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[CD] 1月のオススメ(ワールドミュージック編)

先週末のライヴ以来、すっかりデヴィッド・バーンとトーキング・ヘッズ三昧(先日のSHIBUYA-AXに行かれた方いらっしゃいますかね?)。これを機に、持ってなかったバーンのソロを中古で買ったり。

そんなこんなで遅くなりましたが、1月のオススメCD(ワールドミュージック編)をお届けします。年明け早々、充実作が多いです。では以下、よろしくどうぞ。

Dacruz_ce_s Novalima_s Ea_ke(2) Siti_lt(2)

まず新譜。左から順にサクッとレビュー。

・DA CRUZ/Corpo Eletrico
ジャケのインパクトに惹かれ試聴→購入したブラジルの3人組。ひと言で言うと、ブラジリアン・エレクトロ+ボサノヴァ。ヴォーカルは意外とオーソドックスで聴きやすく、サウンドはパーカッシヴなところがクラブ受けしそう。

・NOVALIMA/Coba Coba
「アフロ・ペルー音楽」にクラブテイストを加えたペルーのユニット。これが3rdらしい。ダブあり、サンプリングありで、かなりカッコイイ(特にホーンが好み)。ちなみに解説はエルスールの原田さん。

・ELEFTHERIA ARVANITAKI/Ke Ta Matia Ki H Kardia
ギリシャのベテラン女性歌手。しっとり&フォーキーなところは変わらないけど、ホーン入り・ラテン風味もあってヴァラエティに富んでいる印象。好盤。

・SITI NURHALIZA/Lentera Timur
マレーシアのみならずアジアを代表する歌姫シティ・ヌールハリザ、7年ぶりの伝統アルバム。まだしっかり聴けてないけど、歌・サウンドともに最高レベルかと。ポップで軽やかな感じがとてもいい。S.アタンも参加。たぶん傑作。



次は再発もの。

Dcaymmi  Dcaymmi(2)←おまけCD-R
・DORIVAL CAYMMI/Sambas Da Minha Terra

昨年8月に亡くなったバイーアの巨匠、ドリヴァル・カイミの日本編集盤(タイトルは「わが故郷のサンバ」)。文句なしの内容&充実した解説につき、ブラジル音楽ファンは必聴でしょう。聴けば聴くほど増してくる味わい深さは絶品。ジャケ右はエルスールで買ったら付いてきたおまけ(これがまたいい)。



最後に。遅まきながら、年末からずっとシャアビにハマってました。エル・アンカ、ダフマーン・エル・ハラシ、ルネス・マトゥーブ。どれもホントに素晴らしいです。ベランメエ調がたまりません。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


[Live] DAVID BYRNE大阪公演・ショートレポ

昨夜(1/23)は待ちに待ったデヴィッド・バーンの来日公演初日。会場のなんばHatchに着くと、予想以上にお客さんの入りがイマイチで不安がよぎる(オールスタンディングなのにパイプ椅子が設置されてた)。年代も若干高めだし、ちゃんと盛り上がるのかな?と心配したんだけど、それは結局杞憂に終わった。ひと言で言うと、最高の夜。1月にして早くも今年のベストライヴに決定!

以下、ポイントを列挙すると。
・DBの声がよく伸びていた
・演奏/構成ともに素晴らしかった
・トーキング・ヘッズ時代の曲多し(3rdのが特に嬉しかった)
・アンコール回数が予想以上
・DB独特の踊り(ギターを抱えてたため若干控えめだったけど)
・ダンサー(音楽面と同等の高ポイント)
・衣装(ラストまで見逃さないよう)

来週の東京公演に行く方のため、最低限の感想にとどめておきます。行こうかどうしようか迷っている方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。DB/ヘッズ好きなら大満足だと思いますんで。ホントは僕も休み取って、もう一回観たいくらいです。余韻に浸りながら、今日は一日中ヘッズばかり聴いてました。

