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2007年ベストアルバム(速報版)

今年も残すところあと数時間。取り急ぎベストアルバムの速報版をお届けします(何と2年連続で年内にアップ!)。1位以外のジャケ写、コメントはま た別途。今年は充実した作品が多く、一年通して結構楽しめました。選外となった良盤も結構あり(特にワールドミュージック系)、その辺はまたコメントで 補足したいと思います。ということで、よろしくどうぞ。

Wilco_sky

1.WILCO/Sky Blue Sky
2.GALACTIC/From The Corner To The Block
3.木村カエラ/Scratch
4.スクービードゥー/トラウマティック・ガール
5.ALICIA KEYS/As I Am
6.RUFUS WAINWRIGHT/Release The Stars
7.AI/Don't Stop A.I.
8.KEVIN JOHANSEN+THE NADA/Logo
9.曽我部恵一/ラブシティ
10.V.A./Endless Highway:The Music Of The Band

*次点
・CHEBA DJAMILA & LIBERTE/Enregistrement Public Au Festival Les Escales Saint-Nazaire,France 2005
・THE WHITE STRIPES/Icky Thump
・PRINCE/Planet Earth
・土岐麻子/Talkin'+TOKI ASAKO REMIXIES WEEKEND SHUFFLE
・FIONN REGAN/The End Of History
・PAUL McCARTNEY/Memory Almost Full
・THE MOONEY SUZUKI/Have Mercy
・UA/Golden Green
・JACK PENATE/Matinee
・AMY WINEHOUSE/Back To Black
・BRYAN FERRY/Dylanesque
・ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス/Flying Saucer 1947

さて、今年も色んな方々にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。またこのブログもご愛顧いただき、本当に感謝です。来年もいい音と人にたくさん出会え、実りある年になりますように。

では皆さま、よいお年を!


[CD] 12月のオススメ(女性ヴォーカル編)

しばらくぶりの更新です。早いもので、今年も残すところあと2日となりました。年末年始のお楽しみ、恒例の年間ベストアルバムは現在楽しみながら選定中です。たぶん年内に速報(コメントなしversion)は出せるかと思いますんで、発表までもうしばらくお待ちください。

それまでのブリッジとして、年末よく聴いた女性ヴォーカルのレビューでお楽しみください。一年の締めくくりに相応しく、なかなかいいCDが揃いましたよ。たぶんどれかは年間ベストテンに入るんじゃないかと思います。



まずは爽やかなところから。

Toki_talkin Toki_rmx Toki_ws
・土岐麻子/Talkin'(写真左)
・土岐麻子/TOKI ASAKO REMIXIES WEEKEND SHUFFLE(写真中央)

11月後半、土岐麻子関連2枚が同時にリリースされ(メジャーデビュー盤であるオリジナル新作、および前作"WEEKEND SHUFFLE"[写真右]のリミックス盤)、前作も含め3枚まとめてヘヴィローテーションになった。

まず新作は、メロディの良さをきっちり軸に据えているのが正解の好盤。斉藤由貴「青空のかけら」の意外なカバーもいい感じだし、ラストには「カモンナ・マイ・ハウス」のカバーも(江利チエミversion。つながりはこちら参照)。サウンド的には(肌触り的にも)アーバンメロウなクールチューンM-6が面白い。爽やか系だけじゃなく、こういう曲調も今後増やしていってほしいッスね。前作でジャパニーズシティポップスの正統的後継者に躍り出た感のある彼女、今作でさらに幅広い層に受け入れられるのでは?

またリミックス盤の方も、素材の良さをうまく料理していて好感が持てた。僕が特に好きなのは、ドリーミー&ディスコな「夢で逢えたら」(中塚武remix)とラヴァーズ・ロックな「土曜日の恋人」(Reggae Disco Rockers Remix)。他には再テクノ化された「君に、胸キュン。」(Perfumeで話題のcapsule中田ヤスタカremix)やジャジーな「SEPTEMBER」(indigo jam unit remix)もクセになる。DJ諸氏、これは使えますよ。

ちなみに去年出た前作(写真右)はボッサ&ジャジーな名曲カバー集。上述の大滝詠一、山下達郎、YMO、EW&Fに加え、シュガーベイブ「DOWN TOWN」、ケツメイシ「夏の思い出」、Maroon 5「Sunday Morning」、「私を野球に連れてって」といったナンバーを収録。聴きやすく、しかもエバーグリーン度高し。これぞポップスの鑑。シティポップス好きの貴兄はもちろん、普段音楽をあまり聴かない人にもオススメできます。



次はパンチのあるところを。

Ai Alicia
・AI/Don't Stop A.I.(写真左・初回限定盤ピンクケース)
・ALICIA KEYS/As I Am(写真右)

