最近のお気に入り(2022年 Vol.3)

さて、3回目は東アジア編。韓国、台湾、香港のオススメをピックアップしました。よろしくどうぞ。



■韓国

Wave to Earth - light (2019)

ちょうどいいメロウさ加減のドリームポップバンド。トロピカルでサイケなところも好みです。これはレコードが合う音ですね。

以下は、その"light"も収録されている1st LP "uncounted 0.00"(2021)。"wave 0.01"(2020)と"summer flows 0.02"(2020)の2枚のEPから再構成されています。現在は入手困難のようですが、もし見かけたら買いかと。
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Ku One Chan - Expression (2021)

温かみのあるミディアムR&B。フリーソウルのコンピに入っていてもおかしくない曲調です。



Hong Jeong Gu - Bondaero (2022)

ジャジーで、ほどよくファンキーなヒップホップ。センスある人だと思います。



■台湾

瘦子 E.SO - 我的癮 Addiction (2022)

こちらで前作を取り上げ、2020年のベストアルバムにも選んだラッパー。待望の2ndアルバム"EARTHBOUND"が先月リリースされました。この曲はボサノヴァ調のバックトラックで、とても心地いいです。



Pierre 痞爺 - Love is Love (2022)

引き続きヒップホップ。今月リリースされたEP"Heart 2 Heart"より。印象的なギターフレーズ(サンプリングではないと思われます)とソウルフルなコーラス。かなりクセになります。



薄荷綠工廠 Mint Green Mill - Don't Leave Me (2022)

爽やかなギター&シンセポップ。覚えやすいメロディで、ふとした瞬間に口ずさんでいました。



■香港

moon tang - lately (2022)

ポップでキュートな曲、魅力的な声、今後注目していきたいSSWです。彼女のボーイフレンドで歌手のGareth.Tがプロデュースやアレンジで参加しています。口笛や独り言の入れ方、センスありますね。



張蔓姿 Gigi Cheung - 深夜浪漫 Midnight Romance (2021)

「深夜浪漫」という曲名に惹かれ聴いたら、すごく良かったです。ゆったりしたテンポがどこか懐かしさを誘います。彼女のことは初めて知りましたが、モデル/俳優/SSWと幅広く活動中のようです。MVもウォン・カーウァイ的で好み。先月リリースされたEP"WHY AM I HERE"にも収録されています。



WHIZZ - 之所以我們都在歇斯 (2021)

最後は4人組のガールズバンドを。去年リリースされたアルバム"之所以我們都在歇斯 (Deep Blue Hysteria)"のタイトル曲です。なかなか実力のあるバンドだと思いますが、特にリードギターとベースが印象に残りました。

ライヴも結構良さそうなんで(以下参照)、いつか体験したいものです。バンドとしてまとまってるところが魅力的です。

WHIZZ - Sorrowful (2021)


WHIZZ - 3AM (2020)




ということで、最近のオススメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(2022年 Vol.2)

さて、思いのほか早めの更新となりましたが、2回目をお届けします。この2月はアジアの音楽をよく聴いていました。ということで、今回は東南アジア編として、タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピンのオススメをピックアップ。

これらの曲を聴いたり、口ずさんだりすることで、平静を保つことができ、慌ただしい日々を何とか乗り切れました。では、よろしくどうぞ。



■タイ

H3F - Hold Me Close (2022)

今年出た2ndアルバム"UNEMPLOYMENT"に収録。ジャケは新型コロナウイルス陽性で失業、ということでしょうか?ソフトロック風のトランペットが印象的。ふと気付くと、優しく包み込むようなメロディを口ずさんでいました。



YONLAPA - On my own (2022)

以前こちらで取り上げたチェンマイ出身の4人組バンド。バンドの持ち味である、まどろみのサイケメロウ。



■インドネシア

Oslo Ibrahim Ft. Rend - Blanket Of Sadness (2021)

印象的なイントロ、耳に残るリズムとメロディ。ふとした瞬間に口ずさんでいました。いい曲、優しい声、聴かせる演奏と三拍子揃ってます。2021年リリースのEP"Strangers Again"にも収録されています。



Pamungkas - Birdy (2022)

