最近のお気に入り(2024年vol.13)
May 17, 2024
最近は寝る前に「魔女狩りのヨーロッパ史」(岩波新書)を読んでます。「魔女狩り」ってよく聞く言葉ですが、実際どのようなものだったのか、意外と知ってるようで知らなかったなと。地域的特色、魔女発見人、サバト、家族からの告発など、興味深い記述が多いです。ぼんやりしていた知識の解像度が上がるのは楽しいですね。
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カナダのプチ特集、第2弾。今回は3組ご紹介。
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トロントのSSW兼プロデューサー、Charlotte Day Wilsonの新作"Cyan Blue"がソウルフルでいい。"Alpha"(2021年)以来3年ぶりの2ndアルバムはXL Recordingsからのリリース。R&B、フォーキー、ミニマルなエレクトロがブレンドされたサウンドと、翳りのある歌声が魅力的。聴くたびにじんわり染みてくる。
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モントリオールのインディー・ポップ・バンドTOPSのヴォーカル、Jane PennyのソロデビューEP"Surfacing"がいい。バンドよりもクリエイティヴ的探求を進めたサウンドで、シンセポップ~アンビエント色濃い作品に仕上がっている(ベルリンとモントリオールで制作されているのもポイント)。彼女の奏でるフルートが心地よく響く曲も聴きもの。
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Jane Pennyと同じくTOPSのメンバー(キーボード担当)、Marta Cikojevicによるソロ・プロジェクトMarciもいい。アルバムは"Marci"(2022年)以降リリースされてないけど、去年出た2枚のシングルがともにダンサブルでキャッチー。早くフルアルバムが聴きたいところ。
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以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。
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