http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070514-00000002-cine-movi
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=6032
ウォン・カーウァイ監督の新作「マイ・ブルーベリー・ナイツ(原題)」が、カンヌ国際映画祭のオープニングで上映されるらしい。しかも主演は何とノラ・ジョーンズ!歌手としては世界的な人気がある彼女だが、本格的な演技は初めてなのでは?ただその美貌(ちょっと個性的だが)が醸す雰囲気からすると、かなり期待できるかもしれない。
また共演者として、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマンといった豪華キャストの名前が挙がっている一方、常連のトニー・レオンの名前がないのにビックリ。しかもクリストファー・ドイル(独特の映像美が持ち味の撮影監督)抜きで臨むらしいし。さらに驚いたのが、「八百万の死にざま」で有名な作家ローレンス・ブロックを共同脚本家として迎えていること。何だか初もの尽くしのウォン・カーウァイ、新境地なるか?ちなみに日本公開は2008年とのこと。果たして、どんな映画になっているのか非常に楽しみだ。
彼の作品を観る際、どんな音楽が使われるのかを想像するのも、いつもの楽しみ方。特に彼の場合、劇中で流れる音楽は映像と切っても切れない関係にあるし、彼の選曲センスは個人的にもツボにはまる。以下、彼の作品で印象的だった音楽をざっと挙げてみると。
「欲望の翼」:ザビア・クガート(ラテン)
「恋する惑星」:デニス・ブラウン"Things In Life"(レゲエ)、ママス&パパス「夢のカリフォルニア」、フェイ・ウォン「夢中人」(クランベリーズ"Dreams"のカバー)
「花様年華」:ナット・キング・コール(ジャズ)
まぁ今回は、主演女優ノラ・ジョーンズの曲が使用される可能性が大きいかも。とは言え、舞台となるらしいNYやメンフィスに因んだアメリカ音楽をうまくセレクトしてほしいなと思ったりもします。
(5/18追記)
下記に試写レビューが載ってました。「スタイリッシュな演出と映像は健在」のようで、まずは一安心。プレスシートがこれまたスタイリッシュ。
http://www.wowow.co.jp/can/review.html
そして注目の音楽ですが。「音楽も場所によって変わり、アメリカの土の匂いを感じさせる」ということで期待大。しかも「音楽/ライ・クーダー」との追加情報が!書き下ろし新曲か、過去音源か、はたまた選曲にも関わっているのか、など興味は尽きませんが、これは期待せずにはおれないでしょう。
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http://www.wowow.co.jp/can/
さて、カンヌ映画祭全体に目を移すと。今回は記念すべき第60回目ということもあるのか、気になる映画が非常に多く、話題性にも事欠かない(上記WOWOWサイトに映画祭情報・作品詳細などあり)。
まず映画祭メインの「コンペティション部門」には、クエンティン・タランティーノ、コーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、エミール・クストリッツァといった過去のパルムドール(最高賞)受賞者や、イ・チャンドン、デヴィッド・フィンチャーなどの監督作品がノミネート。う〜ん、大物がズラリ。そして、日本人で唯一ノミネートされたのが、河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」。奈良の山里が舞台というこの作品、同じ奈良県民としてぜひ応援したいです。河瀬監督がこのカンヌでカメラドール(新人監督賞)を受賞してからちょうど10年ということもあるし。
そして一般的な話題性では、何と言っても、「監督週間」に招待されたダウンタウン松本人志初監督「大日本人」だろう。内容は全く不明ながら、その出来栄えに期待したいところ。また「特別招待作品」(コンペ対象外)では、マイケル・ムーア新作「Sicko(原題)」も要注目。
個人的には上記の作品と同様に(むしろそれ以上?)気になるのが、60回記念作品「それぞれのシネマ」。35人もの名だたる監督が、それぞれ「劇場」をテーマにした3分間の新作短編で競演するらしい。僕の好きなアキ・カウリスマキ、テオ・アンゲロプロス、ヴィム・ヴェンダース、チャン・イーモウ、侯孝賢といった監督や、アッバス・キアロスタミ、ジェーン・カンピオン、チェン・カイコー、デヴィッド・クローネンバーグ、ナンニ・モレッティ、マイケル・チミノ、ラース・フォン・トリアー、ロマン・ポランスキーといった有名どころまで(そして日本からは北野武監督!)。とても全員は書き切れないので、興味のある方は下記リンクの「5.今年のみどころ」下部を参照ください。映画好きにはタマらないこの企画、もしDVDが出たら絶対にほしいです。
http://www.wowow.co.jp/can/guide.html
長くなりましたが、最後に。今回の審査委員長は
スティーヴン・フリアーズ監督(代表作は「マイ・ビューティフル・ランドレット」「グリフターズ」「ハイ・フィデリティ」など。最新作はエリザベス女王そっくりの女優が話題の「クィーン」)が務め、審査員にはマギー・チャン(個人的には「花様年華」での麗しいチャイナドレス姿が印象的だった)や、オルハン・パムク(『わたしの名は「紅」』で2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコ人作家)の名前も。こちらも豪華です。
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