[DJ EVENT] 世界の音楽が流れる飲み会「関西家宝級」@北堀江FUTURO

こんにちは。諸事情あり、なかなか更新できてませんでしたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、梅雨入りした鬱陶しい天気を吹き飛ばすようなイベントのお知らせを(Twitterなどでは告知済みですが、こちらでも改めて)。3月に東京で開催し好評を博した世界の音楽が流れる飲み会「家宝級」の関西版が、遂に大阪でも開催決定です!



Kansai_kahokyu_680

<世界の音楽が流れる飲み会「関西家宝級」@北堀江FUTURO>

日時:6月21日(土)19:00〜22:00
場所:北堀江FUTURO(tel.06-6532-5830)(→URLはこちら
料金:ミュージックチャージなし。飲食代のみ
DJ:Batopaha mar(plantation)、ヤマモリツコ(ノブキ)、ジャッキー(家宝級幹事)
★飛び入りDJもあり?



DJイベント的な体裁ではありますが、あくまでゆるい「飲み会」ですので、お気軽にどうぞ。ご都合つく方、ちょっと一杯飲みに来てもらえると嬉しいです。心地よい音楽をBGMにゆったりお楽しみください。

DJならぬ「飲み会BGM係」の選曲はアジア、ワールドミュージックが中心になる予定です(僕は和モノも取り混ぜると思います)。年数回アジアへ買い付けに行っているプランテーション店長(Batopaha mar)、インドネシア・クロンチョンに造詣の深いヤマモリツコ氏、とにかく僕以外のお二方の選曲がホントに楽しみです。レアなアジアのカセット音源(!)もたくさんかかるようですし。もしかしたら飛び入りDJもあるかも?お楽しみに!

僕はアジア/南国音楽を軸にして、和モノ/歌謡曲も織り交ぜようと思っています。選曲はまだこれからですが、ポップ&ノスタルジックなアジア歌謡、アジアン・ガレージ、アフロ・ファンク、南米産ヒップホップ、ラテン歌謡あたりをかけようか?などと考え中です。

お店の場所は大阪・北堀江、最寄り駅は地下鉄四つ橋線・四つ橋駅です(地図など詳細はこちらこちら)。お忙しいとは思いますが、ぜひお友達・ご家族などお誘い合わせの上、お越しください。心地よい音楽(きっとここでしか聴けない曲多数)とお酒を肴に、色々話しましょう、楽しみましょう!お一人でもお気軽に、ふらりと立ち寄りいただければ嬉しいです。なかなか貴重なイベント(というか、飲み会)になること必至です。

ということで、皆さま、お待ちしております。以上、お知らせまで。


[DJ EVENT] 世界の音楽が流れる飲み会「家宝級」@渋谷・国境の南setlist(3/8)

こんばんは。3連休の初日、いかがお過ごしでしょうか。今日はあまり天気良くなかったですが、一雨ごとに暖かくなっていき、もうすぐ春到来となるんでしょうね。

さて、先日こちらで告知した飲み会「家宝級」@国境の南、お陰様で大盛り上がりのうちに終了しました。本ブログでのお礼が遅くなりましたが(年度末でここ数週間、慌ただしく過ごしてました…)、お越しいただいた皆さま、国境マスター&ママ、本当にありがとうございました!そしてDJsもお疲れさまでした。選曲、ホントに素晴らしかったです!

今回も色んな人と音楽を通して楽しすぎる時間を過ごせました。この豪華選曲陣ですから、内容的に面白い曲がたくさんかかったことは言うまでもありません。知らない曲ばかりかかって、ホントに刺激的でした。これが縁でまた新たにディープな交流も生まれ、飲み会を企画して本当に良かったと思います。たくさん作って持って行ったおまけCD-Rもほとんどなくなってしまいましたし(こちらも好評いただきました)。またぜひ近いうちに、ゆるりとやりたいですね。



以下、いつものようにセットリストを載せときます。残念ながら、エルスール原田店主やレコオヤジさん、アキラのは書きとめてません。僕一人分だけですみませんが、ご容赦ください。

音源内訳ですが、おまけCD-Rからの2曲(#41,#42)以外は、すべて7インチアナログ盤でした。順番はだいたいこんな感じだったと思います。もし1、2曲漏れてたらスミマセン。何かの参考にしていただければ幸いです。では、よろしくどうぞ。



Kahokyu_hibari ←締めはお嬢

<Jackie's Setlist・順番だいたいこんな感じ>
1.紅屋おかめ/ディスコ・ナンバー360
2.由布院和子/わたしの履歴書
3.山川登とベストセラーズ/失恋特急10時発
4.ローレン・中野,和田弘とマヒナ・スターズ/ゆうわく
5.片平なぎさ/なかなおり
6.松居直美/おちこぼれ数え唄
7.MITCHIE(三橋美智也)/花笠音頭
8.藤人司/浪花ロック
9.桜たまこ/おじさんルンバ
10.敏いとうとハッピー&ブルー/星降る街角
11.三田明/太陽のカーニバル
12.殿さまキングス/恋は紅いバラ
13.なかの綾/ラヴ・イズ・オーヴァー
14.竜雷太/君と二人で
15.フォーリーブス/ちょと待て下さい
16.ホップトーンズ/泡盛の島
17.憂歌団/オナカ・イ・タ・イ
18.ヒロシ&キーボー/バハマ レイディー
19.西郷輝彦/メキシコ娘
20.三橋美智也/アヤヤ・アパパ
21.佐々木新一/あの娘といっしょ
22.三遊亭円丈/恋のホワン・ホワン
23.坂本九/ELIMO(襟裳岬)
24.NAT KING COLE/LOVE ラヴ(日本語盤)
25.KING COLUMBIA/Tour Of Jamaica -soca drum edit-
26.にしきのあきら/ビギン・ザ・ビギン
27.中村晃子/愛のぬくもり
28.榎谷おさむとシャイアン・エコーズ/アカナィシヨ
29.弘田三枝子/恋のクンビア
30.中原美紗緒・浜口庫之助/清酒ジングル
31.TRIO LOS PANCHOS/山男の歌
32.PEGGY MARCH & BENNIE THOMAS/愛して愛して愛しちゃったのよ
33.バーブ佐竹/カクテル小唄
34.IKE COLE/港の灯り
35.フランク永井/恋のブルー銀座
36.井上順/人生はそんなくり返し
37.エルザ/エルザのテーマ
38.JEAN GABIN/Maintenant Je Sais
39.内山田洋とクール・ファイブ/捨ててやりたい
40.奥村チヨ/恋泥棒
41.杉本エマ/好き
42.真野響子/二人だけ(We're all alone)
43.美空ひばり/思い出の鞄

ありがたいことに、随所で好反応いただきました。オヤジーズの皆さんの受けも良かった初っぱな(#1〜#4)の流れで、僕自身スムーズに入れた感じがしてホッとしました(何せ、原田さん→レコオヤジさんと続いた、いい流れの後だったもんで)。

個人的にはアイク・コール(#34)がかけられて嬉しかったですね。気付けば兄さん(#24)と兄弟船でした!

