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2015年ベストアルバム

あと数時間で2015年も終わろうとしています。今年も何かと激動の年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。ロックやソウルの新譜を聴くことが年々減る一方、ワールドミュージックを聴くことがますます多くなった年でした(旧譜は相変わらず歌謡曲の7インチ中心に聴いてました)。世界は広し、まだまだ未知の音楽がたくさんあるなぁと実感することあまた。今後も世界各地の現在進行形ポップミュージックを楽しんでいきたいです。

取り急ぎコメントなしでお届けします(年明けにまた追記予定)。では、よろしくどうぞ。
→2016/1/9・コメント追記しました。



Mldemissew_db

Vm_duets Cfonseca_like Imaalouf_redblacklight
Ggrass_am Squeeze_cradle Faadafreddy_gospeljourney
Minyeshu_bink Dimartino_unpaese Seujorge_mpc2

★ベストアルバム
1.MICHAEL LEMMA DEMISSEW/Des Blagnalech
2.VAN MORRISON/Duets: Re-working The Catalogue
3.CELSO FONSECA/Like Nice
4.IBRAHIM MAALOUF/Red & Black Light
5.GANGSTAGRASS/American Music
6.SQUEEZE/Cradle To The Grave
7.FAADA FREDDY/Gospel Journey
8.MINYESHU/Black Ink
9.DIMARTINO/Un Paese Ci Vuole
10.SEU JORGE/Musicas Para Churrasco II

<コメント>(2016/1/9・追記)
2015年も新譜はワールドミュージック関連をよく聴いた。ジャンル分けしにくいもの、従来のカテゴリーに当てはめにくいものが増えてきたように感じる。この傾向は今後さらに続いていくだろう。

■ワールドミュージック
ベストテンに入れられなかった佳作が結構あった。特にアフリカに良作多く、豊作の年だった。1位のミカエル・レマ・デミッセウ(いい湯加減のエチオR&B歌謡)、8位のミニシュ(エチオ・ハイブリッド・ロック)など、エチオピアが個人的にツボだった。他にエルサベット・テショメ、タムラット・デスタもベストテンに入れたいくらい好きだった。エチオ・ポップ、引き続き注目してきたい。7位はセネガルのファーダ・フレディ。極上のヴォーカル・ミュージック。セネガルでは他にアイダ・サンブ、アディウーザといったンバラ女子が素晴らしかった。

9位はポストロック的匂いもするイタリアのディマルティーノ。イタリアでは他にボボ・ロンデーリも良かった。ベストテンには選出できなかったが、アジアの現在進行形ポップミュージックにも良盤あり。インドネシアやタイなどに比べ今まであまり熱心に聴いてこなかったカンボジア、ミャンマーにも興味をひかれる音楽があった。今後ますます面白いものが聴けることを期待したい。

(次点的アルバム)
・AIDA SAMB/Sarabaa
・ADIOUZA/Li Ma Doon
・ELISABET TESHOME/Oldies, Kale Kidan Teresto Vol.1
・TAMRAT DESTA/Kaza Sefer
・FABREGAS/Anapipo
・THOMAS MAPFUMO & THE BLACKS UNLIMITED/Danger Zone
・BOBO RONDELLI/Come I Carnevali
・ORHAN KAMBUR/Curcun Ela, Sozlu Tulum Horon

■ブラジル
2枚ランクインしたので、ワールドミュージックと別枠に。ラテン含め、新譜は以前ほど聴けてない。ただ買ったものはみんな当たりだった。3位のセルソ・フォンセカは久々に聴いたが、ロマンティックなボサノヴァの調べにとろけた。寒い季節によく似合う。10位のセウ・ジョルジはいつも通りファンキーで最高。
その他よく聴いたのは、ジャクソン・ド・パンデイロ作品集を出したシルヴェリオ・ペッソア、サンパウロのエクスペリメンタル・ポップ・バンドのトゥルピ・シャ・ヂ・ボルド、新人女性SSWラケル・マルティンス(期待を込めて言えばアドリアーナ・カルカニョットやマリーザ・モンチを彷彿とさせる?)。

