[Diary] 7/20
July 28, 2007
HMVへ。CDをチェックしていたら、母親と娘(10歳くらい?)が大声で言い争いをしているのが聞こえてきた(僕は離れた場所で後ろ向きだったため、表情は見えず)。どうやら娘の方が欲しいCDを見つけ、何とかして母親に買ってもらいたい様子だった。
娘「買うて!(すでに相当懇願している)」
母「TSUTAYAで借りたら300円で済むやろ。TSUTAYA行こ。」
娘「TSUTAYAにあるかどうか分からんやん!」
母「絶対ある!CDはTSUTAYAで借りるもんで、買うもんと違う!3,000円もするCD買うの絶対おかしい!」
という、コストvs機会(or熱意)のバトルが店内で繰り広げられた。かなりの大声で喧嘩してたんで、店員含め店にいたほとんどの人が注目してたような気もする。娘、頑張れ、と心の中で叫んではみたものの、ついに泣き出してしまった。
残念ながら閉店間際で急いでいたため、ことの顛末は不明。仮にもCDショップでよくそこまで言うよと思う一方、音楽マニアではない世間の人々にとっては「CD=借りるもの」という考えが至極当たり前なのかも?とも思ったり(まぁ僕の場合、借りたくても店に置いてないようなCDばっかり聴いてますんで)。いろいろ勉強になります。
もちろん人それぞれ事情はある
だろうし、音楽に対する価値観も違って当たり前なんだけど、やっぱり強烈だった。ま、案外しっかり者のいい母親なのかもしれないけど(少なくとも品はないが)。そんな母娘がなぜHMVにやって来たのかは不明。とても気になる。
以上、CDが売れない理由を垣間見た一幕。
何だかんだあったが、結局僕が購入したのは、SONIC YOUTH"Daydream
Nation"(先日発売された2枚組のデラックスエディション)とミュージックマガジン。しばらく来ないうちにHMVのポイントカード制度が変わっていて少し戸惑う。
ちなみにこのアルバム('88年作)、諸事情により80年代ロック・アルバム・ベスト25には選ばなかったけど、間違いなく傑作です。約20年(!)経った今聴いてもヒリヒリする。なお、印象的な上掲ジャケはゲルハルト・リヒターによるもの(ソニック・ユースのアートワークについては、半年前こちらに書いてますんで、興味のある方はどうぞ)。
♯
夜、東京在住の友人複数と電話。久々に話すFとはついつい長電話になってしまった。
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