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なんてったって82年組

こんにちは。三連休の中日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。深まりゆく秋、色々と楽しまれている方も多いと思います。ただ朝晩冷え込んできましたので(気分的にはもう冬の入り口といった方が正しいのかもしれませんね…)、くれぐれもご自愛ください。

さて、タイミングがうまく合わず、気付いたら前回の更新から1ヶ月半も空いてましたね(すみません…)。ネタはたくさんあるので、これからネジ巻いて行こうと思います。



今回は花のアイドル82年組のオススメ曲をまとめてご紹介します。今年がめでたく30周年ということで各所で話題になってますね(小泉今日子のNHK「SONGS」ミュージックマガジン特集も良かったし)。ただ正直に言うと、当時僕は82年組よりも少し後に出てきた人たちのファンだったため、今回紹介するアイドル個々人にとても強い思い入れがあるというわけではありません。

でも、やっぱりそこは時代を彩ったアイドルたち。歌・ビジュアルだけでなくTVタレント的な面も含め、知らず知らずのうちに心のどこかにすり込まれているような感じがします。また、今でも(むしろ今だからこそ)楽曲の魅力そのものをフラットに楽しんだりもしてます。ということで、ちょっと長めですが、以下よろしくどうぞ。



Kyon2_bambi
■小泉今日子/華麗なる休暇(LES VACANCES DE MADEMOISELLE KYON2) →YouTubeリンクはこちら

まずは82年組ツートップから。キョンキョンにはシングル・アルバムとも名曲数多い中、昔からずっとお気に入りなのが、小山田圭吾(コーネリアス)が作詞・作曲・編曲を手がけたこのフレンチ・ミュゼット。Koizumix Production名義で発表されたミニアルバム「Bambinater」('92年12月16日発売)に収録。ステファン・グラッペリ風のヴァイオリン、そして薫り高い雰囲気のアコーディオンがとてもいい。秋晴れの休日に聴くと気持ち良さそう。ちなみにアコーディオン奏者は「おしゃれカンケイ」のテーマで有名になる前の小林靖宏(coba)。

またこのアルバムで特筆すべきは、渋谷系総動員的な参加ミュージシャン。列挙すると、小西康陽、野宮真貴、高浪敬太郎(以上ピチカート・ファイヴ)、前述の小山田くん、宮崎泉(DUB MASTER X)、朝本浩文、テイトウワ、吉田美奈子、田島貴男(オリジナル・ラヴ)、藤原ヒロシ、浜崎貴司など、、。まさにあの時代の音。加えて本盤には今年復活アルバム「女は何度も勝負する」(傑作!)をリリースしたスクーターズのカバー「東京ディスコナイト」も収録されており、そういう偶然の符合も含め、非常に楽しめるアルバムとなっている。



Akina_1st
■中森明菜/Bon Voyage →YouTubeリンクはこちら

続いてはツートップのもう一人、中森明菜。残念ながら現在は体調不良により活動休止中だけど、同期のなかで最も成功した歌手であることに異論はないはず。とにかく大ヒット曲がてんこ盛りのなか、今回は1stアルバム「プロローグ〈序幕〉」('82年7月1日発売・オリコン第5位)に収録されたこの爽やかサンバ・グルーヴをオススメしたい。

イントロからつかみOK!の、まさにDJ向きトロピカル・シティポップ。作家陣は作詞:篠塚満由美(歌手、作詞家にして、ものまね女四天王!)、作曲:塚山エリコ、編曲:大谷和夫(ex.SHOGUN)。2ndシングル「少女A」('82年7月28日発売)でブレイクする直前だからこそ生まれたのかもしれないキラめきポップ。このアルバムに収録されているデビューシングル「スローモーション」も地味だけどホント名曲。やっぱ、明菜、恐るべし。



Iyo_mariage  Iyo_30thbest
■松本伊代/交通渋滞 →動画リンクなし(こちらのAmazonリンクから一部試聴可)

お次は現在もタレントとして活躍中の松本伊代。彼女はヒット曲以外にも良曲多しと知ったのは、たぶん今年に入ってから。探している中でいくつかいい曲を見つけたので途中経過的にご紹介。これは25歳の彼女が書いた同名小説をもとにした12thアルバム「MARIAGE 〜もう若くないから〜」(左ジャケ・'91年1月21日発売・イラストは桜沢エリカ)に収録されている渋谷系ポップナンバー(作詞・作曲:小西康陽、編曲:大村雅朗)。これホント好きで、よく聴いてる。JOE JACKSONのウキウキする名曲"Steppin' Out"(YouTubeリンクはこちら)にかなり雰囲気似てますが(笑)、それはそれとして。

