重版されて、会場にブツはある様子)。重い荷物を持ち歩かなくて済んで、個人的には助かりました。帰宅後は買ってきたポストカードを眺めて余韻に浸ってます(図録到着はまだ少しかかりそう)。最後に。売り場スタッフの方々、無駄に美人が多かった(笑)ということを付け加えて締めくくりとします。

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今日のできごと備忘録。「殯の森」がカンヌ映画祭でグランプリ受賞(こちら参照)。松岡農相、ZARD坂井泉水さんの訃報。家族のことでひとつ良かったことあり。

May 16, 2007

「若冲展」追加情報

http://jakuchu.jp/jotenkaku/

こちらこちらでも書いてますが、現在、京都・相国寺承天閣美術館にて「若冲展」が開催中です。混雑を避け、僕は何とか早めに行こうと画策中。なお上記サイトにて混雑状況が見れるのが嬉しいです(携帯からもOK)。葵祭の直後につき、今日あたりは混んでたかもしれません。ぼやぼやしてたら、あっという間に最終週になりそう。万が一、見逃しでもしたら一大事。気をつけねば。

(5/17追記)
上記サイトにて、第二展示室(33幅が展示されている部屋)のパノラマプレビューが見れるようになりました。PC画面を見ているだけで、興奮して倒れそうです。こりゃ実物見たら、相当ヤバイです(笑)

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放送日程が近くなってきましたんで、MBS毎日放送の関連番組情報もアップしときます。なお、放送予定は変更の可能性もありますので、その旨ご了承ください。

http://www.mbs.jp/ky/

まず帯番組「美の京都遺産」(日曜朝6:15〜6:30)で、相国寺と若冲が取り上げられます。サイトには5/20(日)、27(日)の放送分が載ってます。以前入手した情報によると、6/3(日)も引き続き同時間帯で放映されるようです。

http://www.mbs.jp/pgm/info/1179131639.shtml
http://www.mbs.jp/pgm/timetable/daily/20070520.shtml

そしてこちらは特別番組「若冲降臨。増殖する細胞」。5/20(日)深夜24:30〜25:30に放映予定とのこと(日付は月曜)。チラシでは『5/20(日)午前0:30〜1:30「若冲の眼」(仮)』と記載されていた番組が、これだと思います(あくまで推測ですので、悪しからず)。ちなみに出演者として、辻惟雄さん(当然ですね)や 茂木健一郎さんも予定されています(しかし茂木さん、ホント売れっ子ですな)。毎日放送、力入ってます。

興味のある方は(おそらく関西ローカルだと思いますが)、要チェック・要録画ですね。

May 14, 2007

[Diary] 5/10

今日は一転して寒い。昨日より10℃ほど気温が低いのでは?こりゃ体調崩しちゃうよ。夜、熱い風呂に入ってほかほか温もる。

高松塚古墳で、女子群像(通称「飛鳥美人」)を描いた西壁の取り外し。ニュースで作業映像を見ていたら、ぐらりとして一瞬ヒヤッとした。頼むよ、ホント。

阪神、やっと勝った。2週間ぶりの勝利に正直ホッとする。やっぱ4番と先発がきっちり働けば、結果が出る。しかし、一つ勝つのがこんなに難しいとはなぁ。ダメ虎だった頃(といっても、ほんの6年くらい前)をふと思い出し、そう言えばあの頃は一つ勝っては喜んでたなぁと。人間、贅沢になるもんだ。よい戒めになったかもしれない。

May 13, 2007

[Diary] 5/2

cherie関西ツアー最終日。今日は奈良公園周辺・奈良町をまわるため、午前中から奈良へ向かう。

Hokuendo
cherieと近鉄奈良駅で合流し、まずは期間限定で公開されている興福寺・北円堂へ(写真上)。お目当ては、運慶彫刻の傑作である無著(むちゃく)・世親(せしん)菩薩像。約2年半前に「興福寺国宝展」(@東京芸大美術館)で拝見して以来のご対面。その展覧会では、無著さんのあまりの素晴らしさに声を失い、立ちつくしてしまった(それ以来最も好きな仏像のひとつである)。
今回はご出張先のアウェイではなく、ホームで拝見できるのが嬉しい。久々にじっくりと拝見したが、他の仏像も含め、溜め息が出るほど良かった。やっぱり仏像は、お堂の中でみるのが格別だ(あまり日が差さず、少々暗くても)。また内部だけでなく、緑に囲まれ静けさを湛えた、この八角円堂の佇まいもとても素晴らしかった。もうこの北円堂だけで帰ってもいいと思ったくらい(オイオイ)。この機会を作ってくれたcherieに感謝(彼女も相当感激していたので良かった)。