まずAI。大ヒットした"Story"(確か紅白でも歌ったはず)にピンと来なかったもんで、今まで何となく敬遠してたんだけど。いやーっ、これは強力。今更だけど、この人いいッスわ。予想以上にソウルフルでポップ、そして捨て曲なし("Hush"の大ネタ使いも嫌らしくないし)。やっぱ聴かず嫌いはいけません。すんません、昔のもちゃんと聴いてみます。

そしてアリシア・キーズはさらに強力!文句なしに素晴らしい(特に後半の展開は圧倒的)。この人も不思議と今まで聴く機会がなかったんで、この新作でようやくです。風格あるけどまだ26歳ですか、スゴイなぁ。女王様にひれ伏すのみ。こちらも遡って旧作聴いてみます。


[CD] 11月のオススメ(新譜編)

いつの間にか、もう師走。年末に向け気ぜわしくなりますが、できるだけゆっくり好きな音を楽しみたいところではあります。そんなリスニングタイムの参考になればと、恒例の(?)ひと月まとめてCDレビューをお届けします(もっとタイムリーにとは思ってるんですが…)。まずは新譜編から。

Rdavies Theheavy

RAY DAVIES/Working Man's Cafe(写真左上)
最近イギリスづいてたところで、タイミング良くレイおじさんのソロがリリースされた。去年出た前作も良かったけど、ほどよくハードで、ほどよくレイドバックした今作も素晴らしい。何たってレイ・デイヴィスだもん、悪いはずがない。彼ならではの英国的メロディも随所に聴け、新味はないものの本当にグッとくる曲が多い。改めて彼のメロディメイカーぶりに感じ入った。あと全部は聴き取れないけど、おそらく歌詞も皮肉たっぷりでしょう(ジャケットも偏屈オヤジ健在って感じだし)。十年以上前、五反田で見たキンクスのライヴは相当カッコ良かったんで、ぜひまた来日してほしいなー。キンクス再始動が叶わぬ夢なら、ソロで何とかお願いします。

THE HEAVY/Great Vengeance And Furious Fire(写真右上)
続いてもイギリス。ザ・ヘヴィーは黒人ヴォーカル+ギターが中心の新人バンド。音はレッド・ツェッペリン+カーティス・メイフィールド(ファルセット主体)+P-Funkてな具合。スペンサー・デイヴィス・グループ(スティーヴ・ウィンウッド)みたいな曲があったり、ブルースに影響を受けているのがもろ分かりだったりして、ある意味その素直さに好感が持てる。今後バンド独自の色が出てくると、もっと面白くなると思う。ドロドロのファンクを求める人には物足りないと思うけど、適度なコンパクトさが今の気分かも(収録時間も30分台だし)。レッチリやベックが好きな人にもオススメしたい。特別スゴイというわけじゃないのに、不思議とクセになる人たち。

Beiruttfcc Alicesmith
BEIRUT/The Flying Club Cup(写真左上)
前作が良かった若手SSWの2nd。今作はフランスをかなり意識したものらしい(数回聴いた感じでは正直よく分かりませんが、アコーディオンの使い方ってことか?)。アメリカ人のシンガーソングライターなのに東欧趣味丸出しなのは相変わらず(前作より若干抑えめながら)。マンドリンがフィーチャーされている本作も、無国籍なのに変わりなくひと安心。そして引き続きジャケット及びブックレットの写真センスがいい。ライプチヒの図書館で見つけたという前作同様、またどっかで拾ってきたんだろうと思ったら、今回はパリで見つけてきたらしい。もしかして好きな写真をジャケットにすることが、アルバムを作るモチベーションのひとつなのかもと想像したり。当たってるかどうかはともかく、そんなことを思わせる佇まいが好きだ。写真センスのいいミュージシャンはやっぱ信用できるもの。

ALICE SMITH/For Lovers,Dreamers & Me(写真右上)
これは掘り出し物。英の良質レーベルbbeから去年リリースされ、今年になってメジャー(ソニーBMG)から出し直された。NYブルックリン出身という彼女、なかなかの実力者。歌はソウルフルだし、曲もよくこなれてる印象を受けた(レアグルーヴのコンピに入ってそうなラスト曲は特にキャッチー)。ダブの要素も含めたいろんな音楽のブレンド具合は、本国アメリカよりもイギリスやヨーロッパで受けそう。これ見よがしでない感じも好感が持てる。エイミー・ワインハウスあたりが好きだったら聴いて損なしの好盤。



さて、もうすぐ年間ベスト選びの季節です。今年はいいものが結構あったんで、難航するかも。まぁどうなりますか、お楽しみに。