 

以上。ありがたいことに、予想以上に各所から反響がありましたので、近いうちにまた企画したいと思います。その際はどうぞよろしくお願いします。あと色んな展開を考えてますので、お楽しみに〜。


[DJ EVENT] 世界の音楽が流れる飲み会「家宝級」@渋谷・国境の南

こんにちは。2週連続で大雪だったり、オリンピックで沸いたりと、2月に入ってから何だか慌ただしかったですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今日はイベントのお知らせを(Twitterなどでは告知済みですが、加筆しこちらでも改めて)。来月上京して今年初のDJイベント、というか「飲み会」をやります。場所はお馴染み渋谷・国境の南にて。去年は和モノ/歌謡曲イベントで盛り上がることが多かったんですが、今回はその流れのままスケールアップして世界の歌謡イベント的に(もちろん歌謡曲以外もかかります)、豪華なスペシャルゲストを迎えた選曲陣でお届けします。会話やお酒がすすむ楽しくナイスな曲がたくさんかかること間違いなし!僕自身、今から他のDJ、というか「飲み会BGM係」の選曲が非常に楽しみです。



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<世界の音楽が流れる飲み会「家宝級」@渋谷・国境の南>

日時:3月8日(土)20:00〜24:00頃(たぶん延長あり・最大27時まで)
場所:国境の南(tel.03-3463-5381)(→URLはこちら
料金:ミュージックチャージなし。飲食代のみ
スペシャルゲストDJ:原田尊志(EL SUR RECORDS)、レコオヤジ(オヤジレコード)
国境レギュラーDJ:アキラ、ジャッキー
おまけ:特製CD-R(ジャッキーpresents。数量限定)

▶EL SUR RECORDSでも大々的に宣伝頂いてます(こちら)。トップページ(こちら)にもフライヤー写真が!原田さん、恐縮です!



あくまで「飲み会」ですので、いつも以上に、あまりイベントイベントした雰囲気ではありません。いい音楽をBGMにみんなでわいわい飲もう!という感じです。日頃会ってない人たちと会ういい機会になればとも思います。ご都合つく方、ちょっと一杯飲みに来てもらえると嬉しいです。去年の11月、年忘れイベント開催時に好評だったため、今回も特製CD-Rをお土産としてお渡しする予定です。お楽しみに!&数量限定ですので、ご所望の方はお早めにお越しください!

まだかっちり決めてないんですが、僕は和モノ/歌謡曲を軸にして(やっぱり外せません!今回は特に飛び道具多めに、面白いのたくさんかけます〜)、アジア/南国音楽、演歌グルーヴ、世界の有名曲ヘンテコカバーなどもかける予定です。また紅一点、国境レギュラーDJのアキラはジャズ/スウィング歌謡やアジアンな選曲で楽しませてくれると思います。
そしてそして、何と言っても特別ゲストお二方の選曲がホントに楽しみですね〜!DJイベント嫌いというのがもっぱらの噂の二人、日本が世界に誇るワールドミュージックの殿堂EL SUR RECORDSの原田店主と、ワールドミュージック界・レコジャケ界の遅番伝道師レコオヤジさんの選曲を聴けるのは、間違いなくこの「家宝級」だけでしょう!

お店の場所は渋谷・東急本店前のビル3Fです(地図など詳細はこちら)。当日何かあれば携帯に、もし携帯がつながりにくい場合はお店の方(03-3463-5381)に連絡ください。よろしくお願いします。

何かとお忙しいとは思いますが、ぜひお友達・ご家族などお誘い合わせの上、お越しください。心地よい音楽(きっとここでしか聴けない曲多数)と美味しい料理&お酒を肴に、色々話しましょう、楽しみましょう!もちろんお一人でもお気軽に、ふらりと立ち寄りいただければ嬉しいです。なかなか貴重なイベント(というか、飲み会)になること必至です。

ということで、来月ぜひ国境の南でお目にかかりましょう。皆さま、お待ちしております。以上、お知らせまで。


2013年ベストアルバム(コメント入り最終版)

こんにちは。寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は年末年始ちょっと風邪気味で体調あまり良くなかったですね(今はもうだいぶ良くなりました)。これから冬本番に向かいますし、くれぐれもご自愛ください。

大晦日に取り急ぎコメントなしでアップした年間ベストアルバムですが、体調がそんな感じでしたので正月休みに更新できず、すみませんでした。さらに年末年始はずっと大滝詠一氏の追悼モードでしたし…。少し遅れましたが、今日はコメント入り版をお届けします。では、よろしくどうぞ。



☆ベストアルバム

Jmonae_elady  Habate _yadelal  Jupiterokwess_hu
Masboppers_sb  Abeba_d  Dumpstaphunk
Jh6_minute  Mgaray_asado  Ovoadora_fv  Stromae_racine

1.JANELLE MONAE/The Electric Lady
2.HAMELMAL ABATE/Yadelal
3.JUPITER & OKWESS INTERNATIONAL/Hotel Univers
4.吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ/シニア・バカナルズ
5.ABEBA DESALEGN/Yelehubetim
6.DUMPSTAPHUNK/Dirty Word
7.THE JAMES HUNTER SIX/Minute By Minute (LP)
8.MININO GARAY Y LOS TAMBORES DEL SUR/Asado
9.ORQUESTRA VOADORA/Ferro Velho
10.STROMAE/Racine Carree

<コメント>
旧譜は相変わらず歌謡曲の7インチ中心に聴いていたが、新譜は例年に比べワールドミュージックとソウル/ファンクをよく聴き込んだ。特に夏〜秋以降に購入した盤が印象に残り、それでほぼベストテンを占める結果になった。ちなみにLPで購入した(7)以外は、すべてCD。

■ワールドミュージック
(2)(3)(5)(8)(9)(10)と久々に6枚ものアルバムがランクイン。引っかかりのあった傑作・充実作が他ジャンルよりも多かった。特に(2)(5)のエチオピア女性陣は歌・サウンドともに素晴らしく愛聴盤に。今回聴き込み不足で外したがアスター・アウェケの新譜も良かった(2014年ベスト候補?)。エチオピアはまだまだ面白い人がたくさんいそうなので、今後楽しみ。個人的に掘り下げていきたいところ。
コンゴ・ファンクの(3)、豊かな音楽性が魅力のアルゼンチンごった煮楽団(パリと行き来するパーカッショニストがリーダー)の(8)、ブラジル産ブラバンの(9)、フレンチ・エレ・ポップの(10)など刺激的な出会いが結構あり、世界には面白い人たちがたくさんいることを再認識した。他にまだしっかり聴けてないCDもあり、それは年初のお楽しみとしたい(気が向けばレビューもアップします)。ランク外となったがアジアやアラブにも好盤があったし、ワールドミュージック関連は今年も面白いことになりそうな予感。なおランクインした6枚はすべてエル・スール・レコーズで購入(今年もよろしくお願いします!)。

