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狩野永徳展

Eitoku01 Eitoku02

http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

http://eitoku.exh.jp/index.html

深まりゆく秋。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?秋と言えばやはり展覧会の季節。で、先週の土曜、ぐずつく天気の中、京都国立博物館まで狩野永徳展(上記URL参照)を見に行ってきました。土日は混んでるだろうなと覚悟してましたが、昼過ぎに行ったらやはり50分待ちでしたよ…(でも実際はもう少し早く入場できました)。まぁ若冲展のことを思えば、随分と楽でしたが(今回は一人じゃなかったこともあり)。

結論から言うと、少しでも日本絵画に興味のある人、ガツンとした美術を見たい人は必見です!とにかく見どころ満載で面白かった。そして、すごかった。史上初の大回顧展(意外にも)ということで期待していたんですが、規模も内容も予想以上でした。

展示は後半に行くに従い、金ピカ度が増してきます(それに比例して絵の迫力も増してきます)。しかもこの金ピカが何ともシックで品があるんです。画集なんかで見るのと違い、金箔についてはホント実物を見ないといけませんね。全然印象が違いますから(3年前に琳派展見た時に痛感しました)。あと金ピカ度が増すということはそれだけ金(かね)がかかっているということで、おのずと画家のテンションも上がってるのかもしれないなとも思いました。

オススメはとにかく唐獅子(誰でも知ってるあれ・写真右下部)です。サイズも一際でかく、ド迫力です。あまりに圧倒的で、入館してから見た数十点の印象がすべて吹っ飛んでしまうほどでした。誰にも真似のできないテクニック(10代にしてニクイほど絵が上手いです)で思いもよらないブッといものを作り出し、しかもそれがスゴすぎて笑っちゃう感じは、まさに桃山時代のフランク・ザッパ!(時代もジャンルもめちゃめちゃですが)。

他には有名な檜図(漲るパワー・写真右上部)や四季花鳥図(金泥の美しさ)もとても素晴らしかったです。彼が10代で書いた絵を見れば、そして20代前半(!)で洛中洛外図を完成させた力量を鑑みると、真の天才というのはこういう人のことなんだなと思わざるをえません。もちろんただ絵が上手いだけじゃなく、信長や秀吉と渡り合うだけのパワーや人間的スケールがあったからこそ、彼らに気に入られたのかもしれませんね。

本展覧会は京都のみの開催ですし、終了が近づくにつれてますます混雑するとは思いますが(しかも観光シーズン真っ只中←これ狙いすぎでは?)、興味のある方はぜひに&お早めに!入館後もたっぷり2時間以上かかりますんで、体力と気合いが必要ですけど。ただそれだけの価値は十分すぎるほどあると思います。

若冲に永徳と、今年は近年稀にみる日本美術の当たり年です(あくまで個人的にですが)。ちなみに3年後は長谷川等伯の大回顧展やるみたいですよ。玄関に予告の立て看ありました。これも絶対行かなきゃ!



すっかり唐獅子にヤラレた後、四条に移動。老舗の和食弁当→こじゃれたバー→タワレコ(笑)→珈琲というフルコースで京都を後にしたのでした。


タモリ、奇跡の紙ジャケ再発!&加藤和彦の名作も!

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1693217&GOODS_SORT_CD=101

オークションなどで高値を呼んでいたタモリのCDが、ついに紙ジャケで再発されます!「タモリ」「タモリ2」「ラジカル・ヒステリー・ツアー」の3枚がそれ。なぜ今?と思ったけど、どうやら今年でレコードデビュー30周年らしい。

おそらく何回か耳にしたことはあるはずだけど、買わないまま今まで来てしまってました。「ハナモゲラ」に「四カ国語マージャン」、「中洲産業大学森田一義教授」による音楽講座など、往年の「アングラ芸人タモリ」が爆発(DVDでイグアナがあればもっと良かったけど・笑)。アフリカ民族音楽「ソバヤ」も楽しみです(コメントにあるように、フェラ・クティのアフロビートへの回答曲みたいなんですかね?)。

発売日は12/19。これはもう早速予約でしょ。個人的には今年最も嬉しい再発のひとつです。冗談音楽やコミックバンド好きはもちろん、お昼休みのうきうきウォッチャーさんもぜひ。

あとは未CD化のままの「タモリ3 戦後日本歌謡史」が再発されたら、それこそ奇跡中の奇跡だけど(まぁ無理でしょうね……)。このあたりの経緯はレコードコレクターズ9月号「アルファの宴」(連載第17回目)に詳しく載ってますので、興味のある方はそちらをご覧ください。



http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1675244&GOODS_SORT_CD=104

そしてそして、加藤和彦「ガーディニア」も紙ジャケ再発されます(和製ボッサの名盤!)。これも本当に嬉しい。アナログが欲しくて数年探してたけど見つけられなかった(苦笑)代物。

昔S★KENに一度聴かせてもらったけど、内容がホントに素晴らしかったです。ちなみに発売日は11/2で、リマスタリングはセイゲン・オノ氏が担当。

う〜ん、このところ続々と欲しい音源(新譜・旧譜問わず)が出るので、嬉しい悲鳴です。


[CD] 9月のオススメ(再発・中古編)

続いて再発もの。もうすぐ来日するCAROLE KINGの紙ジャケ(音源持ってるけど"Tapestry"と"Music"を)に加え、ROXY MUSICやBRYAN FERRYの紙ジャケ(こちらは音源持ってないもの)を購入。ロキシーは数年前に出たものと音は一緒かな?

