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[CD] 最近のオススメ(大暑version)

前回記事の関係でしばらくは後期ビートルズを聴き直す。でもそれ以上によく聴いてたのは70年代のザッパ(何がきっかけかは忘れたけど)。ザッパは聴き出すとホント抜けられなくなる。そしてここ最近はディラン三昧。ザッパもディランも聴けば聴くほど(年取れば取るほど?)魅力が増してくる気がする。今回はその合間を縫って(?)聴いた新譜のオススメ盤を紹介します。以下、よろしくどうぞ。

Beck_mg2 Ron_exit2
・BECK/Modern Guilt
・RON SEXSMITH/Exit Strategy Of The Soul

もはや中堅どころとなった二人の新譜。まずベックから。2年ぶり10作目のスタジオ・アルバム(もうそんなに出してるのにビックリ)は、最近新譜が出たナールズ・バークレイのデンジャー・マウスを共同プロデューサーに迎えたことでも話題。基本的には彼ならではの音世界だが、いつもより若干サイケ色が強いかな?全体的にラフな手触りで、ベックの魅力をうまく引き出している感じ。素材がいいんだから、色々こねくり回さない方がいいものが出来る。ジャケもカッコイイし、近作ではいちばん好き。

一方、ひっそりと、でもコンスタントにリリースを続けるカナダのSSW、ロン・セクスミス。日本ではあまり話題にならないけど、いつも水準の高い作品を出してくれて信頼できるミュージシャンのひとり。フォークをベースにしたまろやかな語り口(季節的には秋〜冬が似合う)はいつも通りだけど、ヴォーカル含めその瑞々しさに今更ながら驚いてしまう。今作はホーン隊が参加し、ほんのりソウル風味もあり。「ひとり」が似合う音楽だが、躍動感も感じさせる素晴らしい作品に仕上がった。ちなみにキャット・スティーヴンスのカバーが無料ダウンロードできる購入特典付き(Yep Rocのサイトから)。



Tingtings2 Littlejackie2 Imani2
・THE TING TINGS/We Started Nothing
・LITTLE JACKIE/The Stoop

続いてはポップなところを。UKチャートで初登場1位になったというザ・ティン・ティンズは、とてもキャッチーな(真っ当な)ポップ・ロック。ニューウェイヴ?エレ・ポップ?ガール・ポップ?パンク?ファンク?など色んなキーワードが聴いているうち浮かんでくる。個人的には、ブロンディ+チボ・マットってのがいちばん近いかな(→ある年代以上の人には抗えない魅力あり)。加えてケイティ嬢が美人でマルチプレイヤーなのもポイント高し。海外ではiPod+iTunesのCM曲になっているというM-5が特に好き。

続いては名前に惹かれた(笑)リトル・ジャッキー。こちらも男女のユニットで、ヒップホップやR&Bをポップに味付けした一枚。とても聴きやすいので、普段さほど音楽を聴かない人たちにもアピールしそう。内容自体も悪くないし。ちなみに女性の方は以前そこそこ話題になったイマーニ・コッポラ(右ジャケ参照・'97年作"Chupacabra")。



Alani_hawaii1_2 Ekamae3 Choracartola2
・山内雄喜/Na Mele 'O Hawai'i E 'Alani Vol.1
・EDDIE KAMAE/This Is Eddie Kamae
・V.A./Chora Cartola

最後にワールドミュージック関連を。山内雄喜さんのハワイアンは、何と7部作(ちなみに上掲のVol.1は「古代のハワイ音楽(スラック・キー・ギター・インスト編)」)。僕はまだ3枚目までしか聴けてないけど、まもなく5枚目がリリースされる予定。もちろん内容は保証付きで、どれもゆったりリラックスできます。山内さん自身の詳細解説付きということもあり、できれば全部揃えたいところ。CDの盤面がパラカ・シャツの柄なのもポイント高し。

続いてもハワイアンで、ジャケがそそるエディ・カマエのウクレレを。これだけは新譜じゃなく再発盤だけど、気持ちいいんでオススメしときます(ちなみに世界初CD化)。こちらも解説は山内雄喜さん(働き過ぎじゃないでしょうか?・笑)。

最後は、カルトーラ(サンバの巨人にして希代のメロディメイカー)の曲をショーロのアレンジで演奏した企画盤を。今年はカルトーラ生誕100年、没後28年ということで本国ブラジルでは相当盛り上がってるようです。弦の響きも心地よく、涼やかで夏向き。なおプロデュースはお馴染みのエンリッキ・カゼス。


THE BEATLES 1967-1970 20 Best Songs

Rc08082

先月に引き続きレココレ便乗企画。今回はビートルズ後期「青の時代」(いわゆる「青盤」の時代)のベスト20曲。評論家・ライター25人が20曲ずつ選出したレココレにあわせ、僕も20曲選んでみた。

