雑感
風通しの良い音を聴かせるテテの新譜

[CD] 最近のオススメ(清明version)

いやはやビックリ。阪神・金本の連続フルイニング出場が今日ストップしました(それでも1492試合というのは大リーグにもない大記録)。8回表に代打で出場したため、連続試合出場は継続中。ファンとしては、ケガを治してもらって万全の状態で臨んでほしいですね。

さて、前回お知らせした通り、オススメのCDレビューを。以下、よろしくどうぞ。



Mose_theway
MOSE ALLISON/The Way Of The World

来日公演もあり、最近よく本ブログに登場するジョー・ヘンリー。先日アップしたCCDに続き、彼のプロデュースしたアルバムがまたリリースされた(以前こちらに書いたやつ。次はハリー・ベラフォンテ?)。

アメリカのジャズ・ピアニスト/シンガーであるモーズ・アリソン、13年ぶりのスタジオアルバムがそれ。モッズに影響を与えたミュージシャンでもあり、ヒップな佇まいが好き者にはタマらない爺さん(御年82歳!)。ライナーによると、ジョー・ヘンリーがほぼ1年かけて説得しスタジオに引っ張り出してきたようだ(ちなみにレコーディングは5日間と、いつものように短期間)。

冒頭の"My Brain"からグイッと引き込まれるが(こちらで聴けます)、これはリトル・ウォルターでお馴染み、ウィリー・ディクソン作のブルース名曲"My Babe"の替え歌(という言い方でいいのかな?)。歌・演奏もいいが、とにかく歌詞が振るっている。「俺の脳みそが衰えていく/毎時1,200もの神経細胞(ニューロン)がなくなっていくんだ」てな具合で(こちらに歌詞が一部載ってます)、ある意味かなりパンキッシュ。さすがに年季が違うカッコ良さ。

味わいのあるヴォーカル、セロニアス・モンクを彷彿とさせるピアノなど、粋なところは相変わらず。ブルースでもあり、ジャズでもあり、とにかくスウィングしてるのが気持ちいい好盤。ルーズヴェルト・サイクスのカバーや、ラストに置かれた娘エイミー・アリソンとの幸せそうなデュエットも印象的。爺さん、まだまだいけるよ。ぜひ次もよろしく!

<参考> これもヒップ!







Jorge_amar
JORGE DREXLER/Amar La Trama

次は僕の大好きなウルグアイ出身のSSW、ホルヘ・ドレクスレル(以前こちらでもピックアップ済み)。待望の新譜は期待通りで、今年のベストアルバム上位に食い込むだろう傑作。ひと月ほど前に購入して以来、すっかり愛聴盤になっている。

マドリッドにあるテレビ局のスタジオを使用し、数名の観客を前にライヴ・レコーディングされた本盤(制作期間は4日間)は、ライヴという性格ゆえ、歌・演奏ともに生き生きした感じを受ける。過去作で導入されていたエレクトロニカ的要素(これはこれで好き)はほとんどなく、よりヴィヴィッドに楽器の音が聞こえてくるのも大きな魅力である。

ホルヘと言えば「声とギター」のイメージが個人的には強いが、本作は弦楽器だけでなくホーン・セクションがとても印象に残る。躍動感溢れる曲が多いのは彼らのお陰だろう。またアルバム通して曲調はヴァラエティに富んでおり、いつものしっとり系や、アコギのカッティングが気持ちいいグルーヴ感ある曲のほか、ラテン・プレイボーイズかマーク・リボーが演りそうな怪しげなラテンもあったりと飽きさせない。元々が素晴らしいソングライターではあるが、今回はいつもに増してメロディに冴えを感じる曲が多い。

本当に捨て曲がないのだが、彼のメロディセンスが光るM-1,3,5,7,11あたりがお気に入り(特にM-5はツボ)。そんななかイチオシとしては、あえて唯一のカバー曲である"I Don't Worry About A Thing"(前述モーズ・アリソンのカバー)を挙げたい。これがダン・ヒックスを彷彿とさせるアコースティック・スウィング(しかもマリンバ入りの南国風味)に仕上がっていて、とても素晴らしい。個人的にはぜひこの路線を続けてほしいと願う。またこの曲にはベン・シドランと息子のリオ・シドランが参加しており(去年発売されたベンのアルバムにはホルヘが参加していた)、彼らがこの曲を推薦したのかなと想像したり。

下記公式サイトで試聴・視聴可につき、興味を持った方は一度聴いてもらいたい。カエターノ、ボサノヴァ、SSW、アコースティック・グルーヴといったところが好きなら、たぶん気に入ると思います。ちなみに僕が購入したのはCDのみのヴァージョンだけど、メイキング・ドキュメンタリーを収録したDVD付きヴァージョンもある模様(いつか入手しなきゃ)。生でこんな音が聴けたら最高だろうなぁ。ぜひ来日を希望します。

http://www.jorgedrexler.com/



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

Comments

Verify your Comment

Previewing your Comment

This is only a preview. Your comment has not yet been posted.

Working...
Your comment could not be posted. Error type:
Your comment has been posted. Post another comment

The letters and numbers you entered did not match the image. Please try again.

As a final step before posting your comment, enter the letters and numbers you see in the image below. This prevents automated programs from posting comments.

Having trouble reading this image? View an alternate.

Working...

Post a comment

Your Information

(Name is required. Email address will not be displayed with the comment.)