最近のお気に入り(台湾編)

引き続き、YouTubeやSpotify等で見つけた最近のお気に入りをご紹介します。前回のタイから東へ進み、今回は台湾編です。よろしくどうぞ。



Epiphany 吳承瑾 "豬血糕 Black Pudding" (2020)
Epiphany

これぞ夏、という印象的なジャケに惹かれ聴いた新人SSW。清涼感あるサマーポップが耳に残る。彼女がアンドロイドに扮するMVは???だけど(歌詞の内容に沿ってるんでしょうか?)。今年6月にリリースされたデビューEP"Epiphany"より。



問題總部 It's Your Fault "葫洲女孩 I'm A Mess" (2019)
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台北の7人組ネオ・ソウル/R&Bバンド。疾走感あるグルーヴィー・ソウル(MVも90年代的懐かしさあり)。この感じ、好きな人多いのでは?ヴォーカルのHanaの声も魅力的。なおメンバー全員、エリカ・バドゥ好きとのこと(こちら参照)。今年5月に1stアルバムがリリースされた(↓以下参照)。

問題總部 It's Your Fault "User Guide: I" (2020)
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全部聴けます。どうぞ。


僕のお気に入りはアルバム・ラストの"G"。TAJ MAHALの"Curry"や、トロピカル3部作の頃の細野さんを彷彿とさせるようなオリエンタル・フュージョン。



あとは「聴かせる」ヒップホップのオススメを。

HUGO "諾曼伯的春" (2020)
Hugo

心地よいメロウ・ヒップホップ。いつまでも聴いてられる感じ。女性ヴォーカル/コーラスも印象的。今年3月にリリースされた1stアルバム"切片之一"からセレクト。



瘦子 E.SO "Don't Worry About Me" (2020)
Eso_outtabody

最後は、頑童MJ116(ヒップホップ・グループ)所属の瘦子 E.SOを。今年7月にリリースされた1stソロ・アルバム"Outta Body 靈魂出竅"からセレクト。ゴスペル的な感触を持つこの曲は、ポップさとスケールの大きさが共存している佳曲。他のアルバム収録曲もクオリティ高く、今年のベストアルバム候補に。

内容・ジャケともに良かったので、先日、限定版CD(三方背ケース。ポストカード、ステッカーなど付属)を購入。やっぱりフィジカルは色々楽しめてイイですね(今回紹介したなかで、フィジカル・リリースはおそらくこれだけかと)。



ということで、台湾編をお届けしましたが、いかがでしたか?偶然ですが「1st」にまつわるものばかりでした。僕は今の台湾音楽をほとんど聴けてないんですが、クオリティの高いものが多く、とても楽しめました。他にも紹介したい人たちがいますので、また近いうちに続編をお届けできればと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(タイ・ポップス編)

前回に引き続き、YouTube等で見つけた最近のお気に入りをご紹介します。今回はタイ・ポップス編です(歌謡編はまたいずれ)。よろしくどうぞ。



NUMCHA "Dirty Shoes" (2020)
Numcha_ds

去年の11月にデビューしたSSWの2ndシングル。声質よし、メロディよし、ほんのりジャジーなアレンジもよし。色味やコミカルさに80年代テイストを感じるMVもまたよし。今後出るだろうアルバムに期待大。



YONLAPA "Let Me Go" (2019)

チェンマイ出身の4人組バンド。いつかの夏の光景、みたいなMVが印象的。ビデオテープのアナログ感が懐かしさを増幅させる。サイケでシティポップ。人気出そう。



loserpop "ทางที่ดี (butterscotch)" (2019)
Loserpop_bs

曲も映画みたいなMVも甘酸っぱさ満点。他にも高品質な曲が多い実力派6人組バンド。



quicksand bed "กอด (HUG)" (2018)
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シンセポップ風アレンジがいい感じ。アートワークもよく、頭ひとつ抜けたセンスを持つ4人組バンド。

今月出た新曲"Ghost"も良い。ホント、センスあるなぁ。




AIMZILLOW "น่ารักเกินไป" (2020)
Aimzillow_2020

ほっこりするジャジー・ポップ。季節的には秋冬にハマる感じ。動くイラストのMVが曲調にすごく合ってる。



ということで、タイ・ポップス編をお届けしましたが、いかがでしたか?良質なロック/ポップスが多く、改めてこの辺り深掘りしてみようと思いました。ただ、ほとんどフィジカルではリリースされないのが残念です(7インチが似合いそうな曲もあるんですが…)。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


最近のお気に入り(女性ヴォーカル編)

コロナ禍で今までのようにレコ屋へ行けない分、ネット経由で音楽を探す・聴くことが増えてきました。この数ヶ月間、YouTube等で見つけて気に入った曲が結構ありましたので、最近のお気に入りとしてご紹介します。今回は女性ヴォーカル編です。よろしくどうぞ。



AUDREY NUNA "Time" (2019)
Anuna_time

ニュージャージー出身のR&Bシンガー(&ラッパー)。韓国系アメリカン。タメの効いたファンキーなビートに、エレピの音が心地よく響くメロウソウル。Arista Records(SME傘下)からのリリースということもあり、今後の展開に期待したい。



ALEX MALI "Start It Up" (2019)
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ニューヨーク・ブルックリン生まれのR&Bシンガー。すっきりとした感じのミディアムソウルで好感持てる。6曲入りEP"Sweet & Sour"から。緑の髪の毛も印象的。



あとはコラボ曲を2曲。

JORJA SMITH "Be Honest (feat. Burna Boy)" (2019)
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イギリスのR&Bシンガー。ナイジェリアの人気歌手バーナ・ボーイをフィーチャリング。彼のアルバム"African Giant"にジョルジャ・スミスが参加していたので(こちら)、お返しゲスト的な感じ?湿度高めのしっとり系R&Bに、彼の声がいいアクセント。



BENEE "Supalonely ft. Gus Dapperton" (2019)
Benee_ss

ニュージーランドのポップシンガー。今年に入ってMVが公開された、センス溢れる曲。NYのポップシンガー、ガス