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2008年ベストアルバム(最終版・大晦日version)

あと数時間で2008年も終わろうとしています。今年は世界的に激動の年だったかと思いますが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

春先3月から続けてきたベストアルバム選びですが、今回は一年の締めくくりとして2008年のベストアルバム確定版をお届けします(取り急ぎ、コメントなしのall in one versionで)。詳細コメントについては、年明け早々にアップするジャンル別versionまでお待ちいただければと思います。では、よろしくどうぞ。

※掲載ジャケはベスト3です。

Dylan_tts(2) Winwood_nine_s Rnewman_harps(2)
■ロック編
1.BOB DYLAN/The Bootleg Series Vol.8 : Tell Tale Signs - Rare And Unreleased 1989-2006
2.STEVE WINWOOD/Nine Lives
3.RANDY NEWMAN/Harps And Angels
4.ELI "PAPERBOY" REED & THE TRUE LOVES/Roll With You
5.RY COODER/I,Flathead
6.DAVID BYRNE & BRIAN ENO/Everything That Happens Will Happen Today
7.RON SEXSMITH/Exit Strategy Of The Soul
8.BRIAN WILSON/That Lucky Old Sun
9.DR.JOHN & THE LOWER 911/City That Care Forgot
10.MATTHEW SWEET/Sunshine Lies

Bice_s Sd_para(2) Sfu_cante(2)
■日本編
1.bice/かなえられない恋のために
2.SCOOBIE DO/パラサイティック・ガール
3.ソウル・フラワー・ユニオン/カンテ・ディアスポラ
4.土岐麻子/Summerin'(+How Beautiful)
5.SEEDA/Heaven
6.鈴木慶一/ヘイト船長とラヴ航海士
7.キリンジ/7 -seven-
8.木村カエラ/+1
9.Mr.BEATS a.k.a. DJ CELORY/Beautiful Tomorrow
DOUBLE FAMOUS/Same



Qtip_r Algreen_lid_s Rsaadiq(2)
■ソウルほか編
1.Q-TIP/The Renaissance
2.AL GREEN/Lay It Down
3.RAPHAEL SAADIQ/The Way I See It
4.NORTEC COLLECTIVE Presents:Bostich+Fussible/Tijuana Sound Machine
5.JOHN LEGEND/Evolver
6.TOMI/Same
7.COMMON/Universal Mind Control
8.MARY J. BLIGE/Growing Pains
9.CASSANDRA WILSON/Loverly
10.THE NEW MASTERSOUNDS/Plug & Play



Beatriz_alegria_m Md2_m Jwang(2)
■ワールドミュージック編
1.BEATRIZ AZEVEDO/Alegria
2.MARCELO D2/A Arte Do Barulho
3.JOANNA WANG/Start From Here
4.SEU JORGE/America Brasil O Disco
5.XIMENA SARINANA/Mediocre
6.FEMI KUTI/Day By Day
7.LENINE/Labiata
8.ORQUESTRA IMPERIAL/Carnaval So Ano Que Vem
9.MARIANA/Esta De Fiesta...Atrevete!!!
10.NANCY AJRAM/Betfakkar Fi Eih?

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も本ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。また来年もマイペースで色々紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さま、よいお年をお迎えください。


2008年ベストアルバム・ワールドミュージック編(大雪version)※コメント付き

気付けば今年もあと10日ほど。クリスマスやら年賀状やら、いつの間にかそんな季節に(早いですねぇ)。ミュージックマガジンでも恒例の年間ベストアルバムが発表されてました(僕の最終版発表は年末になると思います)。

さて、前回はとりあえずのアップでしたので、改めてコメント付きで(順位はそのまま)。他地域に比べパッとしないと言われるブラジルですが、個人的には結構いいのがありました。今年は(今年も?)アラブ、アフリカ、ヨーロッパあたりが手薄につき、あまり大きな声では言えないんですが(苦笑)。以下、大方のワールドミュージックファンとは少しベクトルの違うベストテンかと思いますが、ご参考までどうぞ。

Beatriz_alegria_m Md2_m Seujorge_abod_m
1.BEATRIZ AZEVEDO/Alegria
2.MARCELO D2/A Arte Do Barulho
3.SEU JORGE/America Brasil O Disco
4.FEMI KUTI/Day By Day
5.JOANNA WANG/Start From Here
6.XIMENA SARINANA/Mediocre
7.LENINE/Labiata
8.MARIANA/Esta De Fiesta...Atrevete!!!
9.ORQUESTRA IMPERIAL/Carnaval So Ano Que Vem
10.NANCY AJRAM/Betfakkar Fi Eih?