前述のEP"Strangers Again"タイトル曲にデュオ参加していたPamungkas、ファルセットが魅力的なフォーキー・ソウルです。Wilcoあたりに通じるアメリカン・ロック・テイストもあり(中盤のギターの感じとか)。派手さはないものの、じっくり聴かせる歌と演奏、かなり好みです。今年中にアルバムがリリースされる予定とのこと、楽しみです。



Adhitia Softan - Arduous to Forget You (2022)

日本でもCDが出ている人気SSW。躍動感のある新曲、とてもいいです。早くアルバムが聴きたいですね。



■シンガポール

Sezairi - Fool (2022)

ファルセットが心地よく響くオールディーズ調ポップス。夏向きです。

Sezairi - Fire To The Floor (2016)

続けてSezairi。これは6年前の曲ですが、最近知ってヘビロテ曲になりました。夏向きグルーヴィー。チャラい感じがいいですね。Bruno Mars好きはぜひ。



■フィリピン

Paolo Sandejas - Different Shade of Blue (2022)

とても優しい歌とメロディで、大好きな曲。夕暮れの空に流れ出し、溶け込んでいくような感じ。この曲もふとした瞬間に口ずさんだり、頭の中で流れたりしていました。



grentperez - My Heart It Beats for You (2021)

オーストラリア在住のフィリピン人SSW、最近出た6曲入りEP"Conversations with the Moon"がとてもよくて、全曲気に入ってます。この曲は少しEverything But The Girlを彷彿させますね。抜群のポップセンスを感じる逸材、要注目です。



ということで、最近のオススメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。気が向いたら、次回は東アジア編、やるかもしれません。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(2022年 Vol.1)

年明け早々、慌ただしい日々を送っていますが、今年は情報発信の回数を増やしていこうと思っています。まずは「最近のお気に入り」を定期的にアップしていきます。

・中心となるのは新譜や近年リリースされたもの
・Twitterで紹介したものをベースとしつつ、新たに追加していくイメージ
・2〜3ヶ月に1回くらいの更新ペース

という具合に、ゆるい感じですが、よろしければ、お付き合いください。初回は、この1月から2月頭にかけて、よく聴いていたものをピックアップしました。では、よろしくどうぞ。



Clementine & Oscar Anton - minuit (2021)

年始一発目に気に入って、ずっとリピートしていたフランスの兄妹デュオ。優れたメロディセンス、これぞポップソング。南仏で友人が撮影した映像も収めたMVが眩しくていいです。控えめなハンドクラップもツボ。



BLOWSOM - Superlove (2022)

続いてもフランス。センス溢れるSSWによるダンサブルなAOR/ポップ。彼が今まで出した曲も素晴らしいので、いつか出るだろう1stアルバムが楽しみです。



Parekh & Singh - Je Suis La Pomme Rouge (2022)

インドのポップ・デュオ新曲は、浮遊感あるドリーミー・ポップ。様々な要素を含みながら、流麗で心地よい印象の残るアレンジがとても好みです。



Matilda Mann - God Only Knows (2021)

イギリスのウェスト・ロンドン出身SSWによる、Beach Boysの名曲カバー。ほの暗さの中に、どこか温かみを感じる良質フォーキー。



Hope Tala - Party Sickness (2022)

続いても、ウェスト・ロンドンのR&B系SSW。昨年リリースの"Tiptoeing"も良かったですが、今回もボサノヴァ調の佳曲。いつもながらMVもいい感じ。今年もイギリスは要注目ですね。



The Weeknd - Sacrifice (2022)

年明け早々、サプライズ・リリースされたアルバム"Dawn FM"より。亜蘭知子"Midnight Pretenders"まんま使いの"Out of Time"が話題でしたが、僕はこの曲ばかり聴いてました。"Off The Wall"〜"Thriller"期のMichael Jacksonを彷彿させるサイコーのダンス・チューン。アルバムの次の曲では、何とQuincy Jones御大が語りで参加してます。



Lady Wray - Where Were You (2022)

最後も、リリースされたばかりのアルバムより。とにかくこのアルバム"Piece Of Me"が良すぎて、毎日リピートしてます(こちらで全曲聴けます)。プロデュースはEl Michels AffairのLeon Michels。リリースは信頼のレーベルBig Crown。ヴィンテージソウル好きは必聴でしょう。これはレコードで欲しいやつ。早くも今年のベストアルバム候補です