東大寺にほど近いカフェで一休み。お昼近くなり、だんだん人通りも多くなってきた。好きなジャンルだろうと思い、昨日買った古本(カラーブックス「テーブルマナー」)を彼女に見せる。案の定(というか予想以上に)気に入っていたので、プレゼントする。たぶんまた入手できるだろう。

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奈良公園の鹿や、大勢で縄跳びをしている学生さんたちを見ながら、東大寺へ。屋台で買った焼きタケノコ(写真左上)を頬ばりながら歩く。今日は聖武天皇祭が行われているらしく、昔の装束をまとった人たちが足早に通り過ぎていく(写真右上)。午後からは行列があるみたいだ。この頃から風がとても強くなってきた。

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前回「お水取り」を見に来た二月堂(写真左上:松明を掲げたお坊さんが駆け上がってくる回廊。天井は煤で真っ黒)、そして天平仏ワールドである三月堂(法華堂)の順に進む。時間もあまりなく、大仏殿は2人とも既に見てるので(当然僕は何度となく見ている)、みんなが訪れる大仏様はすっ飛ばす。パラパラと雨に降られながら、次へ急ぐ(写真右上:南大門を過ぎた辺りの参道にて。遠足で来ている園児たちのレインコートがカラフル)。

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奈良国立博物館へ。特別展の「神仏習合」を見る。仏像、神像など興味深い展示がずらり。本地垂迹説について話をしつつ、ぐるりと一回り。既に前半部分を見ている時に、もうお腹いっぱいに。どうやら一日の「仏」許容量を超えてしまったようだ。短時間で素晴らしいものを続けてみるのも、何だか勿体ない(贅沢ではあるが)。

猿沢池を南下し、奈良町へ。カフェ・工房などの複合施設「界」内にあるcafe&bar kaiでサンドイッチを(写真右上)。まだちゃんとご飯を食べてなかったんで、とりあえず落ち着いた。ここは奈良には珍しく(笑)小洒落た感じで、広くはないがオープンテラスもあって気持ちいい。

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店を出たあと、近くの元興寺・極楽坊へ。このお寺も世界遺産に指定されているが、他の大寺院に比べると、こぢんまりとしている。この佇まい、個人的にはとても好みだった。

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(写真上:お堂西側・行基葺きと呼ばれる特殊な葺き方をした屋根。何でも、日本最古の瓦が残されているらしい)

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夕方、インド料理屋でカレー。インド古典音楽を聴きながら、野菜の入ったカレーを食す。壁に飾ってあるLPジャケットを眺めて、あっ、ザキール・フセインだ、などと楽しむ(と言いつつ、この辺はあまり詳しくないんだけど)。店を出る頃には、マニアックそうな中年男性が一人で来店していた(常連さん?)。(写真:そのインド料理屋のすぐ近所にて。古い町屋を改造した雑貨屋か?個人的には「スナックのぞみ」が気になる)

飛行機の時間にあわせ、早めに駅に向かう。途中のお店に寄りつつ、買い物するcherie。6時前には彼女と別れ、喫茶店でお茶。家の土産によもぎ餅を買ってから帰宅。

May 05, 2007

[Diary] 4/30

朝早くから万博記念公園へ向かう。cherieがGWを利用して、東京から関西へ遊びに来ているのだ。今日は大阪アテンドの日で、万博公園内にある国立民族学博物館(みんぱく)と、飲み会@新世界がメイン。

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本日天気良し。まさに行楽日和。11時半前、万博公園に到着。偶然ロハスフェスタなるものが開催されており、とにかく大変な人出。家族連れがたくさん、出店もたくさん。野外ライヴも何ヶ所かで行われていた。早速インドネシア屋台でビンタンビール(写真右上)とミーゴレン(焼きそば)を。ちょっと暑かったけど、芝生の上で食べるとやっぱり気持ちいい。ちょっとしたピクニック気分を満喫し、この時点ですでに満足。

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(写真上:パエリアの屋台。大きな鍋で料理してて、美味しそうだった)

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(写真上:ワーゲンの移動カフェ。珈琲豆はブラジル?)

