Previous month:
February 2010
Next month:
April 2010

[CD] 最近のオススメ(春分version)

桜は咲き始めてますが、まだまだ寒いですねー。今回は最近の雑感から。

まずは城島。格の違いを連日見せつけてくれた(今日は負けたけど…)。打つ方は6番で気楽にやってもらって、彼には投手陣の立て直しに注力してもらいたい。とにかく、阪神に来てくれて感謝!



次はギャラクティック。こないだの金曜、心斎橋クラブクアトロのライヴへ。予想通りのカッコ良さ、グルーヴ感溢れる演奏に大満足。コリー・ヘンリー(トロンボーンfromリバース・ブラス・バンド。サングラスがカニエ風・笑)、シリル・ネヴィル(彼が入ると何とも香ばしい感じになるのはサスガ)といったゲスト陣もバンドにしっくりハマってた。ラッパーが3名参加していた前回よりも、間違いなくバンドとしてのまとまりがあった。

メンバー全員が良かったけど、やはりスタントン・ムーアが最高!アンコール前までの2時間叩きっぱなし(ちなみに顔はエルトン・ジョン似・笑)。ここで来てほしいと思ったところにスコーンと入るドラムを再び体験できて感激の一夜に。また早く来てほしいなぁ。ところで、国境マスターは東京公演に行ったんでしょうか?



最後はボブ・ディラン。いよいよ日本公演もあと明日の東京を残すのみ。ライヴの余韻に浸りながら、改めて彼の旧作・近作を引っ張り出してきたという方も多いのでは?来日にあわせて刊行された『ボブ・ディラン・ディスク・ガイド『ボブ・ディランのルーツ・ミュージックといった本を参考にしながら、深い世界をじっくり楽しむのもまた一興かと。

僕はあわせて"Anthology Of American Folk Music"(6枚組で値は張るけど、やはり基本アイテムでしょう)や、関連するミュージシャンを聴き返したりしてます。こういう行為がまた楽しく、広い音楽的裾野・背景も含めてオイシイのがディランだよなと、改めて感じ入った次第。



さて前置きが長くなりましたが、最近買ったCDのレビューを。

Ccd_genuine
CAROLINA CHOCOLATE DROPS/Genuine Negro Jig

上述ディランつながり、アメリカン・ルーツつながりでオススメなのがこのキャロライナ・チョコレート・ドロップス。印象的なジャケットに惹かれタワレコで試聴→購入した一枚。最近あまり見かけない黒人3人組のオールドタイム・ストリング・バンド。バンジョー、フィドル、ジャグ、カズーといった楽器が入った音楽が好きなら気に入ると思う。

リリースはノンサッチ(プロモ映像はこちら)、プロデュースはまもなく来日するジョー・ヘンリー(色んな仕事してますね)と聞けば、触手が動く方も多いだろう。オールドタイム/アコースティック・スウィング好きだけでなく、ジョー・ヘンリーの関連作が好きな方にもぜひ聴いてもらいたい。伝統曲が半数を占めるなか、トム・ウェイツのカバーがあるのも面白い。この辺が新世代っぽい?

しかしこれ(↓)見たら、絶対ライヴ行きたくなるよな。







Lackofafro
LACK OF AFRO/My Groove Your Move

お次もタワレコで試聴し気に入った一枚。イギリスから面白い新人バンドが登場かと思ったら、マルチ・プレイヤー/DJ/プロデューサーとして活躍しているアダム・ギボンズによるユニットの2枚目、とのこと(タワレコのレビュー参照)。今まで知らなかったこのラック・オブ・アフロ、相当カッコイイっすよ。歌心あるジャズファンク、クラブライクなロックが好きな方はぜひ。

