[CD] 10月のオススメ(ワールドミュージック編)
November 18, 2007
10月編ラスト(ようやく…)は、ワールドミュージック関連。まずはエルスール通販で購入した5枚から(写真下)。
(上段左より)
JOSE ANTONIO MENDEZ/Canta Solo Para Enamorados
V.A./Dip & Fall Back Classic Jamaican Mento
RALPH THAMAR/Otantik
何はともあれ、エルスールレーベルの第一弾、ホセー・アントニオ・メンデス「フィーリンの誕生」から(紹介がとても遅くなりスイマセン…)。しっとりした情感に溢れ、本当に素晴らしい。今年の発掘ものでは間違いなく上位にランクインでしょう。音楽大国キューバのフィーリン(ボレーロを下敷きにしたラテン歌謡)はあまり一般に馴染みがないかもしれないけど、良質で落ち着いたヴォーカルミュージックを求める向きにはぴったりだと思う。このCDはふと寄り添う感じで、押しつけがましくないところが好み。ただオルガンが興味深い音だったりするんで、サラッと聞き流すにはちょっと勿体ない逸品。
ジャケットも雰囲気あって、中身同様、秋冬の夜にぴったり。しっとり系ボサノヴァ好きはもちろん、ジャズ・ヴォーカ
ル、シャンソン好きにもオススメ。原田さん入魂のライナーノーツも読み応えあり。ちなみにエルスールで買うとおまけCD-Rも付いてくるんでお得です(詳細は下記URL参照)。原田さん、第二弾も楽しみにしてますよー(決してプレッシャーをかけてる訳ではありません)。
http://www.elsurrecords.com/contents/staff/jose-elsur001.html
お次はTROJANから出たジャマイカ・メントのコンピ盤。これは和みます。温もりを感じる歌・演奏がとてもいい。メント/カリプソ好きはもちろんマストだけど、休日の午後のひとときを彩るBGMをお探しの方にもオススメ。ほっこりします。続いてもカリブ海。元気出そうな黄色いジャケは、マルチニーク出身のベテランで元マラヴォワのヴォーカリスト、ラルフ・タマールの新譜。汎カリブ的で色んな音が飛び出すパーティー・アルバム。楽しく、かつ極上のカリビアン・スウィング。日本盤が出てないのは残念だけど、気になる方はぜひ。
(下段左より)
KEVIN JOHANSEN+THE NADA/City Zen
V.A./Global Accordion Early Recordings
新作"Logo"が素晴らしかった前者、未聴だった前作(2004年リリース)もゲット。こちらも豊穣な音でいい感じ。声がどことなくルー・リードっぽいなと思ったり。後者は世界中のアコーディオン・ミュージックを集めたコンピ盤。録音年度は古いけど(1927〜48)、ヴァラエティに富んでてなかなか。蛇腹好きの方、どうぞ。
♯
最近はブラジルものにまったく触手が伸びず、とんとご無沙汰してた。タワレコで以前から好きな女性シンガーの新譜を発見し、久々に購入。
(左より)
MARIA RITA/Samba Meu
ROBERTA SA/Que Belo Estranho Dia Pra Se Ter Alegria
前者はサンバが基調、後者はMPB+サンバって感じでしょうか。両方とも気持ち良く聴け、とてもいいッスよ。以上、久しぶりに南国寄りのセレクトになりました。寒い時ほど、あったかいところの音楽を聴くのも一興かと。
<11/18 10:10PM 追記>
上記のMARIA RITAは、サンバに加えて結構ジャジーな曲もあります。
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