ということで、最近のオススメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ぼちぼちと、無理のないペースで、継続してアップしていければと思ってます。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


2021年ベストアルバム

あと数時間で2021年も終わろうとしています。コロナ禍が続く状況に加え、公私ともに大きな出来事が起こり、とても慌ただしく一年が過ぎてしまいました。個人的に激動の年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。音楽を聴く時間がほとんど取れない時期もありましたが、振り返ってみると、例年以上に多くの印象的な音楽に出会うことができました。ということで、今回はいつものベストテンから大幅に増量し、26枚(新譜25枚+再発1枚)選んでみました(※フィジカルで購入したもの限定)。

コメントは年明けに追記します(たぶん →2022/1/8追記しました1/16 Spotifyプレイリスト追記しました)。では、よろしくどうぞ。



Minaokabe
2021best_9
★ベストアルバム(表記のないものはCD)
1. MINA OKABE / Better Days (LP)
2. DURAND JONES & THE INDICATIONS / Private Space (LP)
3. EMMA-JEAN THACKRAY / Yellow (LP)
4. KIRINJI / crepuscular
5. GARCON DE PLAGE / Amour Aveugle (LP)
6. ARLO PARKS / Collapsed In Sunbeams (LP)
7. CLAIRO / Sling (LP)
8. AARON FRAZER / Introducing... (LP)
9. RONY THEOPHILE / Metissageritaj
10. SILVA / Cinco (LP)

2021best16
11. SILK SONIC / An Evening With Silk Sonic
12. HIATUS KAIYOTE / Mood Valiant (LP)
13. LITTLE SIMZ / Sometimes I Might Be Introvert (LP)
14. JEB LOY NICHOLS / Jeb Loy (LP)
15. RAHEL GETU / Etemete
16. FAYE WEBSTER / I Know I'm Funny Haha (LP)
17. PAULO FLORES / In Dependencia
18. NUBIYAN TWIST / Freedom Fables (LP)
19. JON BATISTE / We Are (LP)
20. MALAVOI / Masibol
21. OKUTE / Same (LP)
22. NATALIA LAFOURCADE / Un Canto Por Mexico Vol.2
23. MON LAFERTE / Seis
24. NAIR MIRABRAT / Juntos Ahora (LP)
25. WHITE SHOES & THE COUPLES COMPANY / 2020

最後に、新譜以外で載せておきたい1枚を。

★再発・発掘盤
・HOUCINE SLAOUI / The Father of Moroccan Chaabi

Dさん(DESERT JAZZ)の私家版CD。内容の良さに加え、音質やデザインなど随所にこだわりが感じられる労作。多忙な本業の傍ら、個人でこのような素晴らしいCDを制作された熱意とセンスに敬服するばかりです。

※※※ 以下、2022/1/8追記 ※※※

3つのトピックで2021年を振り返ります(コメント+代表的アルバムをピックアップ)。

■SSW(シンガーソングライター)
コロナ禍以降、ダンサブルな音よりも密やかな音に興味が向かい、今まで以上にSSW的なものを求めるようになりました。恐らく、そのような音を求めている世の中のムードや作り手の気持ちの反映といったことも手伝い、引き続きSSWをよく聴きました。実際、印象に残る作品も多かったと思います。

〈1位〉爽やかで新鮮な印象を残したデンマークの新人SSW。声と曲がとても好みで、夏から秋にかけて毎日聴いていました。彼女の母親が日本人ということもあり、いつか来日公演が実現したら嬉しいです。
〈6位・7位〉歌・曲・音像など充実した内容で、ともに2021年を代表するアルバム。ARLO PARKSのアルバムにCLAIROが参加していますが、今年の2月から一緒に北米ツアーを行うことが発表されています。行ける人が羨ましいです。

■イギリス
サウスロンドンを中心に活気がありました。ジャズやR&B/ヒップホップを軸とした刺激的な作品が多かった印象。「えっ、この人もイギリスなの?」ということがよくあり、普段アメリカ(南北とも)に重心を置いて聴いている僕も、久々にイギリスを意識した年となりました。
フィジカル未入手につきベストアルバム選出は見送りましたが、素晴らしい作品をリリースしたCLEO SOLやJOY CROOKESもこちらに含まれます。そう考えると、ホントにすごいラインナップですね。

