Previous month:
December 2016
Next month:
January 2018

2017年ベストアルバム

あと数時間で2017年も終わろうとしています。今年も色々あった年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。今年も新譜はワールドミュージックを中心に聴きました(旧譜は相変わらず歌謡曲の7インチ中心でした)。ずっと音楽を聴き続けていても、ホントにまだまだ知らない音楽があるなぁと嬉しい驚きの多かった年でした。これからも楽しみながら色々聴ければと思います。

取り急ぎ、コメント付きでお届けします(年明けにまた追記予定)。では、よろしくどうぞ。



Hibatawaji30

Monlaferte_latrenza Smajid_boneka Jwoods_heavn
Puvardsana Nlafourcade_musas Triolestari_wangi
Stvincent_masseduction Wnelson_gods Murnisurbakti


★ベストアルバム
1.HIBA TAWAJI/30
2.MON LAFERTE/La Trenza
3.SHEILA MAJID/Boneka
4.JAMILA WOODS/HEAVN
5.PU VARD SA NA/Sao Long Jang
6.NATALIA LAFOURCADE/Musas
7.TRIO LESTARI/Wangi
8.ST.VINCENT/Masseduction
9.WILLIE NELSON/God's Problem Child
10.MURNI SURBAKTI/Ngulihi Si Tading
次点:RAN/Same

<コメント>
まずよく聴いたワールドミュージック関連から(1.レバノン、2.チリ/メキシコ、3.マレーシア、5.ラオス、6.メキシコ、7.と10.インドネシア)。ベストテンに7枚もランクインし、豊作の年だった。秋以降は1〜3の上位3枚をローテーションして聴くことが多かったが、中でも1位のヒバ・タワジはダントツ。歌、サウンドプロダクション、オーケストレーション、すべてにおいて濃厚。御年30歳、30曲2枚組のボリューム、一度に聴き通すのは正直しんどいくらいの特濃歌謡。色んな意味で圧倒的だった。

2位と6位はともに現在メキシコを拠点に活動している女性歌手。インディーロック周辺から出てきた彼女たち、偶然にもボレロなどしっとりした歌に歩み寄った作品をリリース。ひとり夜に愛聴した。エルスール原田店主曰く「同時多発的なラテン歌謡伝承傾向」がみられるとのこと。ルーツ的なものの再確認・再発見の試みがなされているのか?今後も続いていくとしたら興味深い動きだし、しみじみ聴ける歌に年々惹かれている僕としては大歓迎。そう言えば、今年はあまりブラジルもの聴けなかったなぁ。

一年通して東南アジアの音楽もよく聴いた。3位はマレーシアの歌姫、シーラ・マジッド。かなり久々に聴いたけど、バラエティに富んだポップをしっかり聴かせる。さすがに年季入ってるだけある。7位と10位はインドネシア。前者は過去作のKFC再発拡大盤(インドネシアのケンタッキーでしか入手できない、ある意味レア盤?)。耳に気持ちよい佳作。後者は年末に購入したが、あまりに良いので駆け込みでランクイン。ジャズ・ヴォーカリストとして活動していた彼女が、故郷スマトラ北部カロの伝統音楽をジャジーに響かせる逸品。加えてインドネシアでは、次点にしたRANとモンド・ガスカロといった若手もいい作品を出してくれた。

今年のトピックとしては、ほとんど聴いたことのなかったミャンマー、ラオスの音楽をよく聴いたことだろう(あと深入りを避けていたベトナムも。こちらはほぼハー・ヴァンのみだが)。ミャンマーの幾何学的グルーヴ?にヤラれ、ラオスの「まとわりつかない」歌謡にハマった。特にラオスはその情報の少なさ(歌手名すら読めない…)も相俟って、謎度が高く、逆により興味を掻きたてられた。その代表として5位にランクイン。ラオスCDの入手枚数はまだ一桁台だが、スッと体に馴染む感じと何故か聴き飽きない不思議な魅力があるため、今後さらに深掘りしていきたい。自分にとって面白い未知の音楽に出会えたのが今年の大きな収穫だった。

例年ランクインするアフリカ関連、タイミングよく入手できず聴けなかったCDも多く、今年はランクイン見送りに。その中でも、ユッスーの新譜はなかなか良かった。



ロック/ソウル系の新譜はあまり聴けなかった。ランクインしたのはみんなアメリカ。4位は2016年に配信リリース済みらしいが、今年出たフィジカルで初めて知ったR&Bシンガー。声・メロディの良さ、音作りの的確さが魅力的で、クセになりよく聴いた。エリカ・バドゥ好きならぜひ。前作を年間ベストワンにしたセイント・ヴィンセントの新作は、正直期待を超えるものではなかった。ただ才気あふれる重要アーティストであることに変わりはなく8位に(名曲だと思う"New York"があるからランクインしたかも)。9位は大御所ウィリー・ネルソン。ベストアルバム選ではほとんど誰も入れないのが勿体ない良作。あと久々のランディ・ニューマンと、精力的なヴァン・モリソンは、いつも通りの変わらぬ良さ。滋味。

日本人もシングルは何枚か購入したが、アルバムはほとんど聴けず。枚数的には過去最低の年だったかも。気になるものは出ていたが、聴くタイミングを逃してしまってそのまま…という感じ。それだけワールドミュージック関連盤に面白いのが多く、そちらに没頭していた年だったような気がする。2018年はもう少しロック、ソウル、ジャズあたりも聴ければと思う。

★再発・発掘盤

Palmwine_ghana

・V.A./パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlife

再発・発掘盤、1位は確定なので取り急ぎアップ。今年はやっぱりこれでしょう!深沢さん&原田店主コンビの世界的復刻盤(吉岡師匠の「分かってらっしゃる」デザインも秀逸!)。他のはまた気が向いたら紹介しようと思います。ワールド系とソウル系が主になりそう。アップまで気長にお待ちください(笑)。

今年はほとんどライヴに行けなかったので、来年はもう少し会場に足を運びたい。DJイベントは、皆さんのおかげで、年末に急遽忘年会として「家宝級」が開催できて良かった。継続は力なり、で今後もゆるゆると続けていきたい。あと友人主催のパーティーに色々行けてホントに楽しかった。やっぱり良い音楽のかかる場所で飲んだり喋ったり踊ったりするのが何より楽しい。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。