前回の予想通り、大苦戦(苦笑)。いちばん好きなホワイトアルバムからどれを選ぶかだけでホントに大変だった(これだけで簡単に20曲選べるもんな)。泣く泣く落とした曲、多数。あとアビー・ロードのB面メドレーも、さすがに全部で1曲ってわけにはいかず…。まぁ言えば切りがないんだけど。

今回選んでみて思ったこと。レココレ・ランキングとは随分肌触りが違うよな(みんなジョンが好きなのね)とか、誰もが知ってる超名曲は改めていい曲だよなとか、リンゴのドラムはやっぱカッコイイよなとか。

レココレ来月号の特集は「ソロの時代」だけど、本ブログではやりません。さすがにtoo muchでしょ。というわけで、以下、珠玉の20曲をどうぞ。

1.Hey Jude
2.Let It Be
3.Blackbird
4.Oh! Darling
5.I'm So Tired
6.Get Back
7.Strawberry Fields Forever
8.Come Together
9.Why Don't We Do It In The Road?
10.Golden Slumbers
11.Lucy In The Sky With Diamonds
12.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
13.Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
14.Being For The Benefit Of Mr.Kite!
15.Birthday
16.You Know My Name (Look Up The Number)
17.I Am The Walrus
18.While My Guitar Gently Weeps
19.Something
20.The Continuing Story Of Bungalow Bill


2008年上半期ベストアルバム(海外編)

今年もすでに半年過ぎたんで、恒例の上半期ベストテンをお送りします。ここ最近、ベテラン勢の充実した作品が続々と出ており、ファンとしては嬉しい限りです。もうすぐベック、ロン・セクスミス、そしてランディ・ニューマン(セルフカバーを除けば9年ぶり)も出るんで、これまた楽しみです。ここしばらく日本人のはほとんど購入してないので、今回も海外編でお楽しみください。では、どうぞ。

Ry_iflathead2 Winwood_nine_s Nortec_tsm_s_2
1.RY COODER/I,Flathead
2.STEVE WINWOOD/Nine Lives
3.NORTEC COLLECTIVE Presents:Bostich+Fussible/Tijuana Sound Machine
4.NICK CAVE & THE BAD SEEDS/Dig,Lazarus,Dig!!!
5.AL GREEN/Lay It Down
6.JOHN HIATT/Same Old Man
7.JOANNA WANG/Start From Here
8.THE MARS VOLTA/The Bedlam In Goliath
9.BILLY BRAGG/Mr Love & Justice
10.MELODY GARDOT/Worrisome Heart



以下、初登場のCDを中心につらつらコメントを。ちなみに上掲ジャケットはベスト3。

1.は"Chavez Ravine"('05)、"My Name Is Buddy"('07)に続くカリフォルニア3部作。個人的には過去2作(ともに好盤)よりも好みで、買ってからこればっかり聴いてしまう。"Paradise And Lunch"('74)や"Chicken Skin Music"('76)といった名作を彷彿とさせる開放的な感じがたまらないッス。ハード・ドライヴィンなスライドギター、R&B、ハワイアン、テックスメックス、小粋なスウィング(その名も"Steel Guitar Heaven")など、彼が過去に紹介してきた様々な音楽がギュッと詰まった傑作。ライ自身のヴォーカルも力強く、近年では最も躍動感に満ちたアルバムだと思う(とても還暦過ぎてるとは思えない)。もちろんいつものように盟友ジム・ケルトナー、フラーコ・ヒメネスらがゲスト参加。ちなみに僕は限定ブックレット付きの輸入盤(縦長ジャケ)を購入しましたが、残念ながら中の小説は読めてません(苦笑)

6.はそのライ・クーダーともつながりの深いジョン・ハイアットの新譜。これまた掛け値なしの好盤。これと言って目新しさはないものの、いつも通りの声と音が聴こえてくると何だか幸せな気分になる。

5.と7.については、先日のこちらを参照のこと。カバーが秀逸と書いた後者、その後聴き込んだところ自作曲の方がどんどん良くなってきた。まだ10代ながら、ホントにいいメロディメイカーだなぁと感心した。



その他、下記も購入済み。まだじっくり聴けてないんで、今回のランクインは見送り。ともにフェラ・クティ直系のアフロビート(前者はイギリス産、後者は実の息子)。前者はイギリスというお国柄か、ダブの要素もあり相当カッコイイ。曲がコンパクトな分、ANTIBALASやAKOYA AFROBEATよりポップな印象も。後者については、コメントできるほど聴けてません。間違いなくカッコイイでしょうけど。
・SOOTHSAYERS/The Time Is Now
・SEUN KUTI+FELA'S EGYPT80/Same



最後に、再発ものでは下記2枚がオススメ。
・VAN MORRISON/Moondance
・ALLEN TOUSSAINT/Southern Nights

ルーツ音楽好きの方には今更の名盤ですが(僕も両方アナログで持ってます)、ワーナーから最新リマスターで再発されたんで買っちゃいました。やっぱ音いいんじゃないでしょうか。このForever YOUNGシリーズはいくつか気になるのがあり、アナログやCDで持ってるのを買い直したくなります。

以上、少しでも音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。