[CD] 10月のオススメ(ディラン編)
November 08, 2007
とてもロック編には収まりきれず、ボブ・ディラン単独で。今年はディランのデビュー45周年という節目の年であり、ホント困ったことに(笑)続々と関連リリースがあるんです(最新情報満載サイトはこちらとこちら)。まずは、ぼちぼち出始めてるところから。
BOB DYLAN/DYLAN
ディラン何度目かのベスト盤、その名もずばり"DYLAN"。全51曲3枚組の集大成ボックス
セット。
外見は布張りカバーのデラックス・エディション仕様(右上写真参照。開けるとビロードみたいな手触りの布+まぶしいコロンビアの金色ロゴ)。中にはレア写真満載のブックレット、10枚組の限定コレクターズカードが封入され、肝心のCDは紙ジャケ仕様&2007年新規リマスターと盛りだくさん。加えて日本盤には独自のブックレットも付いてます(日本盤は8,000セット限定なので、気になる方はお早めに)。
ただこれ聴いただけじゃ当然満足できず。結局はオリジナル・アルバムやブートレッグ・シリーズを無性に聴きたくなって、色々引っ張り出してくる始末。
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V.A./I'm Not There
お次は、全米で間もなく公開されるディランの伝記映画"I'm Not There"(全米公開は11/21、日本公開は来年の模様)。これがまた一筋縄でいかない映画で、何と6人の俳優がディランを演じてるらしいです(しかもそのうちの一人が女優のケイト・ブランシェット!)。ディランは男性であり女性であり、白人であり黒人でもあるという設定らしく、その型破りな感じがとてもそそります。こちらの予告編を見る限りは、どんな映画なのか正直よく分かりません(笑・でも楽しみ)。日本ではさほど話題になってない気はしますが、ヴェネチア国際映画祭で賞も取ってました(こちら参照)。
その映画ともども話題になりそうなのが、豪華メンツがディランをカバーした上掲2枚組サントラ。お題がディランだけあって、当然名だたる顔ぶれがズラリ(とても書き切れないんで、詳細はこちらを参照ください)。スフィアン・スティーヴンス(!)やヨ・ラ・テンゴ、ジェフ・トゥイーディ(ウィルコ)やシャルロット・ゲンズブール(!)に代表される若手に加え、ロジャー・マッギン(!)やランブリン・ジャック・エリオット、リッチー・ヘヴンスなどのベテラン勢にビックリしてたら、最後には何とディランwithザ・バンドの名前が(何と未発表曲のようですよ!?)。先日タワレコで買ってきましたが、調べたらAmazonの方が安かったです(よかったらこちらをどうぞ)。ちゃんと聴いたら後日またレビューします。
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他にも続々。世界初の公式REMIX/MASH UP企画の一環だと思われるリミックス盤(もう出てますが未聴。先頃出た日本盤の2枚組ベストにはボーナスCDとして付いてるようです……)、"Like A Rolling Stone"のPV制作、新しいブートレッグ・シリーズ、ニューポート・フォーク・フェスティバルのDVD('63〜'65年のディラン演奏シーンのみを集めたもの。輸入版はもう出てましたが、対訳があるだろう日本版はこちら)など。
書いてるだけで何だかお腹いっぱいになってきましたが、とにかく今年いっぱいディラン三昧になりそうな予感。かく言う僕は、もうディラン漬けの日々ですけどね(笑)
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