音的にはメロウ&ファンキー、ブレイクビーツもありと、結構多くの人にヒットしそう(でもちゃんと引っ掛かりはある)。個人的にはヒップホップ以降を感じさせる感覚と雑多な音楽性が魅力的。モータウンなどのソウル風味もあり、やはりその辺はイギリスというお国柄かも。と考えていたら、ふと「黒さ不足」という名前はブルー・アイド・ソウルの宣言でもあるのか、と膝を打った次第。今後要注目。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

[SMH-EP] ボサノヴァ歌謡+和モノ・グルーヴ

昨日おとといはホントすごい風でしたが、今日は穏やかでいいです(また庭の梅の木にメジロが来てました)。



さて、最近オススメのCDを色々ご紹介。と思っていましたが、ひょんなことからボサノヴァ歌謡、和モノ・グルーヴの音源(YouTube映像は静止画)にぶち当たったため、「私的名盤アワー」の記念すべき第10回目としてお届けします。

知ってる人には当たり前、知らない人にはとても新鮮。有名歌手のレア・グルーヴはもちろん、「えっ、こんな人が?」という大女優や短い芸能生活だったと思われるアイドルなど、すべての曲が「今聴いてカッコイイか」という価値観のもと同一線上に並ぶのがやはり醍醐味ですね。

今回初耳のものもいくつかあり、昔の和モノ・歌謡曲も久々に買ってみようと思いました(深入りしないように気をつけないと…)。取り急ぎ、コメント少なめで貼り付けますが、よろしくどうぞ。



これは「知らない歌」でした。






個人的にはボサノヴァ歌謡史上で一、二を争うほど好きな曲。名曲。






これもいい曲。しっとりしたムード。






初耳だけど、これは素晴らしすぎる!パヤパヤ・スキャット、流麗なリズム、何とも言えないゆる〜いムード(都会で味わう南国の夜という感じ?)がタマりません。

興味のある方は、こちら(ジャケ大きめ)やこちら(詳細な解説)を参照ください。自分の不勉強さ(?)が身に染みます。






最後はガツンと連発で。




オーラスは、どこかのお店でよく見たジャケット(笑)






以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

BOB DYLAN Live At Zepp Osaka (3/13)

雨上がりの土曜日、ボブ・ディランのライヴを観にZepp Osakaへ。彼は過去何度も来日しているが、今まで見事にタイミングを逃しており、実は今回が初めての生ディラン。

貴重な土曜開催ということもあり、おそらく遠方から来たファンも多いだろうと推測。自分より年配の方が多いと思っていたが、若者の姿がかなり目立った(女性客も予想外に多し)。久々に満員電車のようなライヴ会場だった。17時15分頃に始まり19時過ぎまでだったと思うが、混雑のなかスタンディングで2時間はやっぱり足腰にきた(笑)。

で内容はというと、もう最高のライヴだった!とにかく、今ここで行われているというライヴの醍醐味を満喫できた。全17曲、本当にあっという間で、もっとやってくれーという感じだった。

早速オフィシャルサイトにアップされてるけど(日本のサイトには簡単なレポもあり)、セットリストは下記の通り(事前に見たくない方は飛ばしてください)。

<2010.03.13 Sat. BOB DYLAN At Zepp Osaka>
01. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
02. The Man In Me
03. I'll Be Your Baby Tonight
04. Love Sick
05. Rollin' And Tumblin'
06. The Lonesome Death Of Hattie Carroll
07. Tweedle Dee & Tweedle Dum
08. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
09. Ballad Of Hollis Brown
10. Shelter From The Storm
11. Highway 61 Revisited
12. Not Dark Yet
13. Thunder On The Mountain
14. Ballad Of A Thin Man
(アンコール)
15. Like A Rolling Stone
16. Jolene
17. All Along The Watchtower

超名曲も、あまり聴き込めてない曲も、本当に全曲素晴らしかった。アルバムとはかなりアレンジが変わったり、ジャムっぽい演奏も結構あったりして、新鮮な驚きに満ちていた。大阪では毎日かなりの曲が入れ替わっていた模様だし(ちなみに今夜の新登場は9曲。大阪3日間で、早くも36曲の違った歌を披露したらしい)、ライヴならではの、その場にいる楽しさを十分味わえた。できれば毎日行きたいというファンの気持ちがよく分かった。

