ザ・ピーナッツ 伊藤エミさん、逝去

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000598-san-ent

「恋のバカンス」や「恋のフーガ」のヒット曲で知られる双子の歌手「ザ・ピーナッツ」の姉、伊藤エミさんが15日に亡くなったことが27日、分かったとのこと。享年71歳。
(Twitterではつぶやいてましたが、こちらでは遅くなりました)

歌謡曲にどっぷりハマり出したこの1,2年というもの、ザ・ピーナッツの素晴らしさや先進性に感激したこと数知れず。いまだ毎日のように何か音源を聴いているだけに、今回の訃報は本当にショックで、とても寂しいです。

もちろんレコードだけでなく、TV番組や映画への出演など、当時のその人気たるや凄まじいものがあったと思われます(まさにメディアミックス型の大スター)。そしてまた、引退して30年以上経った今でも色あせないインパクト・影響力に感服する次第です。

また改めて特集できればと思いますが、ひとまず追悼のため1曲。名曲多すぎるため、名曲のレアversionを。しかし、すべてにおいて素晴らしすぎる!

謹んで故人のご冥福をお祈りします。

 
「ウナ・セラ・ディ東京」with ブルーコメッツ ジャニーズ

それにしても、また最近、本当に色々な方が続けて亡くなりますね(地井武男さん、小野ヤスシさん…)。寂しい限りです。


谷啓さん、逝去

http://mainichi.jp/select/today/news/20100912k0000m040004000c.html?link_id=RAH03

昨日、谷啓さんが亡くなりました。享年78歳。死因は脳挫傷。

日本のエンターテインメント界に偉大な足跡を残した方が、また一人いなくなりました…。本当に寂しいです。これで存命中のクレージーキャッツ・メンバーは、犬塚弘さんと桜井センリさんの2名になってしまいました。

謹んで故人のご冥福をお祈りします。

SOUL POWER

梅雨明けした途端、ホントに暑いですねー。皆さま、くれぐれもご自愛ください。

http://www.uplink.co.jp/soulpower/

さて、この連休に音楽映画「ソウル・パワー」を観に行ったけど、これはスゴイ!音楽好きなら必見!ドキュメンタリー部分もとても見応えあるが(モハメド・アリがカッコ良すぎ)、やはりステージが圧巻。

B.B.キング、セリア・クルース&ファニア・オール・スターズ、スピナーズ、ビル・ウィザースetc.といったアメリカ勢に加え、フランコ、タブー・レイなどアフリカ勢の貴重なライヴ・シーンも(これがホントにいい!)。その他お宝映像満載で、あれよあれよと時間が過ぎる。

そんななか、とにかく御大JBが素晴らしい。いや、素晴らしすぎる。歌、演奏、踊り、迫力、ファンクネス、メッセージ、すべてにおいてパーフェクト。シビレる!

惜しむらくは演奏時間がみんな短いこと。少なくとも各アーティスト2〜3曲完奏(一人だけ多かったJBはその倍くらい)で収録してほしかったよなぁ…。ぜひ完全版(無理ならせめて拡大版)の公開/発売を期待したいところ。

簡単ですが、取り急ぎオススメします。ぜひ劇場でご覧ください!

5月〜6月頭のあれこれ

最近暑い日が続いてますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。なかなか更新できず、少しご無沙汰しておりスミマセン。今回は色々まとめてアップしますので、よろしくどうぞ。



まず、タイムリーにアップできなかった訃報から。

・グサン・マルトハルトノさん。5/20、ジャワ島中部ソロの病院で逝去。享年92歳。インドネシアのみならず、アジアを代表する名曲「ブンガワン・ソロ」の作者として知られている。なお葬儀は市庁舎で盛大に行われた模様(こちら参照)。
http://www.hmv.co.jp/en/news/article/1005210004/

・デニス・ホッパー氏。5/29、ロサンゼルスの自宅で逝去。享年74歳。ハリウッドの異端児にして、得難い魅力を持つ俳優・監督。個人的には「ブルーベルベット」での怪演が忘れられない。「イージー・ライダー」はもちろん、「アメリカの友人」「ハートに火をつけて」「ホット・スポット」あたりも印象に残る。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100531-636058.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100530-00000002-flix-movi