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(写真左上:ワーゲンのお尻。人がずらりと並んでる。右上:太陽の塔後方の「お祭り広場」でバレーボールする若者たち)

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まったりした後、お目当てのみんぱくへ。特別展「聖地★巡礼ー自分探しの旅へー」を見る。メインはスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラ巡礼に向かうひとりの巡礼者を追ったドキュメンタリー(主にビデオ上映)。これが期待した以上に面白かった。巡礼者の目印であるホタテ貝を身につけ、1,350kmの行程をただひたすら歩いていくのだが、その道々で巡礼仲間と出会ったり、美しい風景や険しい山道が映ったりと飽きさせない。特に面白かったのは、町なかで水とワイン(!)の出る蛇口が並んでいたこと。ひねると確かに赤ワインが出てきた。さすがスペイン。

他にも四国お遍路さん、恐山イタコ、フランスの聖地ルルドなどの「聖地・巡礼」を映像と音声で追体験できる。宗教を巡る人間の営みが垣間見れて興味深かった。この特別展だけで1時間半ほどかかっただろうか。それでも、はしょったビデオが結構あった。じっくり見たい方は、時間に余裕を持って行かれるのが正解かと。機会があれば、もう一回ゆっくり見てもいいなと思う展覧会だった。オススメ。

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(写真左上:本館ロビーの天井。右上:本館エントランス。カッコイイ!)

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(写真上:本館エントランス天井。スタイリッシュ!)

みんぱくには確か中学生の時に、遠足で来た記憶があるが、ほとんど印象に残っていない。今でも覚えているのは、東南アジアやアフリカの品々に興味を覚えたということくらい。今こうして来てみて、まず思ったのは、建築がスタイリッシュで素晴らしいということ。惚れ惚れする。

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(写真左上:オセアニア。右上:アフリカ)

カフェレストランで一休みしてから、常設展へ(この時すでに閉館4,50分前)。はっきり言ってスゴイっす。面白すぎ。写真撮影OK!なので、撮りまくり。大雑把に言うと、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアという順路(なおアジアはさらに西アジア、南アジア、東南アジア、中央・北アジア、東アジアに分かれる)。また地域横断展示として、世界各地の音楽や言語の展示が加わる。どの地域にも興味をひかれるもの(生活道具、衣装、民芸品、乗り物、彫刻など)がたくさんあり、時間配分を間違ったことを後悔。どう見積もっても、常設展をちゃんと見るには2〜3時間はかかるよ。

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さて、今回特に良かったコーナーは、アメリカ地域のテーマ展示「極北のイヌイット・アート」。イヌイットの石製彫刻が多数展示されていた(写真上)。ホッキョクグマなどの動物、極寒の地に生きる人間など、どれも親しみやすく、ツヤッとした質感がとても印象的だった。

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(写真左上:インド映画のポスター。右上:スベスベしてそうな仏像)

アフリカの辺りから駆け足になってしまったが、南アジア(めちゃめちゃ濃かった)で、残念ながらタイムオーバー。結局、常設展は半分も見れず…。じっくり見たかった楽器展示もサラッとしか見れなかったし…。アジア地域は仏像をはじめ見どころが満載だし、日本を筆頭に馴染みのある国が多いし、今度は絶対アジアメインで見に来よう。ミュージアムショップにも立ち寄り、閉館ギリギリまで粘る。ショップにも気になるものが結構置いてあったが、とりあえずモンゴルの切手が貼ってあるポストカードなどを購入。ここはいくら時間があっても足りないなぁ。

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万博公園を横切り、駅へ向かう(写真上:See You!太陽の塔)。そのあと通天閣がすぐそばの新世界で、FT夫妻&お子様、S★KEN夫妻と合流。僕が予備校生だった20年ほど前は、普通に歩いているだけでも身の危険を感じるような場所だったが、今は随分平和な町になったと思う(子供連れて普通に歩けるもんな)。それでもちょっとヤバイ臭いは残っており、ディープな大阪を感じることはできる。東京在住のみんなは、やはり物珍しそうだった。

総勢8名と大人数につき、串かつの大箱店「鶴亀家」へ。東京でもこれだけのメンツが揃うのはかなりレア(しかもお子様も)。子供たちとは約2年ぶりに会ったけど、かなり大きくなっていたし、とにかく元気に動き回っていた。しまいには兄弟ゲンカまで(いつもこうだと、親は大変だと思うが…)。子連れのFTたちと別れたあと、天王寺のバーでカクテル一杯飲んでから、解散。今日は久々の再会で、ホントに楽しかったなー。