■ソウル/R&B/ファンク
日頃から熱心に聴いてるわけじゃないが、自分の波長と合った感じで、繰り返し聴けるものが多かったように思う。(1)は最新型R&Bというよりも、ロックやヨーロッパ映画音楽もぶち込んだハイブリッド・ポップの位置づけ。内容の良さは言うまでもないが、フルアルバム2枚目にしてようやく日本盤が出たのも嬉しかった(傑作1stは日本盤未発売のまま)。重量級ニューオリンズ・ファンクの(6)、パブロックテイストのUKソウル(7)(チェスレーベルの匂いもする好盤)など、高レベル盤に当たる確率が高かった。

■ロック/ポップス
珍しくランクイン作がなかったのに今更驚いた(前述(7)はこちらでもOKかもしれないが)。ただベテラン・ロック勢の佳作はそれなりにあり、特にポール・マッカートニー、エルヴィス・コステロ&ザ・ルーツらのイギリス勢が印象に残った。また購入時期が年末になってしまったので外したが、ポール・キャラックの新譜は内容が非常に良く、愛聴した(あまり日本では話題にならないのが残念)。次点としてぜひ挙げておきたい。

■日本人関連
毎年多くのアルバムがランクイン(もしくは別枠で10枚選出)するのだが、今回は(4)しかランクインせず。個人的にはちょっと面白いことになった。年を取るごとに味わいが増していく吾妻さん(たぶんこれからずっと好きでいるんだろうな)の他には、残念ながらベストテンに入れるほど愛聴したアルバムがなかった。(((さらうんど)))、一十三十一などは優れたシティポップだったが、キラキラした音が僕の気分にたまたまマッチしなかった。
僕の周辺では(Twitterなどの情報も含め)若手歌手・バンドを中心に割と盛り上がっていたような気もするが、僕自身のアンテナにはあまり引っかかってこなかった。理由はよく分からないが、自分のアンテナの向きが違う方向を向いていたのかもしれないし、自分の好みがまた変わりつつあることの兆しなのかもしれない。いずれにしても小手先で作ってみた類いのものではなく、幹がぶっといのを聴きたいなと。今年期待したいのはマンタ・レイ・バレエのフルアルバム。待望のデビュー・アルバムが、もうすぐ出るはず(だよね?)。



上記に載せたものも含め、次点的なものを挙げておきます。ご参考まで。

・PAUL CARRACK/Rain Or Shine
・PAUL McCARTNEY/NEW
・ELVIS COSTELLO & THE ROOTS/Wise Up Ghost
・TROMBONE SHORTY/Say That To Say This
・LORD MOUSE & THE KALYPSO KATZ/Go Calypsonian (LP)
・MOUSSU T E LEI JOVENTS/Artemis
・BOOM PAM/Manara & Summer Singles
・THE SOUL OF MAGNOLIA/Same
・LOS AMIGOS INVISIBLES/Repeat After Me
・(((さらうんど)))/New Age
・一十三十一/Surfbank Social Club
・冗談伯爵/ city line/bird man/雨あがり (CD-R Single)
・ASTER AWEKE/Ewedihalehu(→2014年候補?)



☆ベスト歌謡曲(シングル)

Nakanoaya_hotel  Amano_siosai

・なかの綾/ホテル(B面:ラヴ・イズ・オーヴァー) (7inch)
・天野春子(小泉今日子)/潮騒のメモリー (CD)

<コメント>
歌謡曲や80年代アイドルポップがマニア以外にも久しぶりに脚光を浴びた年だった。もちろん「あまちゃん」特大ヒットの影響が大きく、関連CDも出たり色々盛り上がった。小泉今日子と薬師丸ひろ子が年末の紅白で共演するなんて誰も想像できなかったし(上掲シングルはストレートな名曲)、これぞ昔の歌謡曲が持っていた正統派「お茶の間感」だと膝を打った。なかの綾はそれとは別のところにある「お水感」が魅力的だった(さすがは現役ホステス)。このシングルはサウンドの良さも相まって、両面とも何度も聴ける逸品だった。

きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfume、ももクロ、AKB関連など、楽曲クオリティの高いアイドルもいるんだろうなとは思いつつ、どれも買わずじまい。世の中の過度なサウンド志向に対して、無意識のうちにどこか「歌」を求めてるからなのか?と思ったり(もちろん自分自身もサウンド志向なのは認めつつ)。職業作詞家・作曲家・編曲家チームがしっかり練って作った歌を聴きたいという欲求が自分のなかで高まっていて、往年の歌謡曲にあった輝きの源泉はやはりそこにあったんだろうと思うこと多し。そういうことにも関連して、個人的には『ラグジュアリー歌謡』が出たのも2013年の大きなトピックだった(ブログ関連記事)。



あと補足的につらつらと。

☆ベスト・ライヴ
・PAUL McCARTNEY @京セラドーム大阪(11/12)
(次点)MOUSSU T E LEI JOVENTS @心斎橋Conpass(9/27)
(別枠)国境の南マスター還暦祝ライヴ @渋谷gee-ge(10/19)

☆ベスト・アート(展覧会)
・「アンドレアス・グルスキー展」@国立新美術館
(次点:観た日順)
「マリオ・ジャコメッリ写真展」@東京都写真美術館
「ボストン美術館 日本美術の至宝」@大阪市立美術館
「北魏 石造仏教彫刻の展開」@大阪市立美術館

ベスト・ライヴは文句なしにポール!水も飲まずに歌って弾いて笑わせて最高にハッピーだった3時間。御年71歳とは思えない超人ぶり。また絶対来日してほしい。別枠で挙げたが、ポレポレバンドの再結成が個人的には本当に嬉しかった(アマチュアバンド最高峰)。マスター、今後ともよろしくお願いします。

あとベスト・ブックを選ぼうとしたが、選べるほど新刊を読めてないので見送り。新刊ではないが印象に残った本として、『ちょっとピンぼけ』 (ロバート・キャパ)を挙げておく。昨年が生誕100周年だったキャパだが、日本ではさほど話題にならなかったのが残念。この本はエンターテインメント性に富んで、とにかく面白い。写真や現代史に興味のある人はぜひ。

残念ながら、2013年も多くの方が亡くなった。島倉千代子さん、岩谷時子さん、J.J.CALEなど、、。特にLOU REEDが亡くなったのには非常にショックを受け、しばらく彼の音楽ばかり聴いて過ごしていた。そして言うまでもなく、年末ギリギリに飛び込んできた大滝詠一さんの訃報、、。これには言葉を失った。謹んで故人のご冥福をお祈りします。どうぞ安らかに。



ということで、長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。気が向けば再発・発掘盤のオススメもアップできればと思います。

今年もいい音楽にたくさん出会いたいですね。そのためにはできるだけ動き回って、現場(ライヴ会場やレコ屋など)に足を運ぼうと思ってます。また自分の主催イベントもいくつか新たな展開を考えてますので、お楽しみに。本ブログももう少し更新頻度を増やしていきたいと思ってますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


2013年ベストアルバム

あと数時間で2013年も終わろうとしています。今年は世間的にも個人的にも激動の年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

一年の終わりの日に、大滝詠一氏の訃報(こちら)が流れてきて、ショックを受けています。昼から色んな事に手が付けられないままです…。心よりご冥福をお祈りいたします。どうぞ安らかに。本当にありがとうございました。



気を取り直していきます。大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします(取り急ぎコメントなしで。コメント入りversionは年明けにアップ予定)。旧譜は相変わらず歌謡曲の7インチ中心に聴いてましたが、新譜は例年に比べワールドミュージックとソウル/ファンクをよく聴き込みました。ベストテンにもそれがしっかり反映されていると思います。では、よろしくどうぞ。

<追記:コメント入り最終版アップしました→こちら!