〈3位〉器の大きさを感じるマルチプレイヤーにしてプロデューサー。彼女自身も意識しているようですが、今後プロデューサーとして大成するような気もします。
〈13位〉ジャケ含め圧倒的な存在感。濃厚です。
〈18位〉ヒップホップ以降の感覚を持つジャズ集団。アフロビートなどワールドミュージックとのつながりも興味深いです。

■ワールドミュージック
ワールドミュージック関連もラテン、カリブ、ブラジル、アフリカ、アジアを中心に良い作品がありました。特にラテン圏の音楽については、今年もさらに掘り下げていきたいです。

〈9位・20位〉フレンチカリビアンの楽しさや優美さを存分に味わえました。どちらも必聴です。
〈10位〉すべての曲が素晴らしいブラジルのSSW。トロピカルでハートウォーミング、魅力満載のアルバムです。

あと、従来のワールドミュージックという括りでは、こぼれ落ちてしまう人たちが増えているように感じます。例えば、前述のデンマークのMINA OKABE〈1位〉や、フランスのGARCON DE PLAGE〈5位〉は、英語圏のSSWやポップミュージックと並べた方がしっくりくるようにも思えます。
ジャンル分けが難しい人たちが今後さらに出てくると思いますし、そういう人たちの音楽って面白いだろうなと思います。世界中に広がるポップミュージック(およびその「種」)や、同時多発的に発生して響き合う時代感覚を、できるだけ見逃さず捉え、これからも楽しんでいければと思っています。

〈5位〉フランスのポップなSSW。ソフトロックやサントラ、ブラジル音楽好きはぜひ聴いてほしいです。

***

<Spotifyプレイリスト> 1/16追記

ベストアルバムの25曲に、前述のCLEO SOLとJOY CROOKES、およびよく聴いていた3曲(フィジカルリリースのないVITA SET含む)を加え、30曲のプレイリストを作成しました。ご興味のある方、よろしくどうぞ。





以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

皆さま、よいお年をお迎えください。


2020年ベストアルバム

あと数時間で激動の2020年も終わろうとしています。今年はコロナ禍により世界的に稀に見る大変な年となりました。個人的にも大きく影響を受け、何だかあっという間に一年が過ぎてしまった感じです。皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。今年は個人的に音楽の聴き方が大きく変わった年でした。レコ屋に行く回数が減ったのに伴い、レコードやCDの購入枚数が減りました。その一方、外出しにくい状況下で、ネット上のサービス(SpotifyやYouTubeなど)を利用する機会が増え、ストリーミングで音楽を聴く時間が一気に増えました。ストリーミングで音源(主に新譜)をチェックし、気に入ったものをフィジカルで購入する(リリースがあれば可能な限りアナログ盤を購入)という一つの流れができた年でした。

本ベストアルバムにはフィジカルで購入したものばかりを選んでいます。上述の流れから、ご覧の通り、アナログ盤が多くを占めました(特に表記のないものはCDです)。ストリーミングの利点はもちろん承知していますが、印象度ではやっぱりブツに勝るものはないですね。

音楽をじっくり聴く時間が取れない時期もあったため、購入時期によって聴き込み度にバラツキが出ました。ただそんな中でも、印象に残る出会いがあり、思いのほか多くの良い音楽に巡り合えた年だったと思います。

取り急ぎ、コメントなしでお届けします(気が向いたら年明けにコメント追記します )。では、よろしくどうぞ。



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★ベストアルバム
1. TAYLOR SWIFT / folklore (LP)
2. ALDOUS RH / Respect 4 Devotion (LP)
3. ADRIANA CALCANHOTTO / So (LP)
4. E.SO 瘦子 / Outta Body 靈魂出竅
5. MERITXELL NEDDERMANN / In The Backyard Of The Castle
6. NATALIA LAFOURCADE / Un Canto Por Mexico Vol.1
7. SANTROFI / Alewa
8. MARKER STARLING / High January (LP)
9. SITI MUHARAM / Siti Of Unguja: Romance Revolution On Zanzibar (LP)
10. DAN PENN / Living on Mercy (LP)

