[Diary] 3/23
植木等さん逝去(ああ 悲しきわがこころ)

[Diary] 3/24

スポーツのトピックが多い一日。野球(パ・リーグ開幕、高校野球)、サッカー、大相撲、フィギュア、シンクロ、ボクシングなどが行われ、朝から晩までスポーツ漬けという人がたくさんいたかもしれない。僕は一部を除き、ほぼすべて夜のスポーツニュースにて観戦。

プロ野球(パ・リーグ開幕):いよいよ球春来たるという感じでワクワク。今年はパ・リーグが相当面白そうだ。ダントツの戦力を誇るソフトバンクにどこが絡んでくるか、見所はその一点でしょう。個人的にはロッテと楽天に注目したい。ロッテはズレータの加入が大きいし、楽天は投手陣さえメドがつけばひょっとするとプレーオフ進出もあり得るという淡い期待から。
開幕の今日は、新加入の注目選手がいきなり結果を出してビックリ。多村、ローズ、そしてズレータ。特にズレータの満塁HRはスゴかった。絶対いいぞとは思ってたけど、まさかここまで派手なことやるとはね…。ロッテベンチの雰囲気も今年はイケるぞ!って感じになったんじゃないかな?

サッカー:日本代表のペルー戦を一部リアルタイムで見る。たまたま得点シーンを中心に見たため、全体の連携などは正直分からない。少ない視聴時間で感じたのは、役者が仕事をしたということか。特に高原のトラップ→振り向きざまのシュートは今期の好調ぶりを表していて気持ち良かった。若い選手も結構出ていたし、これからどこまでチームとして機能していくかに期待したい。

フィギュア:日本人のワンツーフィニッシュという快挙で幕を閉じた。個人的には浅田真央の驚くべき追い上げとキム・ヨナの演技の美しさが印象的だった。レベルの高い大会ではミスしたら即負けにつながるんで、減点のある競技は計り知れないプレッシャーがかかるよなぁ。そんな中で確実に得点を積み重ねた安藤美姫には拍手を送りたい。

ーーー
深夜、「理由」読了。面白すぎ。分厚い本なのに4日間で読んでしまった(遅読家の僕にしてはハイペース)。改めて宮部みゆきさんってスゴイ作家だと思った。特に視点の置き方と人物描写の細かさには唸ってしまった。

前者については、ルポルタージュ形式で過去の事件(解決済み)の全容をじわじわ見せていく構成の妙と、それぞれの対象を眺める位置が絶妙。冷徹かつ人間愛に満ちた視線と言える。後者については、これだけの登場人物を書き分け、またバックボーンをきっちりと説明できる筆力に脱帽。解説で重松清さんが書いておられるように、各人物の短篇小説集を読みたくなってしまう(端役で出てくる各人物の祖先も含め)。それほどまでにそれぞれの人物に命が吹き込まれ、存在感があるのだ。

ちなみにこの本は謎解きミステリーとは言えない(最後に犯人が分かるどんでん返しの類ではない)ので、その辺りを期待して読むとガッカリされる方がいるかもしれない。また個人的にラストはあまり好みではない。ただ、それらは本当に些末なことだと思わせる重量感が、この本にはある。これだけ筆圧があり、かつ読みやすい作家はそうはいないよ。また久々に読書スイッチが入りそうだ。

Comments

Verify your Comment

Previewing your Comment

This is only a preview. Your comment has not yet been posted.

Working...
Your comment could not be posted. Error type:
Your comment has been posted. Post another comment

The letters and numbers you entered did not match the image. Please try again.

As a final step before posting your comment, enter the letters and numbers you see in the image below. This prevents automated programs from posting comments.

Having trouble reading this image? View an alternate.

Working...

Post a comment

Your Information

(Name is required. Email address will not be displayed with the comment.)