・大野一雄氏。6/1、横浜市内の病院で逝去。享年103歳。門外漢ながら「BUTOH(舞踏)」は強烈なインパクトあり。本ブログをご覧の皆さんには、アントニー&ザ・ジョンソンズのジャケットでお馴染みでしょうか?
http://www.asahi.com/obituaries/update/0602/TKY201006010573.html

謹んで故人のご冥福をお祈りします。



次は最近のオススメCDをざっとアップ(簡易コメントのみで失礼します)。レビューは気が向いたらということで。

<ロック/ポップ>

Elipaperboy_come Kbarker_youandme National_highviolet Rufus_adan
・ELI "PAPERBOY" REED/Come And Get It!
・KEVIN BARKER/You & Me
・THE NATIONAL/High Violet
・RUFUS WAINWRIGHT/All Days Are Nights: Songs For Lulu

ELI "PAPERBOY" REEDが相変わらずソウルフルでカッコイイ!KEVIN BARKER、THE NATIONALは米インディー・ロックの良心。ピアノ弾き語りのルーファスは結構地味かなぁ。

<日本>

Tokiasako_ranhansya  Clammbon_2010  Amachifuuko_tokyo
・土岐麻子/乱反射ガール
・クラムボン/2010
・天地総子/天地総子と東京ブギウギ+8(再発)

聴くごとに魅力を増す土岐さんNewは、21世紀型シティ・ポップスの好盤。久々に買ったクラムボン、イイっすねー。

<ソウル/ファンク>

Tshorty_backatown Smoore_ga California_funk Rumbablues
・TROMBONE SHORTY/Backatown
・STANTON MOORE/Groove Alchemy
・V.A./California Funk(再発)
・V.A./Rumba Blues - How Latin Music Changed Rhythm & Blues Vol.1(再発)

ニューオリンズ・ファンクの左2枚がグルーヴィー。フジロックへの参戦が決定した前者はヘヴィ・ロック・テイストもあり、ライヴでの盛り上がり必至。見たい(場所がもっと近ければなぁ…)。

Ebadu_na2 Jmonae_archandroid Blavette_british
・ERYKAH BADU/New Amerykah Part Two: Return Of The Ankh
・JANELLE MONAE/The Archandroid
・BETTYE LAVETTE/Interpretations: The British Rock Songbook

ソウル/R&B系の女性シンガーたち。貫禄のERYKAH、BETTYE。新鮮なJANELLE嬢。もうすぐMACY GRAYも出るし、なかなか賑やかな感じ。

<ワールドミュージック>

Tantinho Luisamaita_lero Ghassan_como
・TANTINHO/Canta Padeirinho Da Mangueira
・LUISA MAITA/Lero-lero
・GEORGINA HASSAN/Como Respirar

サンバ(マンゲイラ)。ブラジル新世代SSW。清涼感あるアルゼンチンSSW。

Konono#1_acp Hz_handmade
・KONONO No.1/Assume Crash Position
・HINDI ZAHRA/Handmade

前者はコンゴの電気リケンベ集団、コノノNo.1待望の新譜。数年前のライヴが最高だったんで、ぜひまた来日してほしい。後者はブルーノート発掘の新人。モロッコ出身、フランス在住のハイブリッドな女性SSW。大化けする予感も。



5月は他に、モータウン、リトル・フィート、ニルソンを聴き返すことが多かったです。

最後に。話題の木村カエラ嬢だけど、結婚・出産後も今までと変わらぬ歌手活動を希望したいところ。例えばYUKIのように、マイペースで頑張ってほしいッスね。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

雑感

自宅療養中につき、のんびり音楽聴いたりしてます(今日はLittle Walter, Dave Mason, Mod Jazzコンピ, Local Funkコンピなど)。今回の件では色んな方からお見舞いメールなどいただき、ありがとうございました。アクティブに活動するのはもう少し先になりそうですが、面白いイベントなどあれば、ぜひお知らせ&お誘いください。

さて今日は小ネタをいくつか。早速、どうぞ。



日経朝刊「私の履歴書」がスゴイことに。今月の執筆者は女優の有馬稲子さん。こんなの書いていいの?と思うような某巨匠監督との生々しい不倫話とか出てきて、朝から強烈です(既に有名な話ではあるんでしょうけど)。あと有馬稲子さんの昔の顔がはっきり思い出せず検索してみたら、やっぱり綺麗でした(こちらこちらこちら参照)。それにしても、昔の女優さんはホントに綺麗な人が多いですね。



