<TOSHI> 夏三部作・アルバムレビュー(1)
【B面ラヴ】 〔4〕 梅雨時・夏待ち・女性ヴォーカル

《Seiko・color》 夏色の聖子

こんにちは。皆さまいかがお過ごしでしょうか。昨日の近畿地方は一日中雨降りでした。しばらく鬱陶しい天気が続くようですが、気分だけでも爽やかにいきたいものです。

前回、田原俊彦のレビューで、早く松田聖子特集を再開させますと書いたところ、何ともタイミングよく(笑)電撃再々婚のニュースが流れました(お友達のトシちゃんからもサスガとしか言えないお祝いメッセージが!)。ということで、祝賀ムードのなか2ヶ月半ぶりに聖子特集再開です。

なお「松田聖子の季節」というタイトルがしっくりこないため、予告通り早くも2回目で「Seiko・color」に変更します。彼女には「色」のついた曲名が多いことと、「Seiko・plaza」「SEIKO・TOWN」「Seiko・Avenue」といったベストアルバムを意識し付けてみました。以後よろしくです。



新装開店の今回は季節を先取りし、「聖子・夏の名曲」を5曲(+α)厳選してお届け。歌の題材にしやすい季節でもあり、20曲くらいはすぐに選べてしまうけど、切りがないので今回はこれで。いま自分が聴きたい曲という切り口で「Seiko Summer Classics」なるカセットテープを作ったらこんな感じかも(曲数的に片面のみだけど)。早めに第二弾やりたいところです。では、よろしくどうぞ。



Seiko_sangosyo Seiko_squall
■松田聖子/青い珊瑚礁 →YouTubeリンクはこちら

'80年7月1日発売・2枚目のシングル・オリコン第2位。作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎、編曲:大村雅朗。B面は「TRUE LOVE〜そっとくちづけて」(作家陣はA面と同じ)。収録アルバムは「SQUALL」(右ジャケ/'80年8月1日発売・1stアルバム・オリコン第2位)。

いきなりサビから始まりグイッとハートをわしづかみにする名曲。デビュー2曲目のここから本格的に聖子伝説が始まったと言える(当時歌番組での露出も一気に増えた記憶あり)。資生堂「エクボ」のCMソングであるデビュー曲「裸足の季節」に続き、この2曲目もグリコ「ヨーレル」のCMソングであり、事務所上げての強力なバックアップ体制が見て取れる。僕が取り上げるまでもないあまりに有名な曲だけど、聖子を代表するキャッチーな夏歌謡としてやはり外すわけにはいかない。彼女のヒーカップ唱法、ストリングス含めた躍動感溢れるバックなど聴きどころ多し。シングル盤ジャケ(左)の「聖子ちゃんカット」も懐かしいッスね。



Seiko_squall
■松田聖子/潮騒 →YouTubeリンクはこちら

作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎、編曲:大村雅朗。作家陣は上記「青い珊瑚礁」と同様で、収録アルバムも同じく「SQUALL」。

初アルバムを締めくくる(B面ラスト曲)ボッサ・テイストのエレガントな名曲。松原正樹(g)、佐藤準(key)、ペッカー(perc)、伊集加代子(cho)といった豪華メンツがバックを固める。質の良さと品の良さを兼ね備えたこの曲を、18歳の新人がしっとり歌い上げていることに改めて驚く。さすがに松田聖子、最初からタダものじゃないね。あまり知られないままなのがもったいない曲なんで、誰かしっとりジャジーにカバーしてほしいなぁ。



Seiko_lemonade Seiko_pineapple
■松田聖子/レモネードの夏(「渚のバルコニー」B面)→YouTubeリンクはこちら

「渚のバルコニー」('82年4月21日発売・9枚目のシングル・オリコン第1位。作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:松任谷正隆)のB面。こちらは作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:新川博。収録アルバムは「Pineapple」(右ジャケ/'82年5月21日発売・5枚目のアルバム・オリコン第1位)。

青春してる歌詞そのままの爽やか夏ポップ。松本隆と呉田軽穂(ご承知の通り、グレタ・ガルボに因んだ松任谷由実のペンネーム)のコンビがいい。シングル盤のB面ってのも、B面ラヴな僕にはこたえられません(もちろんA面も大好き)。演奏クレジットには斉藤ノブ(perc)、バズ(cho)らが名前を連ねる。なお、この曲が収録されているアルバム「Pineapple」は夏の名曲がたくさん入った名盤で、たぶん彼女のアルバム中でも、1,2を争う人気盤。これぞ夏!って感じのジャケも最高。こちらもまた機会を改めて紹介できればと。



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■松田聖子/小麦色のマーメイド →YouTubeリンクはこちら

'82年7月21日発売・10枚目のシングル・オリコン第1位。作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:松任谷正隆。この3人が手がけたシングルも「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」に続けて3枚目。B面は「マドラス・チェックの恋人」(作家陣はA面と同じ)。オリジナル・アルバムには未収録。

松田聖子を代表するサマー・クラシック。彼女の全シングル中、僕がいちばん好きな曲。地味目のシングルだったからか(もしくはアルバム・コンセプトと合わなかったからか)オリジナル・アルバムには収録されなかったが、僕の周りには愛好者が多い隠れた人気曲。気だるいイントロからグイッとつかまれる。夏の昼下がり、まどろみながら幻を見るような、独特の空気感がとてもいい。ゆったりしたテンポや、シルキーなコーラスも最高。なお僕の大好きな土岐麻子さんがアップテンポにカバーしているversion(アルバム「Summerin'」に収録)も、原曲とは違うドライヴ感があって魅力的。



Seiko_utopia
■松田聖子/マイアミ午前5時 →YouTubeリンクはこちら

作詞:松本隆、作曲:来生たかお、編曲:大村雅朗。収録アルバムは「ユートピア」('83年6月1日発売・7枚目のアルバム・オリコン第1位)。

とにかく松本隆の歌詞が素晴らしすぎる名曲(「〜逆さに振れば二人だけの夏がこぼれるわ」のくだりとか)。今でもコンサートで歌われているという超人気曲(こちらこちらのライヴ映像参照。前者のような80年代映像を見ると当時行かなかったのが今更ながら悔やまれる…)。バックも今剛(g)、松原正樹(g)、松武秀樹(programming)といった豪華メンツがいい仕事してる。楽曲、演奏、歌唱、ビジュアルなどすべてにおいて完璧なポップ・チューン。



最後、ボーナストラック的にもう1曲。

Seiko_silhouette 
■松田聖子/愛の神話 →YouTubeリンクはこちら

作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎、編曲:信田かずお。収録アルバムは「Silhouette 〜シルエット〜」('81年5月21日発売・3枚目のアルバム・オリコン第2位)。

海や太陽など夏を直接イメージさせる歌詞が出てこないため、上記5曲からは外したけど、曲調はこれぞサマー・シティ・ポップ!頬に風を感じるドライヴィン・グルーヴが素晴らしく、ジャパニーズ・シティ・ポップのコンピ盤(ソニー編)に入っていても全く遜色ない逸品。それにしても松田聖子のアルバムには隠れた名曲がホントに多い。DJ諸氏(に限らないけど)、くまなくチェックすべし!



ということで、長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。また近いうち(夏曲第二弾?)、松田聖子の音楽的魅力をお伝えできればと思います。トシちゃん特集とあわせ、今後ともどうぞよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

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