全曲良かったけど個人的なハイライトは1,3,5,10,11,13,17あたり。特に11はこの夜のNo.1だった。ギター(よく見えなかったけど、たぶんチャーリー・セクストン)とキーボード(ディラン)の応酬が最高にカッコ良かった。なお全編通して音響もよく、特にギターの音がカッコ良く聞こえた。ライヴ・ハウス・ツアーということでこの点は非常にラッキーだったかも。

ここまでは初期+21世紀の曲中心(70年代がほとんどない中で10をやってくれたのは嬉しかった)。参考まで、これから大阪、名古屋、東京に行かれる方は、近作では"Time Out Of Mind"、"Love & Theft"、"Modern Times"あたりはやはり押さえておいた方がいいかも。ただ演奏する曲は毎日変わるから、また違うセットになってるかもしれないけど。

ちなみに終演後のグッズ売り場には長蛇の列。Tシャツなど気になったが並ぶ気力なく(チロルチョコとのコラボもチェックしたかったけど…)、晩ご飯を食べに大正の沖縄料理屋へ行って飲み語らう。とても濃い一日だった。やっぱり音楽は、ライヴは、いいッスね!

以上、取り急ぎのライヴ・レビューでした。これから参戦される方、かなり期待してOKだと思います。今回はもうチケットも取れないし行けないけど、早くも次回の来日が楽しみでなりません(次はでかいハコでしょうね)。それまで膨大な音源を聴いて楽しむとします。しばらくはディラン三昧の日々が続きそうです。

では、また。

[CD] 最近のオススメ(啓蟄version)

今朝、外でチーチー鳴く声がするので出てみると、庭の梅の木にメジロがつがいで来て花の蜜を吸ってました。まだまだ寒い日が続きますが、春はもう近くまでやって来てるんでしょうね。

さて、タイミングを逃して最近新譜をオススメできてませんでしたので、まとめてご紹介。以下、よろしくどうぞ。



Vw_contra  Cbrae_thesea
・VAMPIRE WEEKEND/Contra
・CORINNE BAILEY RAE/The Sea

まずは海外のロック/ポップから。1stが各所で絶賛されたNYのヴァンパイア・ウィークエンドは、何度も購入を迷いながら今まで聴かずにいた新世代バンド。センスはあるが線の細いひねくれポップだろうという事前の予想に反し、この2ndを試聴したらとても面白かったんで即レジへ(笑)。ニューウェイヴ、インディーロック好きはもちろん、ワールドミュージック(アフロ・ポップ)愛好家も唸らせる独特のポップさ・雑食性の高さが持ち味(クラシックの要素まである)。好きなようにやってちゃんと結果を出したという風情が頼もしい。ジャケのセンスもかなり好き。変なバンド!(褒め言葉)。

続いては人気の英SSW、コリーヌ・ベイリー・レイの2nd。彼女もアルバムをちゃんと聴いたのは本作が初めて。アコースティック感のあるソウルで、少し憂いあるヴォーカル、クオリティの高い楽曲、そして全体に漂う上品さが魅力的。じっくり聴くのも、嫌みのないBGMとして流しておくのも両方OK。'08年に夫を亡くした悲しみを乗り越え完成させたアルバムという情報がなくても、音から痛みと希望が伝わってくる好盤。日本盤にはジミヘン"Little Wing"のカバーを収録。



