電車に揺られ、45分ほどで近鉄奈良駅に到着。商店街の路地を入り、落ち着いた雰囲気の喫茶店でアイスコーヒーを飲んでひと休みする。
普段よりも観光客の多い猿沢池をぐるりと回り、石段を登って興福寺へ向かう(写真左上は五重塔、右上は東金堂入り口にかけてあった布→鹿の模様がデザインされている)。東金堂、そして国宝館にある数々の国宝仏を堪能。閉館時間が迫っていたので、今回はサクサクと見仏する。しかしホント何度見ても素晴らしい仏像が揃ってるよなぁ。
興福寺を後にし、テクテクと東大寺へ向かう。関西ツアーもうひとつのハイライトである「お水取り」(正式名称は修二会[しゅにえ]。752年から毎年欠かさず行われる修行で、何と今年で1256回目!)の行事を見るためだ。(写真上は南大門から見た大仏殿。夕方5時半過ぎだが、当然これから二月堂へ向かう人が多い)

僧侶たちが松明をかかげ、二月堂の縁から火を燈す光景は何度となくテレビで見てきたが(よって「お松明」とも呼ばれる)、生で見るのは地元民の僕も今日が初めて。「お水取り」は毎年3/1〜14の期間に行われており、忙しい年度末と重なることもあって、今までなかなか縁がなかったのだ。夜7時から始まる「お松明」を見ようと、すでに1時間半前の時点で、舞台となる二月堂の前は人でごった返していた(写真上・灯籠の向こう、遠くに見えるのが二月堂)。火の粉をかぶる最前列で見ようと思ったら、いったい何時間前から陣取ればいいんだろうか?(土日と3/12は混雑するんで、それらを除く開催期間の平日に来れば、比較的いい場所で見れるのだろうけど)
暖冬でこのところ暖かかったが、ここ数日はまた冬に逆戻りの天候。さすがに1時間半も外で待てないので、すぐ横の茶屋できつねうどんを食べる。体が温まったところで、外で待機して待つ。小雨が降ってきたりして、また体が冷えてくる。次回来る時はもっとしっかり防寒具を用意した方がいいな。7時になり、いよいよ「お水取り」が始まる。今日は10本の松明が掲げられるのだが、最初の数本を見たときは正直期待したほどでもないかなと思っていた。が、中盤に差し掛かると、松明の炎も大きくなっていき、天井を焦がす勢いで、遠くから見ても迫力満点だった(近くにいたおばさんが「だから天井はすすで真っ黒なんだ」と言っていたのが印象的)。
三脚禁止&コンパクトデジカメだとこんな風にしか撮れなかったけど(写真上参照)、これは絶対生で見た方がいいと思った。全国からツアー客(年配の方多し)がわんさと押し寄せるだけのことはあるよ。音楽と一緒で、やっぱその場の空気感も感じ取れるライヴは楽しい。
あと数日後、この「お水取り」が終わればようやく奈良にも春が訪れる。そういう季節の風物詩になっている行事を見ることができて、ホント嬉しかった(ようやく念願が叶った)。機会があればまたいつか来たいと思う(防寒具ばっちり準備して)。
ちなみに上の2枚は、商店街の「お水取り紹介コーナー」に展示されていたパネル写真。プロが撮るとこんな感じ。間近で見たら本当に凄そうだ。
混雑が予想されるため、松明10本最後までは見ずに東大寺を後にする。五重塔がライトアップされている興福寺を通り抜け(門がないお寺なので、夜でも通り抜け可能)、駅近くの商店街をウロウロ。路地を適当に抜けながら(写真左上・路地をゆくcherie)、センスの良い手ぬぐい屋や、中古レコード「ジャンゴ」などに立ち寄る。
晩ご飯は関西っぽいものにしようと、お好み焼き屋に入る。明石焼き、ネギ焼き(写真右上)、野菜炒めを注文。ふらりと入った店にしては、味・サービスともにとても良く、満足満足。cherie曰く、関西のお店は全般的にレベルが高いとのこと。そう言われると、東京よりは確実に当たり外れが少ないよなー。9時半頃奈良を出て、帰宅の途につく。
今日は関西を堪能できて、ホントに楽しい一日だった(一緒に行ったお二人ともありがとう!)。色々な発見があって、今後の楽しみがまた増えた。やっぱいいわ、関西。暖かくなってきたら、奈良はもちろん、京都にも遊びに行きたいッス。
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