※ちなみにセットリストはこちら。ネタバレにつき、当日まで楽しみを取っておきたいという方はご遠慮ください。


[CD] 年初のオススメ

2008年の年間ベストを発表し終え、しばらくはレビューを書くこともないなぁと思ってたんですが、早くも新譜のオススメが出てきました。年末に購入したものも含め、いくつか簡単にコメントしたいと思います。

Welcomewagon_s Nzukerman_s Jazmine_fearless_s
・THE WELCOME WAGON/Welcome To The Welcome Wagon
まずはスフィアン・スティーヴンスがプロデュースした牧師夫妻の1st(彼のレーベルAsthmatic Kitty Recordsからのリリース)。マジカルなポップさは若干控えめながら、やはりスフィアン色が濃厚。マウンテン・ミュージック、フォーク、ポップ、ソフトロックなどが絶妙にブレンドされた好盤で、コーラスワークは大所帯グループのポリフォニック・スプリーを彷彿とさせるところも。またヴェルヴェット・アンダーグラウンド、スミスという意外なカバーもあり、一筋縄ではいかない感じがとてもいい。スフィアン好き以外にもオススメ(スフィアン愛好家はもちろん必聴)。ところで「イリノイ」の次の州が出るのはいつ?

・NATALIA ZUKERMAN/Brand New Frame
次はルーツ・ミュージックをベースにした女性SSWの日本デビュー作(すでにアルバムは4枚目らしい)。彼女はピンカス・ズッカーマン(ズーカーマン)という著名なヴァイオリン奏者(不勉強ながら僕は初耳)の娘らしい。なぜ親と同じクラシック界に進まなかったのか興味あるところだけど、それはさておき。声・音ともに結構アーシーで、シェリル・クロウとかルシンダ・ウィリアムスとかを思い出す感じ。なかなかの佳作。

・JAZMINE SULLIVAN/Fearless
最後は話題の新人R&Bシンガー。これは素晴らしい!正月に買って以来、すっかりヘヴィローテーションに(早くも年間ベスト上位ランクイン確定)。声良し、曲良しで、とても21歳とは思えない貫禄あり。個人的にはアリシア・キーズやメアリー・J・ブライジと近い印象を受けた。ジャケは日本にもいそうな女の子って感じだけど、ブックレット内の写真はティナ・ターナー似。やっぱり!(笑)



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。近いうちにワールドミュージック編、日本人編をアップできればと思っています。では、また。


2008年ベストアルバム・ワールドミュージック編(最終版・コメント付き)

Beatriz_alegria_m Md2_m Jwang(2)
1.BEATRIZ AZEVEDO/Alegria
2.MARCELO D2/A Arte Do Barulho
3.JOANNA WANG/Start From Here
4.SEU JORGE/America Brasil O Disco
5.XIMENA SARINANA/Mediocre
6.FEMI KUTI/Day By Day
7.LENINE/Labiata
8.ORQUESTRA IMPERIAL/Carnaval So Ano Que Vem
9.MARIANA/Esta De Fiesta...Atrevete!!!
10.NANCY AJRAM/Betfakkar Fi Eih?

お昼にアップした「ソウルほか編」に続けて、「ワールドミュージック編」をお届けします。2008年ベストアルバムも今回でようやく最後。今までと同様、こちらのランキングにコメントを付けてお送りします。

正直な話、よく聴いたなぁと思えるのは半分くらい。ロックや日本勢に面白いものが多かったため秋頃まであまりワールド系を聴く気持ちにならず、最後の2,3ヶ月に聴いたものが多くなりました。何せお盆休みに上京した際、エルスールでようやく2007年の売れ筋盤をゲットしてるくらいですからねぇ…。厳選された10枚でないのはご容赦いただくとして、以下よろしくどうぞ。

※上掲ジャケはベスト3、以下は4〜10位+もう少し早く聴いてればランクインのジャケです。

Seujorge_abod(2) Ximena_s Femi_day_s Lenine_labiata_s
Oimperial(2) Mariana(2) Najram(2) Haifa(2)



まずは何とベストテンの半分を占めるブラジルから(ちょっと偏ってますねぇ)。1位のベアトリス・アゼヴェード、2位のマルセロD2はともに年末のヘヴィローテーション。内容はすごく良いのに、あまり話題になってないのが残念(この2枚についての詳細はこちらを参照ください)。