発売日をチェックし忘れてた大滝詠一「幸せな結末/恋するふたり」(シングル「幸せな結末」の発売10周年記念盤)は、タワレコで運良く見つけ即買い。久々にアナログ買った。しかも7インチ。やっぱ曲/アレンジ/歌、どれもいいッス(特にA面)。こういうの聴いちゃうと、シングルだけでも出して欲しいと思ってしまう(5年に1枚でもいいので)。

Patmoran
ロック/ポップス系のお次はジャズ。昔からずっと欲しかったPAT MORAN"This Is Pat Moran"をようやく入手できた(輸入盤2in1のため購入タイトルは"Complete Trio Sessions")。以前にも再発されていたようだけど、そのたび買い逃してたんで喜びもひとしお。ジャケ良し(寺島某 好み?)、中身良し(ベースはビル・エヴァンスとのセッションで有名なスコット・ラファロ)の小粋な好盤。



最後に中古。テープしか持ってな かったJOHN HIATTの名盤2枚("Bring The Family","Slow Turning")や、女性ソウルシンガーCANDI STATON(サザンソウル)、THE KEITH TIPPETT GROUP"Dedicated To You,But You Weren't Listening"(英ジャズロックの傑作。これもなかなか入手できずにいた盤)など、中身の濃いものをいろいろ購入。

そして、これ。

Yujiro
国境の南DJsにしか反応してもらえないであろう(笑)石原裕次郎「裕ちゃんのホワイト・クリスマス」。今なぜ裕次郎?そして、今なぜクリスマス?買った本人もよく分かってませんが(笑)、まぁ季節先取りってことで。


[CD] 9月のオススメ(新譜編)

先月のトピックのひとつは、中古盤屋通いの再開だった。ずっと新譜で手一杯だったため、中古屋はすっかりご無沙汰してました。ただいつも以上に購入熱がヒートアップしても、聴く時間がほとんど取れないのは相変わらず。キャパを超えて買っても、結局は繰り返し聴く盤が限られてしまうと反省(分かっちゃいるけど…)。

そんな感じの9月を振り返って、以下つらつらと書いてみます(月一回の更新というわけではありません、念のため・汗)。まずは新譜から。



勢いのある若手では、KANYE WEST待望の3rd"Graduation"とAMY WINEHOUSEの2nd"Back To Black"が良かった。カニエは前作の方が好みだけど、さらに多くの人に聴かれる可能性はあると思う(サンプリングネタもロックやSSWもの多し)。エイミー嬢は想像以上にドスのきいた声がカッコ良かった(これでまだ24歳)。酸いも甘いも噛み分け、人生の機微を知っているベテラン・ブルース(R&B)シンガーかと思う瞬間もあり。はすっぱ具合がいいね。以前買った1st、どっかにしまってあるんでちゃんと聴こう(オイオイ)。あとメンバーに日本人女性がいるというTHE GO! TEAMもポップで勢いあり。完全にノーマークだったけど、ワサワサと楽しい。

Hosono_fs1947 Joni_shine
ベテラン勢では、ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス"Flying Saucer 1947"(ジャケ左)とJONI MITCHELL"Shine"(ジャケ右)が素晴らしい。今年還暦を迎えた細野さんだけど、ボックス、トリビュート、HASYMOに続き、何とカントリー仕立ての新譜まで。現役バリバリで嬉しい限りです。色んなところで詳しく書かれているので内容は省略。僕はやっぱあの声が大好きです。できる限りの現役続行を願います。
一方、ジョニ・ミッチェルは引退宣言後の復帰初作(5年前の"Travelogue"を最後に画家専念)。いつか必ず戻ってくるとファン全員が思ってたはずで、こちらも嬉しい限りです。内容は基本的に変わらず(個人的にはいつも通りでいてくれればOK)。細野さんと同様、できる限りの現役続行を願います。

ワールド系では、ABD AL MALIK"Gibraltar"(随分前から話題になってましたが、ようやく購入)。ずっしりとした手応えがあり、聴くごとに発見がありそう(日仏学院でのライヴ、desertjazzさんは行かれたようで羨ましいです)。各所で絶賛の声が上がっているGNAWA DIFFUSION最終作は、買ったけどまだ聴けてません。。

(再発・中古編に続く)