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【B面ラヴ】 〔3〕 〜新御三家編〜

こんにちは。昨日は一日中ものすごい風が吹き荒れ、まさに春の嵐でした。今日も朝から風が吹きつけてますが、庭の梅の花はなかなか散らずに頑張ってます。もうあと1週間で3月も終わり。ぼちぼち花見の話題が出てくる時期になりました。改めて、月日の経つのは早いなぁと感じる今日この頃です。

さて、好評につき「B面ラヴ」の連投でお届けします。第三回目の今回は、70年代に登場し一世を風靡した新御三家(郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎)を。人気者の三人ですから、他にもまだまだオススメ音源あり。近いうちに続編もできればと。では、よろしくどうぞ。



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■郷ひろみ/朝陽のプロローグ(「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)」B面)→YouTubeリンクはこちら

まずはヒロミックから。'80年1月リリースということで彼の80年代はここから始まった。A面はもちろん南佳孝の名曲「モンロー・ウォーク」のカバー(ヒロミックのはスティールパン入りアレンジが新鮮。歌詞は結構変わってます)。B面はドライヴにも最適なポップに弾けるグルーヴィー・チューン。作詞:竜真知子、作曲:林哲司、編曲:萩田光雄という新時代の作家陣を起用。特に林哲司、萩田光雄は翌年発表の大傑作アルバム「プラスティック・ゼネレーション」でも名を連ねるキーマン。

なおこの曲は24丁目バンドがバッキングを務めた傑作アルバム「SUPER DRIVE」('79年)のA面1曲目でもある(アルバムは未聴なので何としても入手したいところ)。あと、何と風見しんご(当時は風見慎吾)がこれをカバーしてるのも発見してしまった(3rdシングル「そこの彼女」B面・'84年)。これもチェックしなきゃ(笑)。



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■西城秀樹/POP'N ROLL SPRING(「リトルガール」B面)→YouTubeリンクはこちら

次はヒデキ。'81年3月リリースで、時代的にはシャネルズやザ・ヴィーナスといったドゥワップ/オールディーズ歌謡がチャートを賑わせていた頃。A面は上述の竜真知子が作詞を手がけたオールディーズ歌謡(間奏での語りが、いかにも。こちらもいい出来)。B面は少しテンポ早め・ロッケン色強めのポップンロール。春らしくウキウキ感たっぷりのドゥワップ・テイストが心地よく、繰り返し聴きたくなる。ロックや激唱バラードのイメージが強いヒデキだけど、こういうフィフティーズ調のも結構ハマるね。

なお、作詞:伊達歩、作曲:鹿島豪也、編曲:佐藤準という作家陣のなかで、作詞を担当している伊達歩は作家・伊集院静の別名である。作詞家としては「ギンギラギンにさりげなく」「情熱☆熱風☽せれなーで」「愚か者」等の近藤真彦提供作が有名。



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■野口五郎/鼓動(「沈黙」B面)

最後はゴロー。AB両面とも作詞:松本隆、作・編曲・プロデュース:筒美京平。うーん、京平先生、力入ってます。'77年4月リリースなんで、作曲だけでなく編曲・プロデュースもまだバリバリ手がけられてた頃でしょうか。とにかくギターのカッティングが超カッコイイ、ジョージ・ベンソン歌謡。ゴローのギター小僧っぷりは有名だけど、これはさすがに本人弾いてないよなぁ?

残念ながらYouTubeリンクないため、曲の一部が聴けるiTunesプレビューを参照ください(こちらの15曲目)。聴き逃し厳禁のカッコ良さ。DJでもバッチリ使える、隠れた哀愁グルーヴ。見かけたら是非ご購入ください。



と、こんな感じで軽めに1曲ずつ。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。やっぱりこの3人は素晴らしいですねー。今回ご紹介した盤もナカレコ2号店さんに教えていただいたの多し(いつもどーもです!)。

これからまだキラーなB面ラヴ盤が登場しますんで、乞うご期待。他企画含め、たくさんアイデアは出てくるんですが、具体化できる時間がなかなか取れず。。何とか頑張って時間を捻出していきたいと思いますんで、今後ともよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


【B面ラヴ】 〔2〕 〜女性アイドル編〜

こんにちは。寒い寒いと毎日思ってたんですが、ひと雨ごとに暖かくなってきた気がします。昨日ふと庭の梅の木を見ると、鮮やかなピンクの花がいつの間にか7分咲きといった感じでした。いよいよ春がそこまでやって来たなぁと実感した次第です。

さて、何だかあっという間に時間が経ってしまい、気づいたら1ヶ月も更新してませんでした。すみません(これからまた頑張りますー)。不定期に続けていく予定と前回書いた「B面ラヴ」ですが、各方面で好評につき第二回目をお届けします(ま、僕自身がいちばん気に入ってるわけですが・笑)。