4位のセウ・ジョルジは彼の持ち味を発揮した充実作。特にM-3の突き抜けた明るさ(スティーヴィー・ワンダー似のハーモニカ入り)がツボに入った。綺麗な色のジャケも印象的。7位のレニーニは久々の佳作(詳細はこちらを参照ください。そう言えば、スザーノは最近どうしてるのかな?)。8位のオルケストラ・インペリアルは年初に購入してよく聴いてたけど、1年経つと印象が薄くなってしまった。



続けて中南米。メキシコの新人SSW、XIMENA SARINANAを5位に(詳細はこちらを参照ください。ユニコーンうんぬんと書いてたら、彼らが再結成するとのことでビックリ←ワールドミュージックとは関係ないですが)。こちらはほぼジャケ買いながら、予想以上にレベルの高いオルタナティヴ・ポップだった。本ブログにしては珍しく色っぽいジャケ、コロンビアのマリアーナを9位に。内容はオーソドックスなクンビアで楽しく聴けた。ちなみに2007年作だけど、2008年購入につきランクイン。

お次はアジア。台湾生まれLA育ちのジョアンナ・ウォンを3位に(詳細はこちらを参照ください)。ワールドミュージックやアジア歌謡というよりは明らかにフォーキーなSSWの範疇だけど、とても19歳とは思えないメロディメイカーぶり&落ち着きぶりに一票。清涼感あってサラッとしてるんで、音楽にさほど詳しくない女性にも受けそうな感じあり(よって濃厚なのが好きな方にはオススメしません)。今後も注目していきたい人。



アフリカではアフロビート関連ディスクが続々リリースされた。その代表選手として、いちばん気に入ったフェミ・クティを6位にランクインさせた。全曲いいとは思えないけど、抜群にカッコイイ曲があったため。他に気に入ったのはセウン(シェウン?)・クティとスーズセイヤーズ。前者はフェミの異母兄弟(こちらが弟)で、フェラ・クティのバンドをそのまま引き継いでいる。決して悪くはないんだけど、個人的には兄貴の方が好み。後者はイギリス発のバンド。ご当地柄か、ダブの要素があったりして面白かった。ただ全体的に小粒。アフロビート以外にもアフリカものを何枚か聴いたけど、聴き込むには至らず。



百花繚乱・アラブの歌姫からは、ナンシー・アジュラムを10位に。昨年はアラブ関連ディスクが続々リリースされ盛り上がっていたが、そのペースについて行けず(ついて行く気がないという話も?)、あまり聴けていない。とは言うものの何か1枚と思い、半ば無理やりナンシー嬢を入れてみた(これが最良のものかと聞かれれば、ジャケットの顔と同様、違和感は拭えないんですが)。まぁドバイの不動産バブルがはじけたという話も聞くし、世界の金融情勢が大きく変動した年の記念(?)ということで。

ちなみにジャケ写最後にあるのは、HAIFA"Habibi Ana"。ハイファ嬢は初めて聴いたけど、内容的にはナンシー嬢よりもこちらを入れたかったのが本音のところ(入手したのが年末ギリギリになったため、やむなく見送り)。同じ理由でルネス・マトゥーブの"Au Nom De Tous Les Miens"も見送り。



さてワールドミュージックと言えば、昨年もエルスールには大変お世話になりました。あまり頻繁に買えてませんが(苦笑)。引き続き今年もどうぞよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。ちなみに「再発編」は気が向いたらってことで(ブログで触れたもの以外に、あまり目新しいものがなかったもんで…)。それよりも2009年新譜の紹介が先になる予定です。では、また。


2008年ベストアルバム・ソウルほか編(最終版・コメント付き)