まずは最近買ったブラジルもののオススメから(ちなみに1,2,3,7,9位と半分がブラジル)。

1位は初めて聴いたベアトリス・アゼヴェード(先日エルスールで購入)。CDリリースは'98年の"Bum Bum Do Poeta"以来、実に10年ぶりとのこと(このデビュー作は未聴ながら、アドリアーナ・カルカニョットも参加してるようで気になるところ)。彼女はアコースティック、ジャジー、フォーキーな手触りのSSWで、しかも裏ジャケの写真を見る限りかなりの美人(と思ったら、本業は舞台女優/詩人とのこと。まさに才色兼備です→こんな人)。

初めは地味かなと思ったけど、聴けば聴くほど味わいが出てくる感じで、涼しげなヴォーカル+まろやかなバック=上質の音楽、という公式(?)を当てはめたくなる。流麗なピアノ・ソロが美しいM-4、トン・ゼーとのデュエットが楽しいシアトリカルなM-7などは何度も聴きたくなる。全体的にホーン隊がいい仕事をしているが、特にラストはサンバ+クラリネットの心弾むナイス・チューン(ジャケットの遊園地ムードをいちばん醸し出してます)。主なゲストはヴィニシウス・カントゥアリア、マイケル・レオンハート(スティーリー・ダンとも共演)など。前述のアドリアーナ・カルカニョットやマリーザ・モンチあたりが好きな方、ぜひ。



ビースティー・ボーイズ作品でお馴染みのマリオ・カルダートJr.を共同プロデューサーに迎えたマルセロD2を2位に。プラネット・ヘンプ的なロックから、ソウル、ジャズ、サンバ、ボサノヴァをヒップホップと融合させたダンサブルかつポップな充実作。CLAUDIA"Deixa Eu Dizer"(イヴァン・リンスの曲)をサンプリングしたM-2、セウ・ジョルジが参加したM-4など、キャッチーなメロディが頭から離れない。一瞬ビースティーズかと思ってしまったM-6もいいし(フルートのループがまんまです)。マルコス・ヴァーリ、ロベルタ・サー、マニー・マーク(ビースティー人脈)といった豪華ゲスト陣も活躍。オススメ!



7位にはレニーニを。ここ数年は何となく物足りない感じがしていたが、久々に彼らしいメロディ&サウンドが戻ってきた気がする。ファンキーなのもメロウなのもいい塩梅(ただ彼のポテンシャルを思えば、もっともっと!と思ってしまうのは酷でしょうか…)。カシン(共同プロデューサー)、シコ・サイエンス(故人につき曲提供のみ)、アルナルド・アントゥネス、ペドロ・ルイスといった豪華ブラジル勢に加え、ガリシアのカルロス・ニュネスもオカリナとバグパイプで参加。以上がブラジル。



Ximena(2)
6位のXIMENA SARINANA(何て読むんでしょうか?)は、ほぼジャケ買いしたメキシコの新人女性SSW(よって上位アルバムよりも画像大きめに。このノスタルジックかつ虚ろな感じがgood)。ユニコーンの「富士」(傑作アルバム「ケダモノの嵐」収録曲)をハードにした感じの気怠い1曲目からグイッと引き込まれる。弾けるポップさはないけど、地味ながら粒揃いの楽曲が並ぶ。

残念ながら、メキシコということで期待したラテン色はないものの、オルタナティヴ・ロック/ポップの佳作として楽しめる(後半にはアコーディオン入りの曲があって、個人的にはこういうのをもう少しやってほしいけど…)。メキシコと言うよりは、アメリカのオルタナティヴでアヴァン・ポップな雰囲気を持った女性SSWという佇まいにつき、世界で広く聴かれる可能性を秘めているかもしれない。今後注目していきたい人。

てな感じで。皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


2008年ベストアルバム・ワールドミュージック編(大雪version)

前回のワールドミュージック編はとりあえずベスト5でしたが、今回はベスト10です。ただし、こちらもとりあえずのアップにつき、各アルバムへのコメントはなしで(苦笑)。

