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和モノで楽しむXmas

皆さま、こんばんは。ちょっとご無沙汰です。先ほどまで『小西康陽 これからの人生。』を聴いてました。本当に素晴らしかったです。毎日のように色んなことが起こりますが、これからも好きな人やモノやその他もろもろを大切にしていきたい、と思った次第です。

さて、前回(もうひと月ほど前になりましたが)書いたように、歌謡曲/和モノ・ラヴな状態がかれこれ9ヶ月ほど続いてます。質量ともにここまで音楽生活の主軸をはるようになるとは、1年前には思いもしませんでしたし、これは僕にとってまた新たな扉を開く予想外の嬉しい出来事となりました。

これからも歌謡曲の良さを伝えていきたいという想いから、新たに「歌謡曲」をカテゴリーに追加しました(前回のも追加)。今後順調に記事がたまっていけば、結構面白い歌謡曲アーカイブになるのでは?と自分のことで恐縮ですが、ちょっと期待しています。前置きはこれくらいにして、以下、よろしくどうぞ。



今回はポップスの王道にして、季節柄ぴったり(もはや直前過ぎるとの声もありますが…)のクリスマス・ソング特集を。まずはキラーな60年代のシングル盤を2枚ご紹介(ともにアナログ7インチ・ドーナツ盤)。

Funaki_xmas

■舟木一夫/ジングル・ベル(c/w おやすみ恋人よ)

何はともあれ、これ。'66年発売、人気絶頂期の舟木一夫が歌う必殺・衝(笑)撃のクリスマス・ソング。これがなくっちゃパーティーは始まらない。「やぁみんな、クリスマスおめでとう!」と明るく爽やかな(若干気色悪く)開会宣言で、いきなりハートをわしづかみ。「メリークリスマス」って言葉がまだ一般的じゃなかった時代なのか?とも思ってしまうけど、この微妙な違和感が後を引く。また2番の歌詞に出てくる「トゥリー」(「ツリー」じゃなく)という発音の微妙な気持ち悪さも、あわせてクセになる。ただ定番の「ジングル・ベル」だけに曲・アレンジは安心して聴け、聴くごとに良さが増してくるから困ったもんだ。

B面は女性コーラスに導かれるようにして「L・O・V・E」の<叫びとささやき>から始まる「おやすみ恋人よ」。こちらは1年365日季節に関係なく使用可。彼の持ち味が存分に発揮されたキラー歌謡で、これはもう両A面シングルと言っても過言ではない。さすがは人気絶頂期の舟木クン、他には真似のできない魅力にヤラレること必至。

DJイベント/パーティーのネタ/飛び道具として、また普段のリスニング用にも末永く愛用できる逸品。オススメ!これからはこの季節になると必ず聴くことになるだろうなぁ。



Kayama_xmas

■加山雄三/ジングル・ベル(c/w ぼくのクリスマス)

続いてこちらも人気絶頂期の若大将、舟木クンと同年'66年発売のクリスマス・ソング(奇しくもA面曲も同一)。ちなみに加山雄三がこの年発売したシングルは「お嫁においで」(前年12月には「君といつまでも」発売)、主演映画は「アルプスの若大将」とまさに絶頂期。A面の「ジングル・ベル」はシンギング・エンジェルスなる子供コーラス隊も入り、オーソドックスな感じで安心して聴ける。

で、問題(飛び道具)なのはB面のオリジナル・クリスマス・ソング。作詩:岩谷時子、作曲:弾厚作、編曲:森岡賢一郎(もちろん弾厚作=加山雄三本人)なので、普通にクオリティが高いんだろうなと針を下ろす。途中まではウキウキ度高く温かいクリスマス・ソングだなと聴いてたら、突然テープ早回しの虫声が!うわ、チップマンクス!といきなりのことにビックリ(帰って来たヨッパライや、もちろん志村けんよりも前の時代)。なぜ?!と思う間もなく曲はずんずん進み、終盤にはお約束の「幸せだなぁ」も虫声で!これには大爆笑。もう降参。虫声・チップマンクス好きはもちろん、ちょっとモンドなクリスマス・ソングをお探しの貴兄は必聴。しかしチップマンクスの影響力ってすごいなぁと再認識。

'66年に発売されたこの2枚のシングル盤を聴いていて、クリスマス文化が日本社会にどう浸透していったか/受容されていったかという辺り、深く探求したいなぁと思いました。研究発表は来年のこの時期にでも(笑)。気長にお待ちください。



Takarasienne_xmas Zuka01 Zuka02 →clickで拡大!