Qtip_r Algreen_lid_s Rsaadiq(2)
1.Q-TIP/The Renaissance
2.AL GREEN/Lay It Down
3.RAPHAEL SAADIQ/The Way I See It
4.NORTEC COLLECTIVE Presents:Bostich+Fussible/Tijuana Sound Machine
5.JOHN LEGEND/Evolver
6.TOMI/Same
7.COMMON/Universal Mind Control
8.MARY J. BLIGE/Growing Pains
9.CASSANDRA WILSON/Loverly
10.THE NEW MASTERSOUNDS/Plug & Play

すっかり仕事モードに突入しており、更新が遅くなりました。正月休みが何だか遠い昔のようです…。

さて今までと同様、こちらのランキングにコメントを付けてお送りします。ロックや日本に比べ、このソウルほか編(ソウル/ヒップホップ/クラブ系/ジャズなど)は購入数・ハマった数ともに多くないです。正直10枚選ぶのがキツかったですねー。DJを年1回しかやってないことも影響してるかもしれません。ご参考まで、以下よろしくどうぞ。

※上掲ジャケはベスト3、以下は4〜10位のジャケです。

Nortec_tsm_s2 Jl_evolver(2) Tomi(2) Common_umc(2)
Mjb_gp_s Cwilson_loverly(2) Nms_plug(2)

まずはヒップホップから。1位は祝・復活!のQ-ティップ(以前書いたこちらも参照ください)。全盛期のATCQ並とは言わないまでも、予想以上にクオリティが高くて驚いた。全体的に歌心あるのがツボにハマり、晩秋から年末にかけてよく聴いた。

次は7位のコモン。テクノっぽい音はツライ部分もあるけど、彼のはちゃんと聴き通せるから不思議。ポップ/コア、今時/オーソドックスといった境界線を漂う感じで、バランス感覚に長けた人なんだろうなと。

同じくシカゴ勢のカニエは悩んだ末に結局購入。イヤな予感(「前作から僕の好みと段々違う方向に行ってる気がするんで、今作は買わないかもしれない」と書いたこと)は的中し、買ったけどほとんど聴いてない。彼はやっぱり1stと2ndが最高。



続いてソウル/R&Bを。2位はまだまだ現役のアル・グリーン(詳細はこちらを参照ください)。声・音ともに抗えない魅力あり。若手と組んでいるのもフレッシュでいられる理由か。やっぱメンフィス・ソウルはいいッス。

3位はラファエル・サディーク(詳細はこちらを参照ください)。スモーキー好きな方、ぜひお試しあれ。ジャケットも含め、ソウル愛に溢れた好盤。

5位のジョン・レジェンドは1st,2ndの方が断然いいと思うけど、やはり彼の声質が好きなので。6位のトミィは去年前半によく聴いた。スロバキア出身の変わり種だが、プリンスにも似た非凡なセンスを持つ人。8位のメアリー姐さんは、内容充実盤(ヴォリュームありすぎて一気に聴くのはツライけど)。2007年末の発売につき、割を食った形。



あまり聴けてないクラブ系だけど、掘り出し物もあり。4位はメキシカン・モンド・エレクトロとでも言うべき快作(怪作?)。架空のロードムービーのサントラのような雑多さにクラクラきた(詳細はこちらを参照ください)。



最後にジャズを。もはやジャズ・ヴォーカルの大御所、カサンドラ・ウィルソンを9位に。このカバー集を経た次作への期待を込めて。

去年色々と出てた模様の(ちゃんとチェックできてません)ジャズファンク系から、DJ仲間に教えてもらったザ・ニュー・マスターサウンズを10位に。オーソドックスでカッコイイ。生で体験したいタイプの人たちだが、先日の来日公演には行けず(加えて、秋に出たライヴ盤も未聴)。今年はもう少し現場に足を運びたいと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。2008年ベストアルバムも、あとはワールドミュージック編を残すのみとなりました。何とか早めにアップできればと思います。では、また。


2008年ベストアルバム・日本編(最終版・コメント付き)