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▲次点
GROUPE RTD / The Dancing Devils Of Djibouti
THIS IS THE KIT / Off Off On (LP)
MISHA PANFILOV / Rain (OST) (LP)

Kb_word Losbithchos_link Bananagun_tako

▲ベストEP / シングル
KATE BOLLINGER / A Word Becomes A Sound (EP)
LOS BITCHOS / The Link Is About To Die (7")
BANANAGUN / Takotsubo("Out Of Reach"B面) (7")

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。ベストアルバムだけのブログから久々に脱却しましたが(苦笑)、来年はもう少し更新頻度を上げていければと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。


最近のお気に入り(台湾編)

引き続き、YouTubeやSpotify等で見つけた最近のお気に入りをご紹介します。前回のタイから東へ進み、今回は台湾編です。よろしくどうぞ。



Epiphany 吳承瑾 "豬血糕 Black Pudding" (2020)
Epiphany

これぞ夏、という印象的なジャケに惹かれ聴いた新人SSW。清涼感あるサマーポップが耳に残る。彼女がアンドロイドに扮するMVは???だけど(歌詞の内容に沿ってるんでしょうか?)。今年6月にリリースされたデビューEP"Epiphany"より。



問題總部 It's Your Fault "葫洲女孩 I'm A Mess" (2019)
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台北の7人組ネオ・ソウル/R&Bバンド。疾走感あるグルーヴィー・ソウル(MVも90年代的懐かしさあり)。この感じ、好きな人多いのでは?ヴォーカルのHanaの声も魅力的。なおメンバー全員、エリカ・バドゥ好きとのこと(こちら参照)。今年5月に1stアルバムがリリースされた(↓以下参照)。

問題總部 It's Your Fault "User Guide: I" (2020)
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全部聴けます。どうぞ。


僕のお気に入りはアルバム・ラストの"G"。TAJ MAHALの"Curry"や、トロピカル3部作の頃の細野さんを彷彿とさせるようなオリエンタル・フュージョン。



あとは「聴かせる」ヒップホップのオススメを。

HUGO "諾曼伯的春" (2020)
Hugo

心地よいメロウ・ヒップホップ。いつまでも聴いてられる感じ。女性ヴォーカル/コーラスも印象的。今年3月にリリースされた1stアルバム"切片之一"からセレクト。



瘦子 E.SO "Don't Worry About Me" (2020)
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最後は、頑童MJ116(ヒップホップ・グループ)所属の瘦子 E.SOを。今年7月にリリースされた1stソロ・アルバム"Outta Body 靈魂出竅"からセレクト。ゴスペル的な感触を持つこの曲は、ポップさとスケールの大きさが共存している佳曲。他のアルバム収録曲もクオリティ高く、今年のベストアルバム候補に。

内容・ジャケともに良かったので、先日、限定版CD(三方背ケース。ポストカード、ステッカーなど付属)を購入。やっぱりフィジカルは色々楽しめてイイですね(今回紹介したなかで、フィジカル・リリースはおそらくこれだけかと)。



ということで、台湾編をお届けしましたが、いかがでしたか?偶然ですが「1st」にまつわるものばかりでした。僕は今の台湾音楽をほとんど聴けてないんですが、クオリティの高いものが多く、とても楽しめました。他にも紹介したい人たちがいますので、また近いうちに続編をお届けできればと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(タイ・ポップス編)

前回に引き続き、YouTube等で見つけた最近のお気に入りをご紹介します。今回はタイ・ポップス編です(歌謡編はまたいずれ)。よろしくどうぞ。



NUMCHA "Dirty Shoes" (2020)
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去年の11月にデビューしたSSWの2ndシングル。声質よし、メロディよし、ほんのりジャジーなアレンジもよし。色味やコミカルさに80年代テイストを感じるMVもまたよし。今後出るだろうアルバムに期待大。



YONLAPA "Let Me Go" (2019)

チェンマイ出身の4人組バンド。いつかの夏の光景、みたいなMVが印象的。ビデオテープのアナログ感が懐かしさを増幅させる。サイケでシティポップ。人気出そう。



loserpop "ทางที่ดี (butterscotch)" (2019)
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曲も映画みたいなMVも甘酸っぱさ満点。他にも高品質な曲が多い実力派6人組バンド。



quicksand bed "กอด (HUG)" (2018)
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シンセポップ風アレンジがいい感じ。アートワークもよく、頭ひとつ抜けたセンスを持つ4人組バンド。

