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最近のお気に入り(2024年vol.17)

買い物に行く途中、アサガオのお宅(こちら参照)の前を通りました。ポリポットから植木鉢に移し替えられ、数センチだった双葉が50~60センチほどに育っていました。よそ様のお宅ながら(笑)その成長ぶりが嬉しく、また次通るのが楽しみになりました。



例年に比べブログ更新頻度は高いのですが、まだ紹介できてないものがたくさんあります。少しでも多く紹介できればと思い、これから数回にわたり、サクッとオススメ曲をアップします(全部で十数曲を予定)。今回はフォーキー、ポップ&グッドミュージックな5曲を。よろしくどうぞ。



Sun Kin - I Wanna Believe

GUPPYのメンバーでもあるLA在住ミュージシャン、Kabir KumarのプロジェクトSun Kin。70年代の匂いがするメロディーが印象的なグッドミュージック。最近いちばん聴いてる曲のひとつ。アルバム"Sunset World"(2024年)収録。Rachel Ben-Menachemによるジャケ写も良い。



This Is Lorelei - Where's Your Love Now

NYに拠点をおくWater From Your EyesのNate Amosによる別プロジェクトThis Is Lorelei。Poguesを彷彿させるトラッドっぽさが耳に残る(Poguesに"Lorelei"って曲ありましたね)。アルバム"Box for Buddy, Box for Star"(2024年)収録。アルバムはバラエティに富んでおり、なかなかのセンス。



Babehoven - Birdseye

ニューヨーク州ハドソンに拠点をおくインディー・フォーク・デュオBabehoven(Maya BonとRyan Albertから成る)。フォーキーかつ広がりを感じるナンバー。アルバム"Water's Here In You"(2024年)収録。上記This Is Loreleiと同レーベルDouble Double Whammy所属。



The Bygones - Glad

NYブルックリンに拠点をおくインディー・フォーク・デュオThe Bygones(Joshua Lee TurnerとAllison Youngから成る)。春風のように軽やかなフォーキー・ポップ。セルフタイトルの1stアルバム"The Bygones"(2024年)収録。アルバムはポップな佳作で、17世紀オランダ絵画のようなジャケも雰囲気あり。



Magdalena Bay - Death & Romance

LAに拠点をおくエレクトロ・ポップ・デュオMagdalena Bay(Mica TenenbaumとMatthew Lewinから成る)。ダンサブルでパワフルなポップ。夏にリリース予定のアルバムに期待が高まる。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(2024年vol.16)

ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」の文庫化が話題になっています(6月26日発売)。僕は昨年一念発起し、積ん読のままだった同作の単行本を読了したのですが、文庫本好きとしてはやっぱりこれも買ってしまうだろうなと。解説を筒井康隆氏が書き下ろしているのもそそります。再読するのが今から楽しみです。



カナダのプチ特集、第5弾。今回は2組ご紹介。まだ紹介しきれない人たちがいますが、いったん今回で終了します(キリがないので)。



モントリオールに拠点をおくフォーク/トラッド系SSW、Myriam Gendron。3年ぶりの3rdアルバム"Mayday"がとても素晴らしい。僕の年間ベストアルバム(2022年)にランクインした(こちら参照)前作同様、自作曲とトラッドのカヴァー両方を収録し、英語とフランス語で歌っている。今作の魅力のひとつは伝統的な音とアヴァンギャルドな要素がブレンドされているところ。特にドラムのJim WhiteやテナーサックスのZoh Ambaのフリーキーな響きが、アルバムにスリリングな瞬間を与えている。







ケベック州サルイット生まれ、現在はモントリオールに拠点をおくSSW、Elisapieの4thアルバム"Inuktitut"がいい。彼女はカナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族イヌイットである。今作は60年代~90年代のロック/ポップスをイヌイットの言語であるイヌクティトゥット語に翻訳/解釈したカヴァー・アルバムで、とても興味深い作品に仕上がっている。Leonard Cohen、Led Zeppelin、Pink Floyd、Queen、Fleetwood MacからCyndi Lauper、Metallicaまで。個人的にはBlondieやRolling Stonesのカヴァーが特に気に入った。







以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(2024年vol.15)

買い物に行く途中、近所の家の玄関先に置いてある黒いポリポットが目に留まりました。よく見ると中にはアサガオの双葉が。夏が育っていくさまに思いを巡らせ、これからその道を通るのが楽しみになりました。



カナダのプチ特集、第4弾。今回は2組ご紹介。



モントリオールに拠点をおくドリーム・ポップ/インディー・ロック・バンドGrand Eugene、バンド名を冠したデビューEP(2023年)がポップでとてもいい。EP未収録のオリエンタルな最新シングル"Mile End"や、Niall Mutterと共作したサイケメロウ"Fait du sens"など、今年出た新曲もすべてクオリティ高し。古い写真によくあるフラッシュで飛んだ感じの、アナログ感と匿名性をあわせ持つジャケのセンスも好き。








続いて、上掲シングル"Fait du sens"で共演するなど、Grand Eugeneと関係が深いNiall Mutter。Grand Eugeneの初期シングル2枚にはベースで参加してる(メンバーだった可能性もあり)。彼はオンタリオ州ロンドン出身で、現在モントリオール在住のSSW兼マルチ楽器奏者。デビューEP"Pass Me By"(2022年)はThe Beach Boysや70年代AORを彷彿させるポップな佳曲を多数収録。とりわけベッドルームR&B"You"が素晴らしい。







以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。