Bice_s Sd_para(2) Sfu_cante(2)
1.bice/かなえられない恋のために
2.SCOOBIE DO/パラサイティック・ガール
3.ソウル・フラワー・ユニオン/カンテ・ディアスポラ
4.土岐麻子/Summerin'(+How Beautiful)
5.SEEDA/Heaven
6.鈴木慶一/ヘイト船長とラヴ航海士
7.キリンジ/7 -seven-
8.木村カエラ/+1
9.Mr.BEATS a.k.a. DJ CELORY/Beautiful Tomorrow
DOUBLE FAMOUS/Same
*ベストシングル「海岸線のホテル/あなたのフリをして」(両A面)

正月三が日も終わりましたねぇ。

さて先日のロック編と同様、こちらのランキングにコメントを付けてお送りします。購入数はさほど多くないものの、2008年は日本人に当たりが多かったような気がします。木村カエラを除けば、おそらくヒットチャートとは縁遠いランキングですが、以下よろしくどうぞ。

※上掲ジャケはベスト3、以下は4〜10位+ベストシングルのジャケです。

Toki_summerin Seeda_heaven(2) K1_s 7_s
+1_s Mrbeats(2) Df(2) Tights_kaigan(2)



1位は文句なしにbice(ビーチェ)。2008年いちばんの掘り出し物にして、すべてのジャンルで最もよく聴いたアルバム(詳細は以前アップしたこちらをご覧ください)。とにかく一度ハマると抜けられなくなり、毎日のように聴いてた。入手困難な昔のCDも中古でゲットしたし。今後さらに表舞台でも活躍してほしいポップ職人。

2位はスクービードゥー。向井秀徳と組んだ前ミニアルバムも最高だったけど、このアルバムも演奏・歌詞ともに抜群の突き抜け具合。超ファンキーでお馬鹿度満点、もちろんメロウもいける。日本のファンク・ロックもここまで来たか、という感じ。派遣切りに象徴される世知辛い世の心理状態を見事に描き出した「僕不安です」や、安直なエコ/ロハスブームに一石を投じる「オーガニック狂騒曲」では、彼らの社会に対する視点の確かさに膝を打った。

3位はソウル・フラワー・ユニオン。とにかく生命力を感じるアルバム(人間くさい歌の数々)。様々な音楽性をぶち込みながら彼らの世界にグイッと引き込んでいるのが頼もしいし、せーので普通にやったら自然と混ざってしまった感じがまた素晴らしい。それにしても、中川敬の声もバンドの音も濃いわぁ。わさわさ楽しく、ほろりとくる、幹のブッとい傑作。久々にライヴに行きたくなった。



4位以下もつらつらと。

まずは女性陣から。4位の土岐麻子は昨年ミニアルバムやシングルしか出してないものの、過去の作品も含めてよく聴いた(声質がホントに好き)。昨年は某アパレルメーカーCMへの出演(歌だけでなく)も果たし、今後ますますメジャーフィールドでの活躍が期待できるはず。21世紀型ジャパニーズ・シティ・ポップスの本流であり、僕が今いちばん好きな女性シンガー。GW中に念願のライヴを初体験できたのも嬉しかった。1/14にリリースされるNew Album"TOUCH"が今から楽しみ!

8位の木村カエラはシングル以上にアルバムの曲が良かった。特にアルバムラストの"Humpty Dumpty"は春先に聴きたくなる名曲。1/28にリリースされる自身のシングルに先立ち、1/14には何とスチャダラパーとのコラボシングルもリリースされるなど、今年もその活動は要注目。

10位のダブル・フェイマス(昨年結成15周年/デビュー10周年を迎えた無国籍楽団。こちらは男女混合です)も彼らの持ち味を発揮していた。久々に畠山美由紀が復帰したのも大きかった。その他圏外では、高田みち子(裏・竹内まりや?)、ロマーンズ(ラモーンズのコピー中心・ガールズバンド)も印象に残った。



あとは男性陣を。ミュージックマガジンでは見事1位だった鈴木慶一を6位に。これは曽我部恵一プロデュースの傑作。この「Keiichi」コンビで次作も是非。僕があれこれ言うこともないんで、手短に。