Kojimamayumi_br  Birthday_starblows
・小島麻由美/ブルーロンド
・The Birthday/STAR BLOWS

次は日本のロック/ポップを。まずは待ってました!の小島麻由美。この4年ぶりの新譜(通算8枚目)も期待に違わぬ出来。とにかく元デキシード・ザ・エモンズの八馬義弘が叩くドラムの音が素晴らしい(60年代のビート・バンドっぽい)。これだけでも聴く価値あり。ミュージックマガジンのインタビューで彼女自身が言ってた通り、こういうドラムだといい作品になると確信しちゃうよなぁ。ドラムだけでなく、もちろん曲良し、歌良しで、ファンには大満足のアルバム。様々な音楽を詰め込んだおもちゃ箱みたいなワクワク感あり、早くも年間ベスト候補に。

こちらも待望の新譜を出したチバユウスケ率いるザ・バースデイ。前作がとても好きだったので('08年ベストテン選出後に購入→早く聴かなかったのを激しく後悔)、期待して聴く。骨太ロックの基本は変わらないが、長尺曲が多いのが本作の特徴。中盤以降が特にカッコイイ。



Miom_flor  Soweto
・松田美緒/Flor Criolla クレオールの花
・V.A./Next Stop... Soweto

最後はワールドミュージック関連。先日観たライヴが素晴らしかった松田美緒さん、ようやくCDも購入(HMVの紹介ページはこちら。インタビューもあり)。ラテン/ブラジルの名曲カバーを含む新譜は、伸びやかな彼女の歌に引き込まれる好盤。基本はウーゴ・ファトルーソ(ウルグアイを代表するピアニスト)、ヤヒロトモヒロ(パーカッション)とのトリオ編成で、シンプルながら力強い演奏にグイッとつかまれる。ラテンの情熱と優美さに耽溺してしまう本盤は、文句なしに年間ベスト候補。

オーラスは再発盤。もうすぐW杯が開催される南アフリカ、60〜70年代ズールー・ジャイヴ/ンバクァンガのコンピ。貴重な音源ばかりみたいだけど、ハッピー&ダンサブルで単純に楽しめる一枚。聴いててホント気持ちいいんで、普段アフロ・ポップを聴かない人にもオススメ!



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

「メイン・ストリートのならず者」リイシュー詳細

オリンピックも終わりましたね。

昨日は松田美緒さんのライヴ@奈良・生駒に行ってきました(Dさん、Yさん、打ち上げもお疲れさまでした!)。演奏も素晴らしかったんですが、とりわけ彼女の歌に惚れ惚れ。とても満足のいくライヴでした。実はまだCD買ってないんで、早く買わなきゃ。



http://tower.jp/article/news/3411

さて、去年出る出ると言われて結局出なかったローリング・ストーンズの名作"Exile On Main Street"(邦題は「メイン・ストリートのならず者」)再発盤ですが、ようやく発売日など詳細が決まったようです。

http://www.rollingstones.com/news/news.php?uid=708

今回は以下3種類のフォーマットでリリースされる模様。最近こういうの多いですね。
・通常盤
・デラックス・エディション(未発表曲+別ヴァージョンなど計10曲を収録したボーナス・ディスク付き2枚組)
・コレクターズ・エディション(ドキュメンタリーDVDや50ページのブックレットなど追加)

気になる発売日は、5/17(UK)、5/18(US)の予定とのこと。ちなみに日本盤の発売は不明(上の2つは出そうな気もしますが、果たしてコレクターズ・エディションは出るんでしょうか?)。

ストーンズ史上最も好きなアルバムだけに、今から楽しみでなりません。

ーーーーー

[追記・'10.3.7]

http://www.cdjournal.com/main/news/the-rolling-stones/29508

上述コレクターズ・エディション(=スーパー・デラックス・ボックス・セット)は、デラックス・エディションにプラスして、同作のアナログ盤やドキュメンタリーDVD、カラーブックレット、ポストカードなどが同梱されている模様。そっか、2枚組アナログが付くんで5枚組なのか、と納得。

以上、じゃちょっと寂しいんで、おまけとして、アルバム中最も好きな曲のひとつである"All Down The Line"のライヴ('72)を載せておきます。とにかくミック・テイラーのスライド・ギターがカッコ良すぎ!