[CD] 収穫の秋
松本隆の「新・風街図鑑」が12月にリリース(作詞活動40周年記念)

[CD] 収穫の秋(その2)

もう10月ですね。ぼちぼち運動会の便りも聞こえてくる今日この頃。とは言え、まだ昼間は暑い日も多く、自主的にクールビズを続けたりしてます。



さて前回レビューできなかった最近のオススメCDをピックアップ。今回は海外ロック/ポップ編です。かなりインディ寄りのセレクト&ちょっと長めですが、どれも粒揃いのCDばかりですんで、よろしくどうぞ。

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・YO LA TENGO/Popular Songs
・JIM O'ROURKE/The Visitor

米インディーズ界の大御所であるヨ・ラ・テンゴ、3年ぶりの新作(通算13枚目)はポップ&アグレッシヴな傑作。ソフトロック、フォーキー、サイケ、ガレージ、モータウン、ボサ風など、相変わらず振れ幅広くてクオリティの高い音。ひと言では言い表せない魅力を持つ替えのきかないバンドだけど、もう25年も飄々とやってるのがスゴイなぁ。短めのポップソングが続いた後に居並ぶ最後の3曲はそれぞれ9分、11分、15分を超える長尺で、やはりこの辺が彼らの真骨頂かと。凶暴なギターがたまらないラストのインスト曲が特に好み(クラブとかでかけたら盛り上がりそう)。12月に来日するので、ぜひ会場に足を運びたいところ。文句なしに年間ベスト候補の一枚。



確か日本映画好きが高じて現在は日本在住のジム・オルーク、8年ぶりのソロ新譜(久々とは言え、その間もウィルコ、ルース・ファー、ソニック・ユース関連などで活動は活発だった)。何と全1曲38分のインスト・アルバムながら、各楽器の響かせ方や構成の妙で飽きさせない展開になっているのがスゴイ。ちなみに全楽器を一人でやっており、自分ができない楽器(ex.トロンボーン)も自ら演奏するために半年練習したとか。しかもすべて編集なし・リアルタイムの演奏というから驚く。ホントこだわりの人です。



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・RICHARD SWIFT/The Atlantic Ocean
・ANDREW BIRD/Noble Beast

カリフォルニア出身のSSWかつマルチ・プレイヤー、リチャード・スウィフト。この人は初めて聴いたけど、60〜70年代ロック/ポップスをベースにしたメロディがとても良い。ちょっと変わった声や時折聞こえるシンセもクセになる。楽器は基本的にすべて一人でやってしまう人だが、ショーン・レノン、パット・サンソン(ウィルコ)、ライアン・アダムス、そしてスフィアン・スティーヴンス・バンドの一員でもあるCASEY FOUBERT(ケイシー・フォーバート、って読むんでしょうね)などが参加している曲も。80〜90年代パワーポップ、トッド・ラングレン、中期ビートルズ、ニルソンが好きなら迷わず買い。相当な傑作のような気がする。



こちらもヴァイオリン、口笛、グロッケンシュピールなど操るマルチ・プレイヤーでSSWのアンドリュー・バード。こんな面白い人がいるとは今まで知らなかった。音楽的には結構多彩でフォークやクラシックもルーツにあることが聴き取れ、一聴すると行儀良い感じにも聞こえるが、やっぱりとち狂ってる(褒め言葉です)。声が少し似ていることもありスフィアンやルーファス・ウェインライト好きなら気に入るだろう(この人も彼らと同レベルの才人だと思う)。

※下記で彼のヴァイオリンと口笛とギターを堪能あれ。僕は即ファンになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=wRk2iHkOcNE
http://www.vimeo.com/3612051

なお日本盤は"Useless Creatures"というインスト・アルバムがボーナスで付いた2枚組。こちらにはウィルコのグレン・コッチェがパーカッションで参加(シカゴつながりのようだ)。上述のリチャード・スウィフトと同様、ウィルコ人脈が関わってるのが興味深い。面白そうなことやってる人たちは、やっぱりどっかでつながってるんだなぁ。来年2月に来日も決まったようだけど、東京だけなのが残念。生で観たらかなり楽しそうなのになぁ…。



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RUFUS WAINWRIGHT/Milwaukee At Last!!!

そして最後。待望のルーファス・ウェインライト新譜('07年ツアーのライヴ盤)。色んなversionがリリースされているが、僕が買ったのはCD+DVDの輸入盤(ちなみに国内盤はCDとDVDバラ売り)。

まずCDの方だけ聴いたけど、ベスト的選曲でもあり、曲良し、歌良しでホントにいい。CDだけでも年間ベスト候補になってしまうほど。去年の来日公演に行けなかったのが返す返すも悔やまれる(大阪はスフィアン・スティーヴンスと同日だったため、悩みに悩んでスフィアンへ)。おそらく色んな意味でメインと思われる(笑)DVDは未見につき、追ってまたレビューしたい。近いうち日本にも来てほしいッス。



今回たまたま時期的に近いのをセレクトしたんだけど、図らずもウィルコやスフィアンやルーファスが現在進行形のアメリカ音楽において要になっていることがより鮮明に見えてきた。やはり今後も彼らの動向からは目が離せない。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

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