7位は堀込泰行(弟の方)が上述・土岐麻子新作にも参加しているキリンジ。順位はもっと上でもいいんだけど、縁起良く777ということで。若きポップ・マエストロの新作は前作に引き続き快調。レコード会社移籍によりいい効果出てるのか?年末にはメジャーデビュー10周年記念ベストも出たけど、彼らのアルバムは全部持ってるため未聴(ただ海外リマスタリング+HQCD+新曲ありとのことで買おうか悩んでます…)。

5位と9位は和製ヒップホップ。ともにサウンドがカッコ良かった。ホント、センスあるよなぁ。クラブライクなのはあまり聴けてないんだけど、クラブテイストのロックで言うとサカナクションがなかなか良かった。彼らはくるり、スーパーカー、オザケンを彷彿とさせる若手バンドで、もう少し線が太くなれば面白い存在になると思う。1/21に新譜が出るらしいので、期待したいところ。



ベストシングル賞は映画「GSワンダーランド」の主題歌に(詳細はこちらをご覧ください)。2曲それぞれにいい感じで、ジャケットも含めての受賞。ぜひ店頭で裏ジャケもご覧ください。

最後に、ダウンロード限定音源では、細野晴臣&ワールド・シャイネスの「はらいそ」「Pom Pom蒸気」が臨場感あってビックリした('08.04.22開催のビルボードライブ東京でのライヴ)。こんな風にライヴ音源をすぐにネットで配信するとか(もう色んな形で始まってるとは思うけど)、CDパッケージとは別の楽しみ方が今年はもっと増えてくるだろう。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです(長文読んでいただき、ありがとうございました)。ではまた、近いうちに。


2008年ベストアルバム・ロック編(最終版・コメント付き)

Dylan_tts(2) Winwood_nine_s Rnewman_harps(2)
1.BOB DYLAN/The Bootleg Series Vol.8 : Tell Tale Signs - Rare And Unreleased 1989-2006
2.STEVE WINWOOD/Nine Lives
3.RANDY NEWMAN/Harps And Angels
4.ELI "PAPERBOY" REED & THE TRUE LOVES/Roll With You
5.RY COODER/I,Flathead
6.DAVID BYRNE & BRIAN ENO/Everything That Happens Will Happen Today
7.RON SEXSMITH/Exit Strategy Of The Soul
8.BRIAN WILSON/That Lucky Old Sun
9.DR.JOHN & THE LOWER 911/City That Care Forgot
10.MATTHEW SWEET/Sunshine Lies
次点.THE RACONTEURS/Consolers Of The Lonely

皆さま、お正月はいかがお過ごしでしょうか?

さて先日、こちらでランキングのみアップしましたが、今回はコメント付きでお送りします。2008年も昔から好きなミュージシャンの新譜を繰り返し聴くことの多い年でした。以下長文ですが、よろしくどうぞ。

※上掲ジャケはベスト3、以下は4〜10位+次点のジャケです。

Eli_roll Ry_iflathead(2) Byrne_everything Ron_exit_s
Bwilson_tlos(2)_s Drjohn911(2) Ms_sunshine(2) Raconteurs_cotl(2)



まずは1位のボブ・ディランから。ブツの詳細は以前アップしたこちらを参照いただくとして。とにかく歌の深みと説得力が圧倒的だった。僕は3枚組の豪華版を購入したけど、1枚目だけでも十分素晴らしい(国境マスターもお気に入りの名曲"Red River Shore"のためだけに買っても損なし)。曲はどれも味わい深いのだが(生々しく響く声と音に感激)、特に"Dignity"のゴスペル・フィーリングに心が震えた。ロックンロール以前のアメリカン・ポピュラー音楽を無理なく取り込む懐の広さ、変わり続けようという意志、過去を脱ぎ去る軽やかさ、そういう彼の姿勢に引きつけられた。45年以上のキャリアにして、この瑞々しさはどうだ。改めてその大きさに感服。映画や写真集を含めた活動の拡がりもいい感じだった。

