最近のお気に入り(2024年vol.15)
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ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」の文庫化が話題になっています(6月26日発売)。僕は昨年一念発起し、積ん読のままだった同作の単行本を読了したのですが、文庫本好きとしてはやっぱりこれも買ってしまうだろうなと。解説を筒井康隆氏が書き下ろしているのもそそります。再読するのが今から楽しみです。



カナダのプチ特集、第5弾。今回は2組ご紹介。まだ紹介しきれない人たちがいますが、いったん今回で終了します(キリがないので)。



モントリオールに拠点をおくフォーク/トラッド系SSW、Myriam Gendron。3年ぶりの3rdアルバム"Mayday"がとても素晴らしい。僕の年間ベストアルバム(2022年)にランクインした(こちら参照)前作同様、自作曲とトラッドのカヴァー両方を収録し、英語とフランス語で歌っている。今作の魅力のひとつは伝統的な音とアヴァンギャルドな要素がブレンドされているところ。特にドラムのJim WhiteやテナーサックスのZoh Ambaのフリーキーな響きが、アルバムにスリリングな瞬間を与えている。







ケベック州サルイット生まれ、現在はモントリオールに拠点をおくSSW、Elisapieの4thアルバム"Inuktitut"がいい。彼女はカナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族イヌイットである。今作は60年代~90年代のロック/ポップスをイヌイットの言語であるイヌクティトゥット語に翻訳/解釈したカヴァー・アルバムで、とても興味深い作品に仕上がっている。Leonard Cohen、Led Zeppelin、Pink Floyd、Queen、Fleetwood MacからCyndi Lauper、Metallicaまで。個人的にはBlondieやRolling Stonesのカヴァーが特に気に入った。







以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

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