レコードコレクターズが今月からリニューアル。文字が大きくなったり、レイアウトなど相当刷新された印象(まだちょっと慣れないですね…)。サラッと読んだ限りでは、情報量よりも質というか切り口・語り口に重心が置かれている感じ。この方向性は歓迎したい。以下、いくつか感想を。

・「洋楽マン列伝」「American Rock Lyric Landscape ~ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景」といった新連載が面白い。今後さらに読み応えあるものになりそうな予感。

・後ろから読むページ、アーティスト別のリリース情報は見やすい。ただ、レビューのページはどうもレイアウトがしっくりこない。やっぱ今までのに慣れてるからなぁ。

・巻頭特集「リイシューCDの25年」を興味深く読む。最近聴いてないボックスものなど、改めて聴き直そうと思ったり。今回はロック編だけど、そのうち出てくるだろうソウル編やジャズ編も楽しみにしたい。


Dylan_choco   Dylan_choco2   Dylan_choco3
ボブ・ディランとチロルチョコのコラボ、何とAmazonで発売開始!ライヴ会場で入手できなかった方には朗報(こちらでも少し触れたけど、僕は行列に並ぶ気力なく、スルーしてしまいました)。う〜ん、これはやっぱり欲しいッスね。



ジョー・ヘンリーの来日公演はやっぱり良かったみたいで。よせばいいのに、こちらこちらのライヴ・レポートを読んで悔しく思ったり(後者にはセットリストもあり)。もともと年度末で場所が京都のため行くのは難しかったんだけど(しかも予想外の緊急手術で、どうやっても行けなかったんですが…)、やっぱり行きたかったなぁ。ぜひ再来日を!



今回はつらつらと雑記調でしたが、近いうちにオススメCDレビューをアップする予定です。お楽しみに。

[SMH-CD] GREAT 3 / Richmondo High

G3_rh(2)

「私的名盤アワー」第4回目は90年代の日本から。渋谷系のムードが高まりつつあった頃、ロッテンハッツという6人組バンドがあった。確かメジャーではアルバム2枚を出して解散、その後ヒックスヴィルとグレイト3という2バンドへ分裂した。

男ばかりの方のグレイト3は、片寄明人(近年は嫁さんショコラとのデュオなどで活動中)、高桑圭(カーリー・ジラフ名義のソロ"New Order"が今年出た)、白根賢一から成る3ピースバンドで、男気溢れるアメリカン・ロックからナイーヴなバラードまで、彼らにしか奏でられない音楽が鮮烈な印象を残した。

なかでも、この'95年リリースの1stは疾走感溢れる傑作で、今でも事あるごとに引っ張り出して聴いている一枚。懐かしの80's青春映画『初体験 リッジモント・ハイ』(*)をイメージしたとおぼしきタイトルからして、焦燥や情けなさの入り混じった青春の匂いがプンプンで(リリース当時タイトルを見て「おぉ同世代」と妙に感慨深いものがあった)、音自体もとても瑞々しい。

さて、肝心の内容について。頭5曲の流れが特に素晴らしいが、個人的なイチオシはM-5「エデン特急」。孤独なものどもの魂の彷徨。「どこか遠い街の/ボウリング場で/たったひとりで/プレイして」というフレーズがたまらなく好き。失うことを恐れず前進するんだという内容のサビもグッと来る。押し付けがましくないソウル・マナーにのっとったこの曲は、私的名曲のトップ40にランクインさせたいほど好き。

他にもいい曲が目白押しなんで、ザッと書いてみると。アイズリー・ブラザーズばりの強烈ギターとパーカッションがひっかき傷を残すM-3「I Believe In You」、情けない男の心情を歌わせたら右に出るものなしと言えるM-4「Oh Baby」(2ndの「Little Jの嘆き」も同様に素晴らしい)、シールズ&クロフツ名曲の哀愁カバーM-7「想い出のサマーブリーズ」、スティーヴィー・ワンダー風のハーモニカが飛び出すポップなM-10「Summer's Gone」、ラストの小品「My Bunny Eyes」などなど。今回何度もリピートして聴いたけど、ホントにいいメロディを書く人たちだよなぁと改めて思った次第。

