[CD] 寒露のオススメ(ロック/ソウル編)
October 11, 2010
前回「もう少しペースアップしていきます」と書いたのに、もう10月も半ば(苦笑)。Twitterの方に書いてるとなかなかこっちまで手が回らないのが正直なところ。どう使い分けるかなぁ。
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先日はMANU CHAO(10/5)、RUFUS WAINWRIGHT(10/8)のライヴに行ってきた(tweet済み)。同じ週の平日にライヴへ行くなんてかなり久々かも?まぁどちらも外せないミュージシャンなもんで。
ともに堪能したが、ピアノ弾き語り公演のルーファスは特に素晴らしかった(セットリストはこちら)。シンガー、ピアニスト、ソングライター、パフォーマー、そのすべての面で傑出した存在であり、同時代に生きていることに感謝したい。ディランなどの強力メンツを差し置いて、今年のベストアクトになりそう。
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さて我が阪神、色々あったけど結局棚ぼたで2位に。甲子園初のCS開催でもあり、今度の土曜が楽しみ。あと個人記録では、マートンの来日一年目での214安打(シーズン最多安打記録更新)は特筆すべき。それにしてもロッテ、連日スゴイすね〜。
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以下、メモ的なレビューですが、よろしくどうぞ。
<ロック/ポップ>
・BING JI LING/Shadow To Shine
・ANTONY & THE JOHNSONS/Thank You For Your Love
・WEEZER/Hurley
まずはトミー・ゲレロ人脈のマルチ・プレイヤー、ビン・ジ・リン。この人は今回初めて聴いたけど、レトロ感覚のロックン・ソウルでとてもカッコイイ(音的には、陽だまりソウル、サイケ・ロック、アシッド・フォーク、ジャズ・グルーヴなど多彩。中にはもろスタイル・カウンシルって曲も)。ドラムの音がめちゃ好み。近年出たブルー・アイド・ソウル系では出色の一枚。cool,warm & hipな快作。プリンスやトッド・ラングレンが好きならぜひ。
次はアントニー&ザ・ジョンソンズの5曲入りマキシ・シングル。タイトル曲が高揚感・疾走感あり素晴らしい。間もなく出るアルバム"Swanlights"に期待が高まる。なお本EPにのみ、ディラン"Pressing On"やジョン・レノン"Imagine"のカバーを収録。
最後のウィーザーは、ジャケに惹かれ、久々に購入。ポップで泣きメロなロック、彼らの真骨頂。
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<ソウル/ヒップホップ>
・MAVIS STAPLES/You Are Not Alone
・JOHN LEGEND & THE ROOTS/Wake Up!
メイヴィス・ステイプルズ新譜は、ウィルコのジェフ・トゥイーディーがプロデュース。ランディ・ニューマン、アラン・トゥーサンなどのカバーもあり。濃密なアルバムでオススメ。ジャケもいい顔。
ジョン・レジェンドとルーツのコラボは、60〜70年代ソウルを中心としたカバー・アルバム。カーティス・メイフィールド、ダニー・ハザウェイ、マーヴィン・ゲイ、レス・マッキャンなどを取り上げ、聴き物多し。カッコイイ!
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<日本>
・キリンジ/BUOYANCY
・くるり/言葉にならない、笑顔を見せてくれよ
・EGO-WRAPPIN'/ないものねだりのデッドヒート
キリンジ、前作「7」は彼ら流ポップ満載の傑作だったが、今作も素晴らしい。オススメ曲は何曲もあるが、とりわけ「都市鉱山」がスゴイ。もろトーキング・ヘッズ、時々PINK(日本のバンドの方)的な瞬間も。個人的には「温泉街のエトランジェ」の歌詞も妙にツボに入った。
くるり、シンプルなバンド・サウンドで、曲・歌・演奏、すべてが素晴らしい。レレレのレ、目玉のおやじ、あちちのち、温泉、麦茶など、ゆるい言葉が印象的。ゆるカッコイイ普段着ロックと言えるか。今年の日本では間違いなくベスト3に入るだろう傑作。
エゴ・ラッピンはあまり聴けてないけど、ヴァラエティに富んだ良作。ちなみにジャケがCARSチック(これとかこれとか)で、かなりギリギリのダサさ加減(笑)。
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他に新譜ではNEIL YOUNG、BEN FOLDS、SUZANNE VEGAを、再発ではYMO、PENTANGLEを購入。まだじっくり聴けてないのもありますが、また機会をみてレビューしたいと思います。
これからも再発ものを中心に、色々出ますね(DYLAN、B.SPRINGSTEEN、BEATLES関連、RAY DAVIES…)。時間とお金が許せば、ゲットしたいところです。
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http://bmr.jp/news/detail/0000009500.html
最後に、訃報。ソロモン・バークが急死したそうです…。享年70歳。
今日は60年代のベスト盤、ジョー・ヘンリーがプロデュースした"Don't Give Up On Me"などを聴いて追悼しています。またジュールズ・ホランドとの共演も個人的には外せないものでした(例えば、この映像)。
謹んで故人のご冥福をお祈りします。
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かなり長くなりましたが、この辺で。
以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。