秋のレビュー祭り(5) ニューオリンズ・ファンク #2 & more
December 15, 2013
こんにちは。もうすっかり冬突入という寒さですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
9月からお届けしていた「秋のレビュー祭り」ですが、もう既に秋は過ぎ、冬になってしまいましたので(苦笑)、これで最終回とさせていただきます。諸事情で思ったほど更新できず、すみません。
今回は前回の予告通り、引き続きオススメのニューオリンズものを。あと最後に、祭事用にピックアップしながらレビューできなかったCD&LPを載せておきます(ジャケ写中心ですが)。ということで、よろしくどうぞ。
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■DUMPSTAPHUNK/Dirty Word
ニューオリンズ・ファンクと言えば当然ネヴィル・ブラザーズ人脈を外しては語れない。今回ご紹介するのも彼らの血を脈々と受け継いでいるバンド、DUMPSTAPHUNK。アーロン・ネヴィルの息子アイヴァンを中心に、アート・ネヴィルの息子で元ファンキー・ミーターズのギタリストだったイアン、そしてネヴィル・ブラザーズ・バンドの新旧ベーシスト、ニック・ダニエルズとトニー・ホールを擁する、まさに血統書付きバンド。これが彼らの3rdアルバムで、重量級ファンクがとにかくカッコイイ!
そして並み居る強者たちとがっぷり四つに組むタイトでパワフルなドラムを叩くのが、ビヨンセのバックを務めたこともある紅一点のニッキー・グラスピー Nikki Glaspie(公式サイトでぜひチェックを)。彼女の迫力ある叩きっぷりがホント最高!すぐさまファンになりました。
ゲスト陣も強力。ニューオリンズ人脈では、前回取り上げたトロンボーン・ショーティに、前述アート・ネヴィル、そしてリバース・ブラス・バンドが参加。ロック/ファンク系では、タイトル曲にアーニー・ディフランコが(YouTubeリンクはこちら・カッコ良すぎ)、こちらの曲ではフリー(レッチリ)が参加。
トロンボーン・ショーティがミドル級なら、彼らはヘヴィ級。前者がレッチリなら、後者はP-FUNKといったところ。これからもファンクの王道をグイグイ突き進んでほしいッス。ちなみにグラハム・セントラル・ステイション"Water"のカバーもあり(こちら。ライヴ版はこちら)。正統派ですな。
一時はこればっかり聴いて、すっかり今秋の愛聴盤に(これなんか、どファンクでシビレる〜)。ガツンと聴き応えあるブリブリのファンクが聴きたい方に、激オススメ。ぜひお試しあれ。
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あと以下、レビューできなかったCD&LPを。内容的にいいものばかりですので、気になるのがあれば、ぜひ聴いてみてください。
どれもオススメですが、吾妻さん、ジャネル・モネイ、ジェイムス・ハンターは特に愛聴し、年間ベストテンにランクインする可能性大です。
まずはCDから。
(左上から時計回りに)
・RY COODER & CORRIDOS FAMOSOS/Live In San Francisco
・ELVIS COSTELLO & THE ROOTS/Wise Up Ghost
・吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ/シニア・バカナルズ
・JANELLE MONAE/The Electric Lady
・STROMAE/Racine Carree
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次にLP盤を(両方ともCDとジャケが違う模様)。ともにダウンロード・コード付きですので、もしアナログ・プレイヤーがなくても大丈夫です。
・JAMES HUNTER SIX/Minute By Minute (LP)
・LORD MOUSE & THE KALYPSO KATZ/Go Calypsonian (LP)
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ということで、オススメ新譜のレビュー&ジャケ写をお送りしました。恒例の年間ベストアルバムもぼちぼち選び始めてますんで、お楽しみに。それまでに一回くらい何かアップできればと思います。
以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。
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