尾崎紀世彦さん、逝去
《Seiko・color》 夏色の聖子

<TOSHI> 夏三部作・アルバムレビュー(1)

こんにちは。昨夜はサッカー日本代表が快勝、またEURO2012も開幕しましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。昨日近畿地方でも梅雨入りが発表され、いよいようっとうしい季節に突入しました…。

ということで、梅雨空を吹き飛ばす新企画!(またです 笑)。タイトルにあるように<TOSHI>の魅力を、これから不定期で存分に語っていきたいと思います。えっ?ところでTOSHIって誰かって?某X JAPANの人ではなく、もちろん、トシちゃんこと、田原俊彦さんのことです!(以下、敬称略)



主に80年代、あれだけ栄華を極めた男性アイドル/歌手/タレントでありながら、ビッグ発言、事務所独立等色々あって、今はもうマスコミに取り上げられることもめっきり減ってしまったトシちゃん(少し前に娘さんが注目されましたが、その後どうなったんでしょうか?)。個人的には、このところ80年代の大ヒット曲を中心に彼の曲を聴き返す機会が増え、そのたびに何てカッコイイんだ!と認識を新たにした曲も多いのです。元々リアルタイムで好きな曲が結構あったのは事実ですが、30年ほど経った今でも充分に通用する、いやむしろ今の方がストレートに歌/楽曲の良さが伝わるのではないかという気がしているのです。

例えば、音楽的に語られる機会が比較的多い松田聖子に比べ(滞っている僕の特集、近いうち再開しますので…)、田原俊彦の場合、音楽的観点からは圧倒的に無視されてる感は否めません。しかし、そこはさすがに十数年も(90年代半ばまで)芸能界の一線を走ってきたトップ・ランナー。ヒットする理由が曲自体にもちゃんとあります。彼は今日のジャニーズ隆盛の基盤を築き上げた功労者であり、何よりもアイドル歌謡とダンスビートとの橋渡しを行った非常に重要なキーパーソンなのです。素晴らしい音源を「大人の諸事情」で埋もれさせてはいけない、誰もやらないなら僕がやらねば!と、このたびキャシャーン的に奮起した次第です。



なお男性アイドルとしてのカッコ良さという視点/視線は残念ながら少なめですので、熱狂的なファンの方々はその点ご了承頂ければと。あくまでレコード盤/CD を通して音楽的観点から魅力を掘り下げるという紹介の仕方になることを踏まえて、お楽しみ頂ければと思います。

前置きが長くなってしまいスミマセン。。彼の魅力を語る切り口は多々ありますが、まずは初期アルバムの「夏三部作」から始めましょう(以下3枚が該当。まぁこの名付け親は僕なんですけど 笑)。では、よろしくどうぞ。

・No.3shine Toshi('81)
・夏一番('82)
・波に消えたラブ・ストーリー('83)


Toshi_no3
■田原俊彦/No.3shine Toshi('81/6/24発売)

<A面>
1.ようこそロマンスへ
2.サンサン・サマービーチ
3.時よSTOP
4.君にメロメロディ
5.灼熱のシーサイド

<B面>
1.決めてアバンチュール
2.ウキウキ・セニョリータ
3.恋のホームスチール
4.熱い想いに気がついて
5.ジュリエットへの手紙

歌手デビュー2年目の夏直前、'81年6月に発表された3枚目のオリジナル・アルバム(タイトルはNo.3とサンシャインをかけてるんでしょうね)。帯のキャッチコピーは「光る波間でスウィング! 夏は僕がひとりじめ」。

基本的にトシちゃんはオリジナル・アルバムにシングルを収録しない方針だったため、本作にシングルは未収録。ちなみにこの時期発表されたシングルは「ブギ浮ぎI LOVE YOU」('81/4/1)、「キミに決定!」('81/7/1)で、この後「悲しみ2(TOO)ヤング」('81/9/2)という名曲へと続く。

※YouTubeでアルバム全曲プレイリストありました〜。何と!すごい!ぜひ試聴しながら、拙ブログをお楽しみ頂ければ幸いです。



以下、サラッとですが全曲レビュー。ホントにイイ曲多いナイス・アルバムだよなー。

<A面>
1.FGTH"Relax"+マイケル・ジャクソンぽいイントロから、アルバムへの期待が高まるオープニング曲。ファンキー・ビートと女声コーラスにシビレるサマー・ディスコ歌謡。クレジットには、作曲・小田裕一郎。なるほど〜。
2.エレキでGo Goなリズム歌謡。作曲・加瀬邦彦。なるほど。
3.火照った体をクールダウンさせるロッカバラード。グッとくる良曲。またしても作曲・小田裕一郎。この時期ノリに乗ってる。さすが〜!
4.スティール・ギターの響きが妙にツボにハマるリラックス・ハワイアン歌謡。間奏の語りが赤面モノ(これぞアイドルの王道!)。ちょっと三枚目なタイトルもグー。作詩・糸井重里(作曲・森雪之丞)。やる〜。
5.A面ラストは、氷川きよしにぜひカバーしてもらいたいフラメンコ・ラテン歌謡。この暑さがカッコイイ!作曲・宮下智(超名曲「ハッとして!Good」の作詞・作曲者。この人ホントに好きだな)。DJで使いたいッス。最高。

<B面>
1.イントロはビーチ・ボーイズ風、その後ロッケンなオールディーズ歌謡。チェッカーズあたりがやってそう。作曲・小田裕一郎。
2.軽薄なタイトルに期待高まる(トシ、こういうのホント似合う。もちろん褒め言葉)。音楽はバッチリ南国テイスト(ゆったりカリビアン、サルサ、高速ラテン・フュージョン)で想像以上に素晴らしい。作曲・宮下智。この人、やっぱ最高。
3.ギター・ソロやピアノがカッコイイ青春チアー・ポップ。でも野球絡みの歌はなぜかコミカルになる。と、クレジットを見ると、またも作詩・糸井重里(作曲・森雪之丞)。
4.正統派アイドル歌謡。しかしここでもビートが強調されてるなぁ。作曲・小田裕一郎。
5.最後は、今なおジャニーズ後輩たちに歌い継がれているというバラードで締め。夏が静かに終わっていくような、染みる名曲。作詩・作曲は宮下智。この人、本当に最高です。

なお全曲編曲は、船山基紀(公式サイトの「music index」にて関係作品がリスト化されてて重宝します!)。アルバムの音的には間違いなく貢献度MVP。アレンジャーとして関わられた仕事、個人的にさらに掘り下げていきたい。

諸事情あるのは分かりますが、トシちゃんもきちんとオリジナル・アルバムでの再発CD化を希望します!ホントにいいアルバム多いんで、ベスト盤しかちゃんと出てないのは勿体ないです(郷ひろみのレビューでも同じこと書いたような)。あと本アルバムにも付いてるけど、写真集を兼ねた歌詞カードとかのビジュアル面も非常に大事なんで、もし再発される際は、ビクターさん(ex.岩崎宏美、桜田淳子)のようにもろもろきちんと再現してほしいなぁ。ぜひよろしくお願いします。



ということで、長文失礼しました(本人も予想外・笑)。

今後は不定期ながら、田原俊彦のハッとしてgood!な魅力の一端をお届けできるよう頑張っていきたいと思います。乞うご期待(松田聖子も近々再開しますので・・・汗)。タイトルはいいの思いついたら付けるかもしれません。今後ともどうぞよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

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