■V.A./タカラジェンヌのCHRISTMAS

最後はテーマ買いしたCDを。'91年発表の宝塚歌劇団クリスマスアルバム(宝塚音楽出版より)。涼風真世、天海祐希、真矢みき、純名里沙など、宝塚のことをよく知らないを僕でもよく知ってる、まさにきら星のごときスターがズラリ。上掲のブックレットなかなか壮観ですので、ぜひ拡大してご覧下さい。

宝塚だけあって演劇的で大げさなのが多いかなぁ?と若干不安混じりで、冒頭の「サンタが町へやって来る(Santa Claus Is Comin' To Town)」を聴いてみたところ、これが思ったよりもいい具合。一枚通して予想以上の出来で(ヅカファンの皆さま、失礼!)大変お得な気分に。宝塚未体験の僕にとって、特に女優やタレントとして今も活躍中の方々はどうしても歌い手のイメージが持ちにくいんですが、やはり皆さん音楽学校出身だけあってベースがしっかりしてます(細かい好みは別にして)。以下、オススメ曲を収録順に書くと。

・涼風真世 <月組>「サンタ・ベビィ(Santa Baby)」。これがイチオシ!キュートな声でしかも日本語歌詞にグッとくる。たまにスティール・パンぽい音(シンセ?)が鳴ったりするのも非常に好み。これホントいいッス!クリスマス・ソングの私的上位ランクに挙げたい曲。こんな曲と出会えるからレコ探しはやめられません。普段さほど興味のないジャンルであればあるほど面白いかも。

・天海祐希 <月組>「サイレント・ナイト、ジャジィ・ナイト(Silent Night! Holy Night!)」。タイトル通りジャジーで雰囲気あり、結構いける。天海さん、やるね!ドラマや映画でジャズ歌手の役(例えば、表向きは高級ナイトクラブの専属歌手で、裏の顔はスパイとか)を演じても似合いそう。

・真矢みき <花組>「ブルー・クリスマス(Blue Christmas)」。彼女も宝塚出身だったんだなぁと今更ながら。ピアノがコロコロ転がるR&B/ロッカバラード調でso good。やっぱこの人はこういう男っぽいのがハマりますなぁ。ブックレットの男装も似合いすぎ、カッコよすぎ。髪型気になるけど。

・安寿ミラ <花組>「ラスト・クリスマス(Last Christmas)」。もちろんワム!のあの名曲。日本語歌詞がイイッス。何ともクセになる。サウンド的にはまんま「そして僕は途方に暮れる」だけど。時代ですかね。この曲はイベント的に重宝するかも。

・紫苑ゆう <星組>「ウィンター・ワンダーランド(Winter Wonderland)。オーソドックスな感じだけど、ちょっとゴージャスな歌いっぷりが宝塚の雰囲気とマッチしてなかなかの聴きもの。

クリスマス自体はこの季節の日常にとけ込んでる気もしますが、やはりそうは言ってもイベント的要素が大きいため、宝塚のような演劇的非日常と相性がいいのかもしれません。日本独自のエンターテインメントの底力を垣間見た気分です。ホント先入観抜きにして、このCDは当たりでした。これからちょっとヅカレコ探してみようかと思ってます。また別途特集でも(笑)できればと思います。



今回ご紹介したシングル盤はともにナカレコ2号店さんにて購入。いつもありがとうございます!また今回書くにあたって色々ヒントをいただきました。どーもです!
http://nakasecond.livedoor.biz/

他にもブルーコメッツ、ピンキラ、TIME FIVEなど紹介したいクリスマス・ソングが色々あるんですが、長くなったんでまたの機会に。たぶん来年のこの時期になるかと思いますが、しばらくお待ちいただければ幸いです(笑)。



巷ではぼちぼちベストアルバムも発表され始めてます。僕もそろそろ選び始めようかと思ってます。例年通り、たぶん大晦日の夕方に速報版を出す予定ですので、お楽しみに。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。