☆ベストアルバム

Jmonae_elady  Habate _yadelal  Jupiterokwess_hu
Masboppers_sb  Abeba_d  Dumpstaphunk
Jh6_minute  Mgaray_asado  Ovoadora_fv  Stromae_racine

1.JANELLE MONAE/The Electric Lady
2.HAMELMAL ABATE/Yadelal
3.JUPITER & OKWESS INTERNATIONAL/Hotel Univers
4.吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ/シニア・バカナルズ
5.ABEBA DESALEGN/Yelehubetim
6.DUMPSTAPHUNK/Dirty Word
7.THE JAMES HUNTER SIX/Minute By Minute (LP)
8.MININO GARAY Y LOS TAMBORES DEL SUR/Asado
9.ORQUESTRA VOADORA/Ferro Velho
10.STROMAE/Racine Carree



☆ベスト歌謡曲(シングル)

Nakanoaya_hotel  Amano_siosai

・なかの綾/ホテル(B面:ラヴ・イズ・オーヴァー) (7inch)
・天野春子(小泉今日子)/潮騒のメモリー (CD)



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年こそ、もう少し更新頻度を増やしていきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。


[DJ EVENT] 年忘れDJパーティー@渋谷・国境の南setlist(11/30)

こんにちは。いよいよ師走に突入しましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ついに来年ブラジルで開催されるW杯、1次リーグの組み合わせも決まりました(昨日の深夜、眠い目をこすりながら僕も抽選会観てました)。日本はグループC。決して簡単に勝てる相手はいませんが、チャンスは十分あり。期待して応援しましょう。他の組は死のグループも複数あり(ここに入らなくてホッとしました)、熱い戦いが繰り広げられることでしょう。いよいよスイッチ入ってきました。半年後がホント楽しみですね〜。

さて、先日こちらで告知した年忘れDJイベント@国境の南、お陰様で大盛り上がりのうちに終了しました。本ブログでのお礼が遅くなりましたが、お越しいただいた皆さま、UST見ていただいた方々、ママ&マスター、本当にありがとうございました!DJsもお疲れさまでした。選曲、ホント楽しかったっす!またやりたいっすね。

準備にバタバタして僕の到着が遅れたり、機材トラブルでUSTつながらない時間も結構あったりして申し訳ありませんでした…。そんななか、かなり久々に会う友人が何人も来てくれてとても嬉しかったですし、色んな人と音楽を通して楽しすぎる時間を過ごせました。笑いの絶えないイベントになり、企画して本当に良かったです。まだやったことのない90年代ナイトの話なんかも出てきましたので、またいつか実現できればと思ってます。



IMG_2832 ←リウくん&ママ

結局、閉店の午前3時までワイワイ楽しくやりましたが、総勢8名に及ぶ他DJの選曲も抜群で、あっという間に時間が過ぎた感じです。今回は人数が多かったため、一回りした後、途中から各人2曲ずつリレーでつないでいく方式を取りました。これがヴァラエティに富んで、なかなか楽しかったです。前々回前回あげたセットリストを参考にしてくれた方もいたため、今回も載せときます。

音源内訳としては、ほぼすべて7インチアナログ盤で、CDは1曲(#22)、8cm短冊CDシングルが2曲 (#23,#24)でした。やっぱり7インチは目も耳も楽しく盛り上がりますね!以下、僕一人分のセットリストですが、何かの参考にしていただければ幸いです(順番はたぶんこれで合ってると思います。DJ交代のタイミングで特に後半は細切れにかけてます)。よろしくどうぞ。



1.谷ちえ子/花の女子高数え歌
2.片平なぎさ/なかなおり
3.川島なお美/シャンペンNo.5
4.にしきのあきら/ビギン・ザ・ビギン
5.南州太郎/ハメハメ
6.ビートたけし/OK!マリアンヌ
7.内田裕也/さらば愛しき女よ
8.松方弘樹/野次馬がいく
9.水前寺清子/ありがとうの歌
10.憂歌団/オナカ・イ・タ・イ
11.坂本九/ELIMO(襟裳岬)
12.NAT KING COLE/LOVE ラヴ(日本語盤)
13.TRACEY ULLMAN/They Don't Know 夢みるトレイシー
14.郷ひろみ/寒い夜明け
15.少女隊/君の瞳に恋してる
16.スリー・ファンキーズ/でさのよツイスト
17.薬師丸ひろ子/ハードデイズ ラグ
18.なかの綾/ラヴ・イズ・オーヴァー
19.サーカス/♡メネフネ♡ラブソング
20.TACO/Puttin' On The Ritz 踊るリッツの夜
21.ジャニーズ/若い夜
22.大空はるみ/Sho-jo-ji
23.NADIA GIFFORD/Last Christmas ラスト・クリスマス(日本語ヴァージョン)
24.森高千里/千里サンバ
25.小川知子/二十五才の遺書
26.弘田三枝子/マック・ザ・ナイフ

ありがたいことに随所で好反応いただきましたが、今回いちばん反響の大きかったレコはたぶんこれ。とにかく最高です!

 

以上。また企画してイベントやりますので、お楽しみに〜。今年も残すところあと数週間、ブログの更新もラストスパートで頑張ります!


[DJ EVENT] 年忘れDJパーティー@渋谷・国境の南

こんにちは。ちょっとご無沙汰してますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?「秋のレビュー祭り」の更新が滞ってましてすみません。。僕自身いろいろと動きがあり、このところ慌ただしい日々を送っておりました。こちらはすぐに再開しますので、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。



さてその前にお知らせを。今度の土曜日、上京してDJイベントやります(前回イベントはGW開催でしたので、7ヶ月ぶり)。場所はお馴染み渋谷・国境の南にて。最近は和モノ/歌謡曲のイベントが多かったんですが、今回は久々にオールジャンルの選曲です。ちょっと早めの忘年パーティーということで、国境関係のDJ勢揃いでお届けします。会話やお酒がすすむ楽しくナイスな曲がたくさんかかること間違いなし。僕自身、他のDJの選曲が非常に楽しみです。

Kokkyodj_131130

日時:11月30日(土)19:00〜24:00頃(延長あり)
場所:国境の南(tel.03-3463-5381)→ http://www.kokkyo.net/
料金:ミュージックチャージなし。飲食代のみ
DJs:Akira、S★ken、Teracchi、Matsuno、Shinobu Nakamaru、IZU、Ryutaro Seki、僕
配信:USTREAMにて → http://www.ustream.tv/channel/kokkyo
おまけ:特製CD-Rプレゼント(あくまで予定。数量限定。当日お尋ね下さい)

いつものように、あまりイベントイベントせず、忘年会兼ねてみんなでわいわい飲もう!という感じでやれればと。日頃会ってない人たちと会ういい機会になればとも思います。ご都合つく方、ちょっと一杯飲みに来てもらえると嬉しいです。あと、あくまで予定ですが、特製CD-Rもプレゼントできるかもしれません(なかった場合はご容赦ください)。