(次点的アルバム)
・SILVERIO PESSOA/Cabeca Feita: Silverio Pessoa Canta Jackson do Pandeiro
・TRUPE CHA DE BOLDO/Presente
・RAQUEL MARTINS/Homem Sem Rosto

■ロック/ソウル/ジャズなど
新譜を聴く回数が年々減ってきている。時間的にもワールドミュージックを聴くので手一杯だったかも。そんな中では、年間2位で上半期ベストアルバムにも選出したヴァン御大が素晴らしかった。企画盤と侮らず、ファンなら聴くべし。6位に入れたスクイーズはジャケのヒドさに正直ひるんだが(笑)、ブリティッシュひねくれポップのお手本的好盤。買って損なし。あとブリティッシュでは、リチャード・トンプソンも味わい深かった。本盤はウィルコのジェフ・トゥイーディがプロデュースしている(ウィルコ新譜は公式サイトからフリーDLしたが、結局あまり熱心に聴かず…。やはりブツがあるというのは大事)。ロックではスフィアン・スティーヴンス、ベイルートは最後までベストテンに入れるか迷った。

4位のイブラヒム・マーロフはレバノン出身フランス在住のジャズトランペッター。2枚同時発売された新作(もう一枚は"Kalthoum"。両方とも良い)のうち好みで一枚選んだ。この人はジャズの枠(&ワールドミュージック的な枠)にとどまらず、むしろロック好きに受けそうな音だと思う。ぜひ生で観たい一人。5位のギャングスタグラスはブルーグラスとギャングスタラップという水と油のような組み合わせだが、衝撃的なカッコ良さだった。アイデアレベルにとどまらず、音楽的に充実していた2015年最大級の掘り出し物。

このようにカテゴライズしにくいものが増えてきており(ワールドミュージックも含め)、またそういうものが面白いと感じた年だった。ぼちぼち従来のジャンル分けが限界に来ているのだろう。今年も国境やジャンルを越境/横断するものにより惹かれる年になりそうだ。

(次点的アルバム)
・SUFJAN STEVENS/Carrie & Lowell
・BEIRUT/No No No
・RICHARD THOMPSON/Still
・KITTY, DAISY & LEWIS/The Third
・TUXEDO/Same

■日本人関連
旧譜は歌謡曲を中心に山ほど買っているが、新譜は正直あまり聴けてない(2014年に続き過去最低レベル?)。7インチリリースが続いたこともあり、アルバムよりもシングル単位で聴いていた(冗談伯爵、星野みちる、星屑スキャットがその代表格)。

別枠として挙げたが、心に染みるうたをリリースしたPIZZICATO ONEが印象的だった。また個人的には2015年は松本隆の年でもあった(作詞活動45周年)。豪華すぎるメンバーが集結した「風街レジェンド」、両日とも会場に足を運べたのは本当に幸運だったし、2015年のクライマックスだったと言っても過言ではない。あわせてトリビュート盤「風街であひませう」も良く聴いた。



Pizzicatoone_watakushino21seiki

★日本のうた賞
PIZZICATO ONE feat. ムッシュかまやつ/ゴンドラの歌
(アルバム「わたくしの二十世紀」収録曲)

★ベストライヴ
「風街レジェンド2015」@東京国際フォーラム ホールA(8/21,22)



最後に特記盤として以下を挙げておきたい。一緒にDJをやっているアキラにオススメされ購入(サンキュー!)。2012年発売の再録ベスト盤だが、夏にホント良く聴いた。クセになるカッコ良さ。

Kadomatsu_re1
角松敏生/REBIRTH 1 〜re-make best〜

再発・発掘盤はまた気が向いたら紹介するかもしれません。気長にお待ちください(笑)。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。