今作を含め初期3部作と言える2nd,3rdも魅力あるけど、勢いと粒揃いの楽曲の多さで、この1stに軍配を上げたい(やっぱりこれがいちばん好きだなぁ)。2007年には紙ジャケで再発されたので、興味のある方はぜひどうぞ。いいバンドなんで、またいつか活動再開してほしいもんです。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。

(*)'82年作品。『あの頃ペニー・レインと』で有名になったキャメロン・クロウの脚本デビュー作。若きショーン・ペンが出演、そして当時人気絶頂アイドルだったフィービー・ケイツ(個人的には彼女のイメージが強い)などが共演。当時CMでトレーラーがよく流れてたこともあり、半分観た気になってるけど、たぶん未見。


長らく絶版だった「シェルブールの雨傘」がデジタルリマスターで再発!

Cherbourg(2)

待ってました。これぞ待望の再発!なぜかDVDが絶版になり入手困難だった(オークションでは高値で取引されてた)ミュージカル映画の名作が7/17に発売される模様。

今年が1964年の公開から製作45周年にあたり、フランスからオリジナルネガを取り寄せ、日本でデジタルリマスターを行い、本国に先がけて異例の世界初公開&パッケージ化、ということらしい(詳細はこちらを参照ください)。

監督:ジャック・ドゥミ、音楽:ミシェル・ルグラン、主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、という黄金のラインナップ第一弾。随分昔に見たきりなんで、細かいことは覚えてないけど(苦笑)、その色使いとカトリーヌ・ドヌーヴの可憐さが印象的だった。デジタルリマスターされて雨傘や衣装の色がよりヴィヴィッドになっていると思われ、それだけでも個人的には買い!

上記黄金のラインナップに加え、ドヌーヴの姉フランソワーズ・ドルレアックが共演した「ロシュフォールの恋人たち」(サントラが素晴らしい)も同時発売。やっぱりあわせて買っちゃうでしょうね。ちなみに「ドヌーヴ×ドゥミ×ルグラン コンプリートDVD-BOX」(7枚組・4作品)というのも出ます。

ドヌーヴのファンはもちろん、フランス映画ファン、ミシェル・ルグラン好き、サントラ・マニア、そんな人たちにオススメします。



ルグランつながりで言うと、「華麗なる賭け」の初DVD化(意外!)も嬉しい。スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイら俳優陣もカッコイイけど、スタイリッシュな画面がシビレるほどカッコイイ!

以上、皆さまの音楽+映画生活の参考になれば幸いです。では、また。


栗山千明×GS×橋本淳・筒美京平コンビ!

Tights_kaigan(2)

どうです、このダサくてサイケポップなジャケ!白タイツがまぶしいザ・タイツメン「海岸線のホテル」は、昭和40年代のドーナツ盤でもネオGSのインディー盤でもなく、まもなく公開される映画「GSワンダーランド」の主題歌。キャッチフレーズは<タイツ履いてニュー歌謡>。一昨日購入して(発売は昨日)何度かリピートしてますが、これは素晴らしいです!

作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、アレンジ:サリー久保田、ホーンアレンジ:高浪敬太郎という豪華布陣で制作された、サビが非常にキャッチーな青春歌謡。鳴り響くホーンはどことなく「また逢う日まで」風だし、ヴォーカルのエコー感も雰囲気出てるし、ドラムも相当カッコイイ。GSに興味なくても、これは聴くしかないでしょう。ちなみにジャケの右端が栗山千明(劇中では訳あって男装している様子)。

気になるカップリング曲はコーラス・グループのザ・フレッシュ・フォー「あなたのフリをして」。リード・ヴォーカルは俳優の温水洋一(奮闘ぶりが伝わってくる歌唱に好感持てます。なお劇中では相変わらず情けない中年を演じている様子)。音的にはサム・テイラー風のテナー・サックス(場末感たっぷり)、クール・ファイブ風のコーラスワークがとてもいいです!予想範囲内のムード歌謡ではあるんですが、何度か聴いてるうちに、意外やこちらの方にハマってしまいました。

歌詞では後半の「いつも通り 茶沢通り 一人歩く帰り道」というフレーズにグッときました。銀座通りや赤坂通りじゃないのが当世風と言えるでしょうか?この強力カップリング曲(昔で言えばB面曲)の良さも手伝って、おそらく今年のベストシングルになるでしょう(ぜひ店頭で裏ジャケもご覧ください!)。