僕は和モノ/歌謡曲を軸にして(やっぱり外せません!面白いのたくさんかけます〜)、南国音楽、ほっこりジャズ、Xmasソングなどもかける予定です。また、踊れるジャニーズ、シティポップテイストのラグジュアリー歌謡、演歌グルーヴ、渋谷系アジアン、ニューオリンズ・ファンクなど、踊れる曲・踊れない曲・名曲・迷曲とり混ぜ、時間の許す限り色々かけたいと思ってます(もちろん飛び道具もあり)。楽しい曲、懐かしい曲、きっとここでしか聴けない曲もかかりますんで、ぜひお越しください。なおUSTで中継もやりますので(上記参照)、会場に来れない方はこちらでお楽しみいただければ幸いです。

お店の場所は渋谷・東急本店前のビル3Fです。地図など詳細はこちら(↓)をご覧ください。
http://www.kokkyo.net/
当日何かあれば携帯に、もし携帯がつながりにくい場合はお店の方(03-3463-5381)に連絡ください。よろしくお願いします。

年末が近づき、何かとお忙しいとは思いますが、ぜひお友達・ご家族などお誘い合わせの上、お越しください。心地よい音楽と美味しい料理&お酒を肴に、久々に色々話しましょう、楽しみましょう!もちろんお一人でもお気軽に、ふらりと立ち寄りいただければ嬉しいです。

ぜひ今度の土曜、国境でお目にかかりましょう。皆さま、お待ちしております。以上、お知らせまで。


【ナツカヨ特別編】光GENJI〜最後のスーパーアイドル

こんにちは。それにしても毎日本当に暑いですね。この酷い暑さが毎年レベルアップしていかないことを願うばかりです。皆さま、くれぐれもご自愛ください。お盆休み中(Uターン中?)の方も多いでしょうから、夏バテしないよう、ゆったりとお過ごしください。



そんな夏を乗り切る歌「ナツカヨ」(本家ナカレコさんお墨付き)の第二弾。女性だけピックアップした前回の予告通り、今回は男性特集、しかも「おそらく音楽的切り口では誰も取り上げないだろうと思われる」アイドル・グループ、光GENJIの特集です!

昭和から平成へと移行する時代の変わり目、爆発的人気を博した彼ら。短期間で異常に盛り上がった人気は歌番組の終焉とも相まって、一気に下降線を辿ってしまった印象があります(あくまで個人的感想ですが)。その後は残念ながら元メンバーの不祥事等あり、一般的にはあまりいいイメージがないかもしれません。ただ社会現象という意味では、おそらく彼ら以降、彼らを超える男性アイドルは出て来てないと言っても過言ではないでしょう。

しばらく前までは僕もご多分に漏れず、初期のシングル曲(特に「パラダイス銀河」)でローラースケート履いてクルクル回ってるイメージが強すぎ、アルバムまではなかなか手を出せずにいました。が、思い立って中古CDを購入し聴いてみたところ、想像以上にいい曲が多くてビックリした次第。季節的に夏向きの曲が多く(やっぱアイドルは夏と冬ですね)、いいナツカヨが集まりましたので、まとめてご紹介します。

なお男性アイドルとしてのカッコ良さ(加えてメンバー個々人に対する思い入れ)という視点/視線は残念ながら少なめですので、熱狂的ファンの方々はその点ご了承頂ければと。あくまでCD/レコードを通して音楽的観点から魅力を掘り下げるという紹介の仕方になることを踏まえて、お楽しみ頂ければと思います。前置きが長くなりましたが、アルバム曲を中心にドドンと10曲お届けします(各アルバム2曲ずつ。基本的にソロ曲を除きグループ歌唱曲をセレクト)。では、よろしくどうぞ。

(補足)今も夏の甲子園ブラバン(こちらでもあまちゃんが話題)で、「パラダイス銀河」が演奏されてるのを聞くとちょっと感慨深いですね。



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■光GENJI/Hi! ('88/7/28発売・2nd)

☆ サマー スクール →YouTubeリンクはこちら(22:50あたりから)

特大ヒット曲「パラダイス銀河」(作詞・作曲:飛鳥涼、編曲:佐藤準。最近ASKAが話題になってますが、この曲はポップスとして完璧。レコード大賞受賞も納得)を収録した2ndアルバムより。ジャケからも想像できるように南国をイメージした曲多し。この曲は思春期男子の想いが詰まった青春サマーポップ。作詞:原真弓、作曲:濱田金吾、編曲:佐藤準、コーラスアレンジ:JIN。キラキラした夏を描き出した佳曲で、濱田金吾の起用に思わず唸った。

☆ 君を乗せた海賊船 →YouTubeリンクはこちら

アルバムからもういっちょ。ファンキー度増量のカッコイイ曲。サウンド的にはプリンスやジャネット・ジャクソンを彷彿とさせるデジタル・ファンク。歌詞とビートが相まって、結構クセになるジャム&ルイス歌謡(特にサビは気付いたら口ずさんでること多し)。時代が違ったら「ONE PIECE」のテーマ曲になってたかも。作詞:高柳恋、作曲:米倉良夫、編曲:佐藤準。



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■光GENJI/Cool Summer ('90/7/25発売・6th)

まずアルバムについて。とにかくジャケがスゴイ。透け透けシャツっすよ。ブックレットの他の写真も露出度高いっす。女子人気があるのは分かるけど、こりゃゲイの人たちにも根強い人気ありそうだわ(短パンも多いし)。あとこのアルバム、バハマの首都ナッソーにあるコンパス・ポイント・スタジオ(アイランドのクリス・ブラックウェルが創設したスタジオ)で録音されてるとは!日本国内のスタジオも併記されてるから、どのパートを録ったのかは分からないけど、ちょっとビックリ。さすが、金あるよね〜。

☆ 風はオレンジ →YouTubeリンクはこちら

ズバリ、ジャニーズ史上に残るナツカヨ名曲。夕暮れ時の心地よい風を感じるミディアム・メロウ。作詞:澤地隆、作曲:松尾清憲、編曲:椎名和夫。松尾清憲のナイスメロディを山下達郎バンドつながりの青山純(dr)、伊藤広規(b)、松田真人(key)らがバックで盛り立てる(ギタリストでもあるアレンジャー椎名和夫つながりだろう)。さらに斉藤ノブ(perc)、ジェイク H. コンセプション(sax ←これがまた染みるんだ)が加わり、まさに鉄壁。サマー・ブリーズがフワリと頬を撫でていくこの感じ、シティ・ポップ好きに自信を持ってオススメしたい。

☆ あてもなくオルフェ →YouTubeリンクはこちら

トシちゃんや少年隊がやってそうな情熱ラテン歌謡。サルサのリズムが腰にくる。歌うは年長組「光」の大沢樹生。作詞:平井森太郎、作曲:網倉一也、編曲:和泉一弥。郷ひろみ、田原俊彦を手掛けた網倉一也が作曲ということで、まさにジャニーズ王道ど真ん中。バックは松原正樹(g)、松武秀樹(synthe)、浜口茂外也(perc)、ジェイク H. コンセプション(sax)、木戸やすひろ(cho)など、シティポップ/フュージョン界隈の強力メンツ。溶けるようなビートに乗せて、妖しくゆらめく真夏の夜の夢。クラブでガツンとかけたいジャニ曲筆頭!