今月出た新曲"Ghost"も良い。ホント、センスあるなぁ。




AIMZILLOW "น่ารักเกินไป" (2020)
Aimzillow_2020

ほっこりするジャジー・ポップ。季節的には秋冬にハマる感じ。動くイラストのMVが曲調にすごく合ってる。



ということで、タイ・ポップス編をお届けしましたが、いかがでしたか?良質なロック/ポップスが多く、改めてこの辺り深掘りしてみようと思いました。ただ、ほとんどフィジカルではリリースされないのが残念です(7インチが似合いそうな曲もあるんですが…)。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(女性ヴォーカル編)

コロナ禍で今までのようにレコ屋へ行けない分、ネット経由で音楽を探す・聴くことが増えてきました。この数ヶ月間、YouTube等で見つけて気に入った曲が結構ありましたので、最近のお気に入りとしてご紹介します。今回は女性ヴォーカル編です。よろしくどうぞ。



AUDREY NUNA "Time" (2019)
Anuna_time

ニュージャージー出身のR&Bシンガー(&ラッパー)。韓国系アメリカン。タメの効いたファンキーなビートに、エレピの音が心地よく響くメロウソウル。Arista Records(SME傘下)からのリリースということもあり、今後の展開に期待したい。



ALEX MALI "Start It Up" (2019)
Amali_ep

ニューヨーク・ブルックリン生まれのR&Bシンガー。すっきりとした感じのミディアムソウルで好感持てる。6曲入りEP"Sweet & Sour"から。緑の髪の毛も印象的。



あとはコラボ曲を2曲。

JORJA SMITH "Be Honest (feat. Burna Boy)" (2019)
Jsmith_behonest

イギリスのR&Bシンガー。ナイジェリアの人気歌手バーナ・ボーイをフィーチャリング。彼のアルバム"African Giant"にジョルジャ・スミスが参加していたので(こちら)、お返しゲスト的な感じ?湿度高めのしっとり系R&Bに、彼の声がいいアクセント。



BENEE "Supalonely ft. Gus Dapperton" (2019)
Benee_ss

ニュージーランドのポップシンガー。今年に入ってMVが公開された、センス溢れる曲。NYのポップシンガー、ガス・ダパートンをフィーチャリング。コロナ禍と偶然シンクロしたようなタイトルや、弾むようなメロディがキャッチー。踊りやすいため(?)、TikTokで結構流行ってる様子。5曲入りEP"Stella & Steve"から。現時点で今年の印象的なポップソングNo.1かも。



偶然ですが、アップした曲はすべて2019年のリリースでした。残念ながら、すべて現時点でフィジカルでのリリースはない模様(今後アルバムがフィジカルでリリースされる可能性はあるかと思います)。ストリーミング配信などもチェックしてないと、(フィジカルでリリースされない)いい曲が出てることにも気づかない。なんかもう、そういう時代ですね…。

他にもオススメありますので、いずれまたアップできればと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


アルゼンチン・ヒップホップ/R&Bの新星 Nicki Nicole(後編)

ということで、前回(前編)の続き。

Nnicole_recuerdosNICKI NICOLE / Recuerdos

1stアルバム"Recuerdos"に良曲が多いため、シングル以外の曲もご紹介。ご覧の通り、MVは同じコンセプト(正面向き本人歌唱+歌詞)で作られている。シンプルだけど、スタイリッシュで統一感あり。

特に好きなのが"Me Gusta"と"Tras Vos"の2曲。僕はシングル曲よりもこちらの方が好みなので、ぜひ聴いてみてほしい。聴いてると、やっぱり歌詞の内容を知りたいと思ってしまう。日本盤出ないかなぁ。










▶4枚目のシングル"Diva"(アルバムと同時発売:2019/11/8)。上記3曲と同じコンセプトのMVと思わせて、開始早々、彼女が撮影スタジオを飛び出していく演出がニクイ。アルバム中、最もクラブ向きかも。

