春の盤まつり(4) 注目のイタリア・オヤジたち
April 19, 2014
こんにちは。気付けば4月も半ば過ぎ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は年に一度のRECORD STORE DAY。限定品が発売されたり、各地でイベントが開催されたりと盛り上がりを見せている模様。お時間ある方は、お近くのレコード・ショップへ足を運んでみてはいかがでしょうか?
さて「春の盤まつり」第4回目は、イタリアのイカすオヤジ達をご紹介。粋でカッコイイっすよ。では、よろしくどうぞ。
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■GIULIANO PALMA/Old Boy →動画リンクはこちらやこちら
ジャケからしていかにも伊達オヤジ風の、ジュリアーノ・パルマ新譜(経歴などこちらに〜無断リンク失礼します)。彼は初めて聴いたけど、非常にポップかつ粋で気に入った。モータウン風、イカしたロケンロー、しっとりミディアムなどポップス黄金時代を彷彿とさせるナンバーが続く。ノーザンソウルからソフトロック、そしてレゲエと、音作りはベーシックだがとても楽しめるアルバムに仕上がっている。
曲によってはLOS AMIGOS INVISIBLESを思い出したり、ジュールズ・ホランドの雰囲気に近いかもと思ったり。あとはやっぱりバカラック。と思ってたら、バカラックのカバーもあった("Always Something There To Remind Me":リンクはこちら)。何か納得。
フィフティーズ/ポップス愛好家からDJ諸氏までオススメできるアナログレトロなイタロオヤジ。表だけじゃなく、裏ジャケ・内ジャケもスタイリッシュ(実物で確認ください)。活動的になるこれからの季節、ピタリとハマるオススメ盤。
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■BOBO RONDELLI E L'ORCHESTRINO/A Famous Local Singer →動画リンクはこちらやこちら
次もイタリア・オヤジ(ちょっと性格俳優っぽい風貌?)、ボボ・ロンデーリ新譜(経歴などこちらに〜再び無断リンク失礼します)。彼も初めて聴いたけど、場末の酔いどれ感あるスウィング/ブルースが全編続き、これまた一発で気に入ったアルバム。
海の臭いがする港町の片隅で奏でられる猥雑なパブジャズといった風情。どことなくニューオリンズを感じさせるところもあり。楽団チックな感じが、好きモノにはタマらない一枚。
ポーグス、トム・ウェイツ、ムッスーT、レ・ネグレス・ヴェルト、ロマ系、アコースティック・スウィング、ジャングル・ビート、、これらの言葉にピンと来た方は必聴。末永く楽しめる好盤です。
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今回はこんなところで。タイミングがあえば、「春の盤まつり」もう少し続きますので、引き続きよろしくお願いします。
以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。