曲ごとに作家陣を入れ替え、贅を尽くしただけあって、本アルバムは非常に良い出来。他にもいい曲あるため、見つけてぜひ聴いてもらいたい好盤。



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■光GENJI/VICTORY ('91/10/2発売・10th)

☆ CANDY GANG →YouTubeリンクはこちら

ナツカヨの「真夏の夜のジャズ」枠選出。ポップでスウィンギーなジャニジャズの系譜。作詞・作曲:西岡千恵子、編曲:佐藤準。大恐慌前・20年代ジャズエイジの雰囲気あるのはアレンジの妙。バックを固めるのは今剛(g)、佐藤準(key)ら腕達者たち。キャンディ・ジャズという言葉を思い出したけど、甘さと元気さと背伸び感、そしてゴージャス感までもミックスされた逸品。ジャニーズはこういうショービズ・テイスト得意だよね!ホント感心、アンド安心して聴けるジャニジャズ会心作。

☆ 課外授業 →YouTubeリンクはこちら

溌剌とした夏向きポップ。作詞:高柳恋、作曲:割田康彦、編曲:佐藤準。レゲエで始まるイントロは、ちょっとコートニー・パインみたいな雰囲気。このまま行くかと思ったら、歌が始まる頃にはいつの間にかモータウン調に。その違和感のなさ、アレンジ力に感服。ちなみにバックは上記「CANDY GANG」と同じメンツ。



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■光GENJI/HEART'N HEARTS ('94/3/2発売・17th)

変則的な2枚組アルバム。Disc1(HEART)にはソロ曲7曲を、Disc2(HEARTS)には「TAKE OFF」(16枚目のシングル)から「この秋‥ひとりじゃない」(23枚目のシングル)までのシングル8曲を発売順に収録+最後に新曲3曲を収録。

☆ リラの咲く頃バルセロナへ →YouTubeリンクはこちら

このアルバムからはサクッとシングル2曲を。まずは17枚目のシングル('92/4/29発売)。同年夏に開催されたバルセロナオリンピックの応援ソングとして、日本オリンピック委員会(JOC)に起用された。グループ自体も「オリンピック広報アドバイザー」の肩書きを与えられたらしい。最近オリンピックの話題が多いこともあり選出。当時さんざんTVで流れてたんだろう。♪君は夏のマタドール、というフレーズ、ちゃんと覚えてたよ。思い入れはないけど懐かしいなぁ。口ずさみやすいメロディが好感度高い曲。作詞:康珍化、作曲:後藤次利、編曲:後藤次利/新川博、コーラスアレンジ:曳田修。

☆ BOYS in August →YouTubeリンクはこちら

次は22枚目のシングル('93/8/4発売)。ちょっと派手めロックテイストあるこの曲は、今のJ-POPに直結するようなナンバー。タイトル通りスコーンと突き抜けた明るさは、今では貴重な感じも。作詞:松井五郎、作曲:後藤次利、編曲:米光亮。



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■光GENJI/FOREVER YOURS ('94/7/21発売・18th)

☆ BABY PLEASE →YouTubeリンクはこちら

さて最後のアルバム。これが実質的に7人最後のアルバムとなった。かなりSMAP的なテイストを持つアーバン・ソウル歌謡。作詞・作曲:高橋一路(元ザ・シャムロック)、編曲:根岸貴幸、コーラスアレンジ:土橋雅樹。動画リンクを見る限りでは赤坂晃がソロで歌ってるようだけど、もうすっかり大人。しかも郷ひろみから松本潤(嵐)まで脈々と続く王子様の系譜!これは男が見てもカッコイイね。サウンド的には、松下誠(g)、ジェイク H. コンセプション(sax)がいい仕事してる。大人のムード漂う夜曲。いい曲。

☆ 恋の温度 →YouTubeリンクはこちら

最後はジャニーズ・ナツカヨ屈指の名曲で締め。これが最後のGENJIナンバー(年長者を除いた5人「GENJI」歌唱曲)。詞・曲・アレンジなど完璧なサマーソング。個人的にはこの夏、この曲と出会えてホントに良かったと思えた夏アンセム。作詞:高柳恋、作曲:清水千穂、編曲:根岸貴幸、コーラスアレンジ:土橋雅樹。山下達郎「高気圧ガール」的なコーラスアレンジや、海岸ドライブ仕様の開放感ある夏向きアレンジが素晴らしい極上ラテンフュージョン歌謡。こういうのに出会えるからアイドル歌謡は侮れないッス。



どうでしょ?まさかの展開?売れてる人にはいい曲が集まる(作家・ミュージシャン等にお金をつぎ込めるため)、という最近特に実感してる法則を実証すべく、果敢にチャレンジしてみました。そして、やはりたくさんいい曲がありました。もし興味を持られた方は先入観抜きで聴いてみてください(中古で見かけたら安いCDばかりなので、ぜひ果敢に)。

そうは言っても、こんなにたくさん聴くのは大変。。特にオススメの曲は?という効率重視の方には、以下3曲をご提示させていただきます。どれも名曲!

・「風はオレンジ」(リンクはこちら) メロウ名曲
・「CANDY GANG」(リンクはこちら) ジャニジャズ会心作
・「恋の温度」(リンクはこちら) 最強ナツカヨ

ということで、この辺で。長文失礼しました。アイドル歌謡は奥が深いし、何よりも楽しいのがいいですね!

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


【ナツカヨ】夏を彩る歌謡曲

こんちわー。毎日暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。気付けば2ヶ月ぶりのご無沙汰ですね。あいすみません。。

先日ナカレコさんで開催されたナツカヨ特集(=毎年この季節に開催されている夏に聴きたいうた/歌謡曲特集)、いつも楽しみにしている僕は初日に駆けつけ、良(涼)盤を何枚かゲットしました(僅差でゲットできなかったのもありましたが…)。今年も大好評だったようで(今年の特集ページはこちらこちら。店内の様子はこちら)、週明け早々めぼしいモノは既に売り切れ、3日目に伺った際はもう終わった感がありました(早い!)。それだけ楽しみにしてた方が多いという証拠でしょうね。

さてこれからが夏本番、日本の暑い夏を乗り切るにはやっぱ「ナツカヨ」でしょ!ということで、ナカレコさん完全便乗企画「ナツカヨ・ジャッキー編」をドドンとお届けします。もちろん本家承認済み!では、よろしくどうぞ。



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■香坂みゆき/夢で逢えたら →YouTubeリンクはこちら