「次回の発表時には上位に食い込む可能性あり」と書いたBEATRIZ AZEVEDOとLENINEがともにランクイン。最近久々にブラジルものを続けて聴いてる関係で、ベスト3はすべてブラジルという安易さですが…。まぁ年末に発表する最終順位ではたぶん動きがあるでしょう。ということで、よろしくどうぞ。

Beatriz_alegria Md2 Seujorge_abod
1.BEATRIZ AZEVEDO/Alegria
2.MARCELO D2/A Arte Do Barulho
3.SEU JORGE/America Brasil O Disco
4.FEMI KUTI/Day By Day
5.JOANNA WANG/Start From Here
6.XIMENA SARINANA/Mediocre
7.LENINE/Labiata
8.MARIANA/Esta De Fiesta...Atrevete!!!
9.ORQUESTRA IMPERIAL/Carnaval So Ano Que Vem
10.NANCY AJRAM/Betfakkar Fi Eih?

なかには「あんた誰?」という人も入ってるかと思いますが、コメントは後日(たぶん、近いうちに)。もうしばらくお待ちください。

>Dさん
ブログへのリンクありがとうございました。音楽以外にもいつも色々と楽しませてもらってます!忘年会はさぞ盛り上がったんでしょうねぇ(行きたかった…)。


2008年ベストアルバム・ソウルほか編(大雪version)

Qtip Rsaadiq(2) Jl_evolver(2)
1.Q-TIP/The Renaissance
2.RAPHAEL SAADIQ/The Way I See It
3.AL GREEN/Lay It Down
4.NORTEC COLLECTIVE Presents:Bostich+Fussible/Tijuana Sound Machine
5.JOHN LEGEND/Evolver
6.TOMI/Same
7.THE NEW MASTERSOUNDS/Plug & Play
8.JON CLEARY/Do Not Disturb
9.CASSANDRA WILSON/Loverly
10.MARY J. BLIGE/Growing Pains

めっきり寒くなってきましたね。早いもので今年も残り1ヶ月を切り、これから慌ただしい日々が続く方も多いと思います(僕もその一人ですが)。くれぐれもご自愛ください。

さて、前回はまとめてベストアルバムをアップしましたが、今回は初単独の「ソウルほか編」です。ここではソウル/R&B、ヒップホップ、ジャズ、ジャズファンク、クラブ系など、ブラック・ミュージック中心・ジャンル横断的にランク付けしています(ちょっと乱暴ですが)。ランキング後半のものは正直あまり聴き込めてませんが、ご参考までどうぞ。



まず1位のQ-TIP(ジャケ左)。これは素晴らしい!何度もリピートしてしまう出来の良さで、思わずATCQの旧譜も引っ張り出してきた。ジャジー、趣味の良いサンプリング、独特のベースラインなど彼の持ち味は健在で、昔からのファンとしては嬉しい限り。またノラ・ジョーンズ、ディアンジェロなどがゲスト参加し、予想通りのハマり具合。特にノラ嬢のは聴いていてジョニ・ミッチェルを思い出した。

2位は上記Q-TIPのアルバムにも客演していたラファエル・サディーク(ジャケ中央)。これは60〜70年代のソウル好きなら思わず頬がゆるんでしまう好盤(ジャケからして、もろ)。スモーキー・ロビンソンか、はたまたマーヴィン・ゲイか。特にジョス・ストーンが参加したM-5はミラクルズの未発表音源かと思ったくらい(思わず笑っちゃいました)。またM-11にスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加するなど、サンプリングなしでストレートにソウルへの愛情を吐露してるのには好感が持てる。でも欲を言えば、もう少しひねりが欲しかった気も。とか言いつつ、モータウン好きの僕には抗えない魅力があるんだよなー。

5位のジョン・レジェンド(ジャケ右)は前回書いたように、あまり好みじゃないなぁという感じだった。でもあれから何度かリピートしてるうちに、これはこれでいいじゃないと思うように。やっぱ声が好きですわ。ちなみに同じシカゴ勢のカニエ・ウェストは買うつもりで試聴したら、何だか想像と違う音で保留にしてしまった(前作から僕の好みと段々違う方向に行ってる気がするんで、今作は買わないかもしれない)。まぁもうすぐ出るコモンに期待ってことで。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。