今回は女性アイドル編。身近なところにもまだまだお宝があるなぁと再認識させられます。いやホント、切りがないですね。では、よろしくどうぞ。



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■山口百恵/おかしな恋人(「青い果実」B面)→YouTubeリンクはこちら

女性アイドル編のスタートは、今や伝説と化している山口百恵から。'73年発表、これが2枚目のシングル。まだ14歳ということで、何とも初々しく可愛らしいッスね。こんな女の子に「あなたが望むなら 私何をされてもいいわ」と歌わせるんだから、そりゃヒットするわねー(オリコン9位まで上昇)。

翌年の大ヒット曲「ひと夏の経験」へとつながる「青い性」路線の始まりである、このセンセーショナルなA面に隠れてるけど、ドゥワップ・テイスト溢れる良質ポップン・ロールなB面がオススメ。作詞:千家和也、作曲・編曲:都倉俊一という作家陣で、特に洋楽趣味丸出しの都倉俊一がgood。ホンキー・トンク風ピアノのアレンジなどいい具合。後期の阿木燿子・宇崎竜童コンビ作品に注目が集まってしまうのは仕方ないけど、初期もまた捨てがたい魅力あり。特にこの曲は百恵イメージっぽくないのがとっても新鮮。



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■榊原郁恵/あなたと夢とポップ・ロック(「あこがれ」B面)→YouTubeリンクはこちら

続いて、引退前の山口百恵と同様ホリプロで、学年は1個下ながら同じ'59年生まれ(意外に年が近かった)の榊原郁恵。今でもバラエティを中心に活躍中なのは皆さまご存じの通り。ポップ・ロック好きにはタマらないタイトルが興味を引くけど、曲自体もチアーなイントロから最後まで元気いっぱいに駆け抜けるナイス・ポップン。

作詩・作曲は彼女最大のヒット曲「夏のお嬢さん」(オリコン最高11位とは意外だけど)を手がけた佐々木勉。「ダディンドン」という歌詞がフィル・スペクターっぽくもあり、ブリル・ビルディング風でもあり(一部アレンジもそれ風)。主演ドラマ「ナッキーはつむじ風」の主題歌なのになぜかB面だけど(抒情フォークな挿入歌がA面)、とても健康的でポップに弾ける、彼女のキャラに合った良曲だと思う。'78年作品。



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■小林麻美/LOLITA GO HOME(「雨音はショパンの調べ」B面)

次は気分を変えて、アンニュイなフレンチ・ポップ・カバーを。オリジナルはジェーン・バーキン唄、セルジュ・ゲンズブール作の名曲(小林麻美versionが未アップにつき、原曲のYouTubeリンクを貼っておきます→こちら)。ギターが主導するグルーヴィーな原曲に比べ、こちらはアコーディオン入りのアレンジがフレンチぽく雰囲気あり(ミュゼット・ワルツ風に聞こえるところも)。彼女のささやき声をうまく活かせてると感心。

あと今回初めて知ったけど、この日本語詩を手がけたのは彼女自身(なかなか多才な方です)。ちなみにA面は原曲も日本で大ヒットしたガゼボのカバーで、こちらの日本語詩はユーミン。このヒットが'84年、その後'91年に彼女は田辺昭知氏と結婚し芸能界から引退する。旦那はもちろん元スパイダースのリーダー&ドラマーにして、現在はタモリや由紀さおり等が在籍する田辺エージェンシーの社長。



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■三田寛子/ピンク・シャドウ(「色づく街」B面)→YouTubeリンクはこちら

最後はAB両面カバーつながりで。しっとり聴かせる南沙織の名曲カバー(筒美京平作)のA面もいいけど、とにかくB面がオススメ。タイトルでピンと来た方も多いと思うが、山下達郎もカバーしたブレッド&バターのシティ・ポップ名曲カバー。これぞ「シティ・ポップ×アイドル」極上の組み合わせ!と声を大にして言いたい。曲自体がいいのは当然として、本盤の聴きどころは、彼女自身が補作詩し女性言葉に置き換えた「あ・い・し・て〜るっわ、あなっただっけ〜」という箇所に代表されるつたなさ加減。これが妙にツボにハマる。

そう言えば大滝詠一の名曲「恋はメレンゲ」のカバーも相当良かったし、梨園に嫁いでからもうまくやってる様子だし(上述の小林麻美と同じ'91年に中村橋之助と結婚)、異文化にうまく順応する(しかもそれとなく自分のフィールドに引き込む)才能が既にこの頃からあったのかも。見かけたら絶対買いの極上B面ラヴ盤。'82年作品(3rdシングル)。



とまぁ、こんな感じで。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。今回ご紹介した盤もナカレコ2号店さんに教えていただいたの多し。ホントいつもありがとうございます!

今後もまだまだB面ラヴ盤が登場します(後がつかえてますんで、早く更新したいところ)。キラー盤が結構ありますんで、乞うご期待。あと「B面ラヴ」以外にも大型歌謡企画が密かに進行中です。お楽しみに。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。