そして彼女は今年3月、メキシコで開催されたSpotifyアワードにおいて、"Artista Radar Trap en Español"(スペイン語のレーダー・トラップ・アーティスト)と"Artista Más Escuchada en Consolas"(コンソールで最も聴かれたアーティスト)の2部門を受賞した(こちら参照)。去年デビューしたばかりだが、着実にスター街道を歩んでいるようだ。



最後に最新情報を。

Nn_colocao

▶通算5枚目のシングル"Colocao"が先週(2020/5/13)リリースされたばかり。なかなかナイスなヒップホップに仕上がっている。ジャケもシュリンク付きアナログ風デザインでカッコイイ。MVはリリース後10日間で再生回数740万回超と滑り出し上々。ビリー・アイリッシュに似てるという声もあるようだけど、どうでしょう?

クレジットを確認したところ、このシングルからレーベルがSony Music Latinになっており、Dale Play Recordsとライセンス契約を交わした模様。メジャーレーベルとつながりができ、さらに多くの人に聴かれることになりそうだ。今後の活躍に期待したい。

ということで、2回にわたってお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。気になる存在につき、今後も彼女の動向に注目していきたいと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


アルゼンチン・ヒップホップ/R&Bの新星 Nicki Nicole(前編)

久々にレビューを。YouTubeで偶然見つけた、最近のお気に入り。

Nnicole_recuerdosNICKI NICOLE / Recuerdos

アルゼンチンの新星Nicki Nicoleは、現在19歳のヒップホップ/R&B系シンガー兼ラッパー。ジャンル的にこの言い方がふさわしいかは微妙だが、作詞作曲を行うシンガーソングライターでもある。

このところ毎日のように聴いているのが、昨年リリースされた(2019/11/8)上掲デビューアルバム"Recuerdos"(訳:Memories=思い出)。デジタルダウンロードとストリーミングでのリリースで、先日データをダウンロード購入した。僕はフィジカル購入を基本にしているので(現物最強)、いつかこのアルバムもCDかアナログで出たら嬉しいなぁ。

現時点で彼女に関する日本語情報がほとんどないため、スペイン語から日本語に翻訳(Google翻訳を駆使・笑)したものを再構成しながら、以下、備忘録的に書いてみる(翻訳精度の関係上、ご参考ということでご了承ください)。



現在のところ、シングル5枚とアルバム1枚をリリースしているニッキー・ニコール。その歩みを時系列でたどってみたい。

本名はNicole Denise Cucco。2000年8月25日、アルゼンチン第3の都市ロサリオで生まれる。現在19歳。行儀のよい優等生だった少女時代からずっと、音楽で有名になるという夢を抱いており、学校や地域の集まりで歌っていた。そして念願叶って、2019年にDale Play Recordsからデビューを果たす。


▶1stシングル"Wapo Traketero"(2019/4/26リリース)。感傷的な雰囲気で、シングルにしては地味だなと最初は思っていたが、聴くたびに味わいが出てくる佳曲。なぜバット持ってるのか気になって仕方ないけど(笑)。故郷のロサリオ郊外で撮影。

続いて、プロデューサーであるBizarrapとのセッション。これが火付け役となり人気が出てきた模様。


▶"Nicki Nicole: BZRP Music Sessions, Vol.13"というタイトルだが、ファンの間では"Cuando Te Veo"(訳:あなたに会ったとき)と呼ばれている(2019/8/14リリース)。Billboard Argentina Hot 100で3位にランクイン。5/16現在、再生回数8,300万回以上。


▶間髪入れず、2ndシングル"Anos Luz"をリリース(2019/8/23)。アコースティックな感じで、なかなか聴かせる。トップ40入りヒット。


▶3rdシングル"Fucking Diablo"(2019/10/9リリース)。ストーリー仕立てのMV。メジャー感が出てきた?初登場でトップ40入り。



これらシングルを経て、1stアルバム"Recuerdos"がリリースされる(2019/11/8)。Duki(下記動画)やCazzuといったアルゼンチンのトラップ系アーティストとのコラボ曲含め、聴きどころ多し。



アルバム曲紹介(いい曲あり)や最新情報もアップしたいんだけど、長くなるので、続きはまた次回。ということで、後編に続く。

ご興味ある方は、引き続きご覧いただければ幸いです。よろしくどうぞ。