さて肝心の映画には、岸部一徳(当時ザ・タイガースのメンバーとしてGSブームの渦中にいたのはご承知の通り)も特別出演!その他個性派俳優が脇を固めています。なお付属のDVDにはPV・映画予告編・インタビューが収録されてますが、ぜひ映画館で観たいと思わせる映画です(肩肘張らず観れる感じ)。バンド・ブームやビジュアル系の元祖であるGS、もしかしたら何度目かのブームが来るかもしれません(?)。こちらにも情報ありますんで、よろしければ、どうぞ。


[CD] 10月のオススメ(ディラン編)

とてもロック編には収まりきれず、ボブ・ディラン単独で。今年はディランのデビュー45周年という節目の年であり、ホント困ったことに(笑)続々と関連リリースがあるんです(最新情報満載サイトはこちらこちら)。まずは、ぼちぼち出始めてるところから。

Dylan_3box
BOB DYLAN/DYLAN

Dylan_nakami Dylan_box
ディラン何度目かのベスト盤、その名もずばり"DYLAN"。全51曲3枚組の集大成ボックス セット。

外見は布張りカバーのデラックス・エディション仕様(右上写真参照。開けるとビロードみたいな手触りの布+まぶしいコロンビアの金色ロゴ)。中にはレア写真満載のブックレット、10枚組の限定コレクターズカードが封入され、肝心のCDは紙ジャケ仕様&2007年新規リマスターと盛りだくさん。加えて日本盤には独自のブックレットも付いてます(日本盤は8,000セット限定なので、気になる方はお早めに)。

ただこれ聴いただけじゃ当然満足できず。結局はオリジナル・アルバムやブートレッグ・シリーズを無性に聴きたくなって、色々引っ張り出してくる始末。



Imnotthere
V.A./I'm Not There

お次は、全米で間もなく公開されるディランの伝記映画"I'm Not There"(全米公開は11/21、日本公開は来年の模様)。これがまた一筋縄でいかない映画で、何と6人の俳優がディランを演じてるらしいです(しかもそのうちの一人が女優のケイト・ブランシェット!)。ディランは男性であり女性であり、白人であり黒人でもあるという設定らしく、その型破りな感じがとてもそそります。こちらの予告編を見る限りは、どんな映画なのか正直よく分かりません(笑・でも楽しみ)。日本ではさほど話題になってない気はしますが、ヴェネチア国際映画祭で賞も取ってました(こちら参照)。

その映画ともども話題になりそうなのが、豪華メンツがディランをカバーした上掲2枚組サントラ。お題がディランだけあって、当然名だたる顔ぶれがズラリ(とても書き切れないんで、詳細はこちらを参照ください)。スフィアン・スティーヴンス(!)やヨ・ラ・テンゴ、ジェフ・トゥイーディ(ウィルコ)やシャルロット・ゲンズブール(!)に代表される若手に加え、ロジャー・マッギン(!)やランブリン・ジャック・エリオット、リッチー・ヘヴンスなどのベテラン勢にビックリしてたら、最後には何とディランwithザ・バンドの名前が(何と未発表曲のようですよ!?)。先日タワレコで買ってきましたが、調べたらAmazonの方が安かったです(よかったらこちらをどうぞ)。ちゃんと聴いたら後日またレビューします。



他にも続々。世界初の公式REMIX/MASH UP企画の一環だと思われるリミックス盤(もう出てますが未聴。先頃出た日本盤の2枚組ベストにはボーナスCDとして付いてるようです……)、"Like A Rolling Stone"のPV制作、新しいブートレッグ・シリーズ、ニューポート・フォーク・フェスティバルのDVD('63〜'65年のディラン演奏シーンのみを集めたもの。輸入版はもう出てましたが、対訳があるだろう日本版はこちら)など。

書いてるだけで何だかお腹いっぱいになってきましたが、とにかく今年いっぱいディラン三昧になりそうな予感。かく言う僕は、もうディラン漬けの日々ですけどね(笑)


[Diary] 7/31

ベルイマン、アントニオーニと、映画史に残る監督の訃報が続く。

会社の同僚と飲む。何とテテのファンだということが判明。いやはや世間は狭いというか、いるところにはいるもんだというか。