まずは名曲のボサノヴァ・カバー(作詞・作曲:大瀧詠一、編曲:川村栄二)。今はすっかり女優/タレントのイメージが強い彼女、元はアイドル歌手だった。これは歌手としての最後期にあたる'91/4/21リリースのカバー・アルバム「Cantos 1」に収録された涼感あるボサノヴァ歌謡。ただブラジルの健康美というよりはヨーロッパの退廃美を投影したような感じで、ムーンライダーズ的と言えるかも?(以前書いた石川セリの記事参照ください→こちら)。エアコンの効いた部屋の水槽の中をフワリと漂うような人工的冷ややかさがクセになる。吉田美奈子(オリジナル)、シリア・ポール、サーカス、土岐麻子など多くの歌手に歌い継がれている名曲だけど、このカバーも秀逸。松下誠(g)、浜口茂外也(per)などの強者がバックを固めているのもポイント高し。

このアルバムには「あの日に帰りたい」(荒井由実)、「どうぞこのまま」(丸山圭子)、「ジェントルレイン」(豊島たづみ)など女性SSW曲のカバーも収録されており、軒並み粒ぞろい。現在廃盤みたいだけど、聴くごとに味わい深い好盤につき、中古で見かけたらぜひ購入を。ちなみにこのカバー・シリーズは3枚出ており、他の「Cantos 2」「Cantos 3」はしっとりジャジーな印象。こちらもいい曲があるので機会をみて紹介できればと。



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■中山美穂/白い砂のラ・メール →こちらでアルバム試聴可(動画なし)

次もアイドルから女優へと移行したひと、中山美穂。個人的には80年代のトップアイドル期の印象が(楽曲的にも)強烈だったせいか、90年代も歌手と女優業をしっかり両立してやってるのをここ数年で知って意外に思った。しかもいい曲が結構あって二度ビックリ。上記、香坂みゆきがインドアなら、こちらは陽光が降り注ぐアウトドア・ボッサ。心地よい風を感じる佳曲。海外旅行滞在先ホテルの名前入りエアメールという小道具も、インターネット普及前の時代を感じさせて雰囲気。作詞:松井五郎、作曲・編曲:崎谷健次郎。'90/7/18発売の12thアルバム「Jeweluna」より。

アルバム中で他には、何と本人が作詞作曲を手掛けた「そしてその夏」(作詞・作曲:中山美穂、編曲:十川知司)がトロピカル度高いナツカヨでオススメ。時代的・楽曲的にはズークあたりとリンク。



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■中山美穂/Crazy moon →こちらでアルバム試聴可(動画なし)

次もミポリン連投で(結構いいアルバム多いんですよ!)。ボサノヴァに続いてはエキゾ・ラテン。'91/3/15発売の13thアルバム「De eaya」より。「でいいや」という日本語をスペイン語風に表記したというタイトルの由来からも分かるように、無国籍をテーマに制作されたアルバム。ここからクセになるラテン曲をセレクト。作詞・作曲:大貫妙子、編曲:ATOM(=井上ヨシマサ+久保幹一郎のユニット)。クレジットを見て、ラテンで大貫妙子というのはちょっと意外だった。この曲はゆったりしたビート、ラウンジーなピアノ、軽やかに響くフルートなど、ヒップホップを通過した南国風味のアイドル歌謡といった具合で、ホント素晴らしい。21世紀の今こそ聴かれるべきグローカル・ビーツというのは言い過ぎか?

アルバムには他にも、サンディー的なワールドミュージックというか、無国籍感覚ポップというか、そんな感じのいい曲あり。例えば「MANA」(作詞:上田知華、作曲:井上ヨシマサ、編曲:ATOM)は、ボ・ディドリー製ジャングル・ビートと南国エキゾが合体した、かなり手の込んだ無国籍ポップ。とてもアイドルのアルバム曲とは思えないほどのクオリティ。彼女には他にもいい曲・いいアルバムあり、こちらも折を見て紹介できればと。ところで、キーパーソンの井上ヨシマサって一連のAKB楽曲を手掛けてるひとだったんだと最近知ってビックリ。完全スルーのAKBにもナイスなナツカヨがたくさんあったりしてね。。さすがにそこまで追うと、キリがないけど(笑)。



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■東京パフォーマンスドール/DOUBT ~きょうの貴方はよく喋る~
 →YouTubeリンクはこちら (6:30過ぎくらいから)

次はアイドル冬の時代に活動した彼女たちを。篠原涼子、市井由理、穴井夕子らを擁したアイドルグループで、当時僕も存在は知ってたけど彼女たちの曲は聴いたことがなかった(本アルバムと同時期にリリースされ大ヒットする篠原ソロ、EAST END × YURIはもちろん知ってたけど)。1,2年前ふと思い立ち中古CDを入手して聴いてみたところ、そのクオリティの高さにビックリした次第。この曲は'94/8/1発売の9thアルバム「NEVER STOP: Cha-DANCE PARTY VOL.9」より。夜の高速ドライヴィンにピッタリのアーバン・ラグジュアリー歌謡(作詞:前田たかひろ、作曲:エース清水、編曲:杉山卓夫)。エース清水ってもしや、と思って調べたら聖飢魔Ⅱの人で、またビックリ!歌うのは八木田麻衣、米光美保、木原さとみの3人。歌も上手いし、声もいい。気持ちいいコーラスに乗せたフリーソウル風アレンジとキーボード・ソロ(ビブラフォンに似せた音色)がタマリません。

アルバムからもういっちょ。こちらは、夏!海!恋!というわかりやすい陽性イケイケサマーソングな「夏のススメ -Summer Vacation-」(リンクはこちら)。メンバー全員が歌ういかにも90年代的ゴージャス感あるダンス仕様ファンキーチューン。ギターが芳野藤丸と聞けば触手が動く方もいるだろう。化粧品とか日焼け止めのCMで使われてそう。中国語ヴァージョンもあり(リンクはこちら)、結構いい。時代的に損をしてるのかな?という感じの彼女たち、まだいい曲がありそうなんでアルバム中心にもう少し掘り下げてみたいところ。



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■内田有紀/恋愛セラピスト →YouTubeリンクはこちら

ナツカヨ最後は京平先生で締め。内田有紀の1stアルバム「純情可憐乙女模様」('95/2/8発売)より。ゆるりとしたいい感じのレゲエで、ズバリ"No Woman, No Cry"歌謡(作詞:泉麻人、作曲:筒美京平、編曲:藤井丈司・佐橋佳幸)。「悩まない女はいない」けど、ケセラセラだよ、と歌うお気楽さが気持ちいい。そう言えば、デビューシングル「TENCAを取ろう! ー内田の野望ー」('94/10/21発売。アルバムとともにオリコン初登場第1位獲得)もお気楽レゲエ調だったなぁ。当時の流行り?それとも京平先生の好み?

あとアルバムラスト曲「NEVER ENDING PARTY ~アリガトウ バージョン~」(作詞:工藤哲雄、作曲:坂下正俊、編曲:大竹徹夫・坂下正俊・武部聡志)がナイスなポップ・ジャズ歌謡なんだけど、1分半しかなくてホント残念。あればぜひフルヴァージョン聴きたいです。



以上、女性アイドル/女優/タレントの顔を持つ人たちばかり(しかも90年代のCDのみで)集めてみました。意外とこの辺の人たち・時代は見過ごしがちなのでは?予想以上にいいナツカヨありますよ。おそらく香坂みゆき以外は、安価で中古CD入手できると思いますので(ブック○フなどでは投げ売りコーナーでしょ)、もし興味をお持ちの方は一度聴いてみることをオススメします。

さてこのナツカヨ、実は第二弾も予定してます。今回は女性ばかりでしたので、次回は男性特集を。おそらく音楽的切り口では誰も取り上げないだろうと思われる人たちなので、乞うご期待!引き続きどうぞよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


郷ひろみのどす黒グルーヴ盤 <再発CD化希望>

こんばんは。このところ毎日暑いですね。気温だけだと、初夏を通り越してもう夏…。爽やかな季節はいずこに?