お次はアメリカン・ポピュラー音楽つながりで、3位のランディ・ニューマンを。セルフカバーを除けば9年ぶりの新作(大統領選の年にぶつけて来たと思われる)も相変わらず高品質だった。その皮肉屋ぶりと秀逸なメロディ&アレンジは彼ならでは。まさにアメリカの至宝。なぜ日本盤が出ないのか不思議でならない(歌詞が重要な人なだけに、やはり対訳がほしいところ)。

2008年もアメリカン・ロックを聴く回数の方が圧倒的に多かったが、英国勢にも良作あり。そのなかで最も聴き込んだのが2位のスティーヴ・ウィンウッド。正直言って期待を大きく上回る出来に驚いた。間口が広く、奥が深い。飽きずに一枚聴き通せ、しかも耐久性がある。そういうの最近、なかなかないよなぁ。R&B、ジャズ、ラテン、アフロなど様々な音楽がうまくブレンドされており、彼が辿ってきた道のりの集大成とも言える傑作となった。素晴らしい。いや、素晴らしすぎる。



4位以下もつらつらと。

まずはベテラン勢から。5位は最近精力的なライ・クーダー。「カリフォルニア3部作」の最後を飾る今作は歌良し・曲良し・演奏良しと三拍子揃っており、若々しく開放感のあるところがとても好きだった。もっと話題になっても良さそうなもんだけど、皆さんもう少し渋いのが好きなんでしょうね?

6位は27年ぶりのコラボとなったデヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ。ポップさと音の面白さのバランスがさすが。傑作"My Life In The Bush Of Ghosts"とは違うリラックスした感じに最初は肩すかしをくらった気がしたけど、これは聴けば聴くほど発見のあるスルメ・アルバムだと思う(単純にいい曲が多いし)。今月の来日公演が楽しみ!

8位のブライアン・ウィルソン、9位のドクター・ジョンはともにもっと順位が上でもおかしくない充実作。自分の居場所(カリフォルニア、ニューオリンズ)から世界に向けて発信されたある種のローカル・ミュージックであるがゆえ、足場がしっかりしており軸がぶれない。前者ではヴァン・ダイク・パークスの参加が、後者ではアルバム通して感じた力強さが、作品に深みを与えていた。



次に中堅どころ。7位のロン・セクスミスは(相変わらず)派手さはないが味わい深い良作だった。いつも期待を裏切らない人だけど、日本であまり人気がないのが残念。息長く頑張ってほしいんで、微力ながら応援し続けます。

10位のマシュー・スウィートはポップでロックな快作。スカッと清々しいのが好みだった。なお次点にはなったが、ラカンターズ(ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト+ブレンダン・ベンソンの双頭バンド)も文句なしのカッコ良さだった。



最後に新人。期待を込めて、ELI "PAPERBOY" REED(P-VINEの表記ではイーライ・"ペーパーボーイ"・リード)を4位に。オーティス・レディングばりのソウルフルな声(しかも白人の若造!)に驚き、ソウル/R&B黄金期を彷彿とさせる演奏に好感を持った。海外では2008年いちばんの掘り出し物。まだの方はぜひ。

他には、才能溢れるメロディメイカーのJAMES YUILL(最後までランクインさせるか迷った)や、日本でも話題になったMELODY GARDOTも印象に残った。また曲単位では、もともとジャズ畑のERIN BODE(厳密には新人ではないが)や、チボ・マット+ブロンディといった佇まいのTHE TING TINGSもよく聴いた。



選には漏れたけど良く聴いたものを列挙して締めに。ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ(ラスト曲は名曲)、ジョン・ハイアット(これは長く聴けそうな佳作)、マーズ・ヴォルタ(年初に聴きまくったが、今は印象が薄くなってしまった)、ビリー・ブラッグ、クレア&ザ・リーズンズ、R.E.M.(1stシングル最高)、ヴァン・モリソン。もちろんどれもクオリティは高いです。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです(長文読んでいただき、ありがとうございました)。ではまた、近いうちに。


謹賀新年

あけましておめでとうございます。
皆さまにとって2009年が良い年でありますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Tpdeoro(2)
2009年一発目は景気づけにティト・プエンテ!
個人的には何だかラテンな年になりそうな予感。