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最近のお気に入り(2022年 Vol.3)

さて、3回目は東アジア編。韓国、台湾、香港のオススメをピックアップしました。よろしくどうぞ。



■韓国

Wave to Earth - light (2019)

ちょうどいいメロウさ加減のドリームポップバンド。トロピカルでサイケなところも好みです。これはレコードが合う音ですね。

以下は、その"light"も収録されている1st LP "uncounted 0.00"(2021)。"wave 0.01"(2020)と"summer flows 0.02"(2020)の2枚のEPから再構成されています。現在は入手困難のようですが、もし見かけたら買いかと。
Wte



Ku One Chan - Expression (2021)

温かみのあるミディアムR&B。フリーソウルのコンピに入っていてもおかしくない曲調です。



Hong Jeong Gu - Bondaero (2022)

ジャジーで、ほどよくファンキーなヒップホップ。センスある人だと思います。



■台湾

瘦子 E.SO - 我的癮 Addiction (2022)

こちらで前作を取り上げ、2020年のベストアルバムにも選んだラッパー。待望の2ndアルバム"EARTHBOUND"が先月リリースされました。この曲はボサノヴァ調のバックトラックで、とても心地いいです。



Pierre 痞爺 - Love is Love (2022)

引き続きヒップホップ。今月リリースされたEP"Heart 2 Heart"より。印象的なギターフレーズ(サンプリングではないと思われます)とソウルフルなコーラス。かなりクセになります。



薄荷綠工廠 Mint Green Mill - Don't Leave Me (2022)

爽やかなギター&シンセポップ。覚えやすいメロディで、ふとした瞬間に口ずさんでいました。



■香港

moon tang - lately (2022)

ポップでキュートな曲、魅力的な声、今後注目していきたいSSWです。彼女のボーイフレンドで歌手のGareth.Tがプロデュースやアレンジで参加しています。口笛や独り言の入れ方、センスありますね。



張蔓姿 Gigi Cheung - 深夜浪漫 Midnight Romance (2021)

「深夜浪漫」という曲名に惹かれ聴いたら、すごく良かったです。ゆったりしたテンポがどこか懐かしさを誘います。彼女のことは初めて知りましたが、モデル/俳優/SSWと幅広く活動中のようです。MVもウォン・カーウァイ的で好み。先月リリースされたEP"WHY AM I HERE"にも収録されています。



WHIZZ - 之所以我們都在歇斯 (2021)

最後は4人組のガールズバンドを。去年リリースされたアルバム"之所以我們都在歇斯 (Deep Blue Hysteria)"のタイトル曲です。なかなか実力のあるバンドだと思いますが、特にリードギターとベースが印象に残りました。

ライヴも結構良さそうなんで(以下参照)、いつか体験したいものです。バンドとしてまとまってるところが魅力的です。

WHIZZ - Sorrowful (2021)


WHIZZ - 3AM (2020)




ということで、最近のオススメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(2022年 Vol.2)

さて、思いのほか早めの更新となりましたが、2回目をお届けします。この2月はアジアの音楽をよく聴いていました。ということで、今回は東南アジア編として、タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピンのオススメをピックアップ。

これらの曲を聴いたり、口ずさんだりすることで、平静を保つことができ、慌ただしい日々を何とか乗り切れました。では、よろしくどうぞ。



■タイ

H3F - Hold Me Close (2022)

今年出た2ndアルバム"UNEMPLOYMENT"に収録。ジャケは新型コロナウイルス陽性で失業、ということでしょうか?ソフトロック風のトランペットが印象的。ふと気付くと、優しく包み込むようなメロディを口ずさんでいました。



YONLAPA - On my own (2022)

以前こちらで取り上げたチェンマイ出身の4人組バンド。バンドの持ち味である、まどろみのサイケメロウ。



■インドネシア

Oslo Ibrahim Ft. Rend - Blanket Of Sadness (2021)

印象的なイントロ、耳に残るリズムとメロディ。ふとした瞬間に口ずさんでいました。いい曲、優しい声、聴かせる演奏と三拍子揃ってます。2021年リリースのEP"Strangers Again"にも収録されています。



Pamungkas - Birdy (2022)

前述のEP"Strangers Again"タイトル曲にデュオ参加していたPamungkas、ファルセットが魅力的なフォーキー・ソウルです。Wilcoあたりに通じるアメリカン・ロック・テイストもあり(中盤のギターの感じとか)。派手さはないものの、じっくり聴かせる歌と演奏、かなり好みです。今年中にアルバムがリリースされる予定とのこと、楽しみです。



Adhitia Softan - Arduous to Forget You (2022)

日本でもCDが出ている人気SSW。躍動感のある新曲、とてもいいです。早くアルバムが聴きたいですね。



■シンガポール

Sezairi - Fool (2022)

ファルセットが心地よく響くオールディーズ調ポップス。夏向きです。

Sezairi - Fire To The Floor (2016)

続けてSezairi。これは6年前の曲ですが、最近知ってヘビロテ曲になりました。夏向きグルーヴィー。チャラい感じがいいですね。Bruno Mars好きはぜひ。



■フィリピン

Paolo Sandejas - Different Shade of Blue (2022)

とても優しい歌とメロディで、大好きな曲。夕暮れの空に流れ出し、溶け込んでいくような感じ。この曲もふとした瞬間に口ずさんだり、頭の中で流れたりしていました。



grentperez - My Heart It Beats for You (2021)

オーストラリア在住のフィリピン人SSW、最近出た6曲入りEP"Conversations with the Moon"がとてもよくて、全曲気に入ってます。この曲は少しEverything But The Girlを彷彿させますね。抜群のポップセンスを感じる逸材、要注目です。



ということで、最近のオススメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。気が向いたら、次回は東アジア編、やるかもしれません。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。