今年9月26日にめでたくリリースされたデビュー30周年記念ベストBOX(右ジャケ・公式サイトはこちら)にもこの曲は収録されており、本人による曲解説を読むと(ビクターの再発はこの辺りしっかりしてるよね!)、何でも元々本人がピチカート・ファイヴのファンだったそう。で、10thアルバム「Private File」('89年1月21日発売)に小西さんから曲提供されて小躍りした後、自ら再度リクエストして曲を書いてもらったとのこと。なるほど。

ところでこの記念箱、本人作詞の新曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」がとってもよく(予想以上!)、また僕の古くからの友人がA&Rとして関わっているので(笑)、ご興味のある方はぜひお買い求めくださいませ〜。



ちょっと長くなってますが、もうしばらくお付き合いのほどを。
ここからはサクッとシングル盤3連発で締めます。

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■石川秀美/もっと接近しましょ →動画リンクはこちら

ジョー・ジャクソン歌謡のお次はシーラE.歌謡で。石川秀美の13thシングル('85年1月23日発売)は当時かなり話題になった記憶あり。もちろん元曲が最高なのが大きいけど、なかなかイケてるファンカラティーナっすね。

ちなみに作家陣は作詞:SHOW、作曲:黒住憲五、編曲:入江純。こちらのマッシュアップversionを聴くと、どこまでが本家なのか分からなくなる。ある意味スゴイ!なお今回久々に彼女の動く姿を見て、実はかなりタイプの正当派美人かも、と今更ながら思ったことを付け加えておきます。現在5人の母。



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■堀ちえみ/稲妻パラダイス →YouTubeリンクはこちら

お次も同じく子だくさんの堀ちえみ。タレントとして活躍中ながら5人の母でもある(連れ子も加えると7人の母!)。つい最近までまったくノーマークだったんだけど、シングル盤をたまたま聴く機会があり、いい曲が相当多いことにビックリした次第。今回はこのオールディーズ調サマー・ポップス(10thシングル・'84年4月21日発売)をオススメしたい。

作家陣は作詞:康珍化、作曲:林哲司、編曲:萩田光雄。林哲司ってのが意外な組み合わせだけど、はっきり言って最高です。「スチュワーデス物語」(と言えばこの曲ですねー)で女優としてブレイクした直後で、かつ花王エッセンシャルシャンプーCM曲と、まさにノリに乗ってる全盛期。やっぱ売れるとレコード会社も力入れてくれるのか、このあとのシングル盤もいい曲が続く。こうなったらアルバムも攻めてみようと思案中なので、また別途機会を見つけて紹介したいところ。

なお、当時話題になったトップテンでの靴飛ばし映像はこちら。これ実際にTVで観た記憶あるなー。その頃は何とも思わなかったけど、ホントいい曲だな。改めて。



Yu_cn
■早見優/Caribbean Night →YouTubeリンクはこちら

最後は元祖バイリンギャルのひとり、早見優で締め。「夏色のナンシー」(5thシングル・'83年4月1日発売)がいろんな意味で素晴らしすぎるけど、他にも佳曲あり(特に筒美京平先生作品に多し)。

デビューから5年経過した辺りでイメージチェンジを図ったのか、この21枚目のシングル('87年7月5日発売)は、ちょいデジタルなファンキービート仕様。いやはや、なかなかカッコイイっす。作家陣は作詞・作曲:中原めいこ、編曲:中村哲。

なお今年がデビュー35周年記念ということで、最近自身のアルバムが再発されている中原めいこ。他人への提供曲含め、個人的には掘り下げてみたいところ。



ということで、長文に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。今回取り上げたなかでは、特に松本伊代、堀ちえみにはまだ僕の知らないお宝が結構ありそうです。また今回取り上げなかったシブがき隊、三田寛子、パンジー(北原佐和子、真鍋ちえみ、三井比佐子)なども含めて、また機会があれば82年組のオススメ盤をピックアップしてみたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。