さて、久々に郷ひろみのアルバムレビューを。「ヒロミックの魅力を広めるべく、微力ながら今後不定期にアルバムなど紹介していく予定です」と書いた前回レビューから何と1年4ヶ月ぶり(間が空いてスイマセン!)。今回紹介するこのアルバム、実は結構暑苦しいんですが、まぁ夏先取りってことで。では、よろしくどうぞ。



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■郷ひろみ/ナルシリズム('78/7/21発売)

アルバムの英語表記は「Narci-rhythm」で、まさに陶酔のリズム&グルーヴが刻まれている好盤。数年前開催した国境の南イベントで、Iくんにオススメされその後LPを購入。イベントではA面1曲目「ZONE・亜熱帯」(YouTubeリンクはこちら)を聴かせてもらったけど、これがタイトル通りのトロピカル・フュージョン歌謡でとても良かった。リゾート感あるゆったりグルーヴがタマリません。

以下、お気に入りのA面を中心にレビュー。特にA-2〜4の黒さは尋常じゃなく、あまり話題にならないのが不思議なくらい。A-2「METAL POINT」はその超絶なカッコ良さに悶絶。何なんだ、このどす黒いグルーヴは!後藤次利のファンク・ベースが恐ろしいほどカッコ良い。間奏のホーン、キーボード・ソロなど聴きどころ満載でシビレまくり。名作「プラスティック・ゼネレーション」で流行りのダンスビートを昇華していたヒロミックだけど、それに先立つこと約3年、これはクールなファンクネスという意味でアイドル歌謡史上トップクラスなのでは?と、ひとり興奮。

続いてのA-3「HELL OR HEAVEN(地獄か天国)」も必要以上に黒い(リンクはこちら)。ビブラフォンが夜の空気を妖しく描き出すロイ・エアーズ歌謡。勝手ながら夜ジャズ・コンピ候補曲に推薦したい。そして続くA-4「SIDE ONE SIDE」に至っては、どう聴いたってジャズファンクそのもの(リンクはこちら)。サンプリング必至の漆黒ビート、その性急なファンクネスに失神寸前!これはマジでヤバイでしょ。キーボード・ソロも聴き物だし(クレジットにはKey B:羽田健太郎・穂口雄右と両名記載)、この辺はぜひアナログを大音量で聴いてもらいたいところ。

そしてA面ラスト、ストリングスが印象的なフィリー・グルーヴ「HIGHWAY TROUBLE」へとなだれ込む。'75年の名盤「Hiromic World」に収録されている「恋のハイウェイ」(リンクはこちら)の続編的ナンバー。この疾走感、何度聴いてもカッコ良すぎ(サウンド的にはアルバムでいちばんDJ向きかも)。もちろん、これらの黒いサウンドとがっぷり四つに組んでいるヒロミックの歌唱が素晴らしいことは言うまでもない。



A面でお腹いっぱいになってしまうけど(笑)、続いてB面を。こちらはA面と打って変わり、しっとりメロウな曲が並ぶ。成長したヒロミックの歌がじっくり聴けるこの面も魅力的で、例えばB-2「FLASH」(リンクはこちら)、B-3「ホルス伝説」(リンクはこちら)を聴いてもらえれば納得がいくはず。で、僕のB面イチオシはしっとりした味わいのB-4「奇しくも はかなくも おかしくも悲しい物語」。阿木燿子による歌詞が甘酸っぱくてとてもいい。紫陽花の咲く季節、勤める工場の休日に、幼なじみの女性と再会するんだけど、、。切なくも情感こもった歌にホロリとくる逸品。

そしてオーラスはガラリとムードを変え、大ヒットシングルで締め。TBS系ドラマ「ムー一族」の挿入歌(A-3も同様)、樹木希林とのデュエットと言えば、ご存じ「林檎殺人事件」('78/6/21発売。YouTubeリンクはこちら)。何度聴いても、この軽さ、お遊び感覚がタマりません(阿久悠のとぼけた歌詞がまた最高)。サウンド的にはアルバム中で最もハッスル直系のディスコ歌謡。スタジオ音源もいいけど、二人のコミカルな踊りが楽しめるこちら(夜ヒット)や、こちら(ドラマ内?)、こちら(フジ系歌謡祭?)が断然オススメ(不思議なことに何度見ても飽きないんだなぁ)。特に最後のは「ムー一族」収録現場からの中継らしく、豪華俳優陣も映って貴重かと。



最後はスタッフに触れておこう。全曲の作曲・編曲を穂口雄右(キャンディーズ「春一番」「微笑がえし」等で有名)が手掛けている。時期的にはキャンディーズ解散して間もなくの頃(本アルバム発売同年の4月4日にファイナルカーニバル開催)。これだけハイクオリティかつバラエティに富んだ作品を残されるとは、先生、ホント才気走ってます!35年経った今聴いても十分過ぎるほどカッコイイですよ!

作詞は島武実(5曲)、阿木燿子(4曲)、阿久悠(1曲)の3人で、それぞれ持ち味を発揮。演奏メンバーは、佐藤準、羽田健太郎、穂口雄右(key)、後藤次利(b)、Rovert Peter Brill、林立夫(dr)、水谷公生、松原正樹(g)、斉藤ノブ(latin)など、見ての通りの豪華陣。これで悪い音になるはずないよな。

拙文を読んで、一度聴いてみようと思われた方、おそらくCDは入手困難かと思われますので、ぜひ中古アナログ盤をご購入ください(たぶん安く入手できるかと思います)。

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(おまけ)裏ジャケ。ハイウェストな白半パンがタマリません!



本作のほか、郷ひろみには現在確認しているだけでも以下の良盤あり。これらはまた機会を改めてご紹介します(未聴盤もまだたくさんあり、これから鋭意発掘作業を進めていく所存です)。

・「ひろみの旅」('75/6/21)
・「Hiromic World」('75/11/21)
・「ナルシリズム」('78/7/21)(本レビュー)
・「Super Drive」('79/12/21)
・「Magic」('80/8/21)
・「プラスティック・ゼネレーション」('81/5/1)(こちらでレビュー済み)
・「アスファルト・ヒーロー」('81/12/21)
・「アリュージョン」('84/12/1)

それにつけても、これらヒロミックの傑作群がきちんとした形で再発CD化されないのは日本の歌謡界にとって大きな損失です。本当に由々しき事態かと。何度も声を大にして言いますが、リマスタリングCD再発(できれば紙ジャケ+ボーナストラック付きで)、ご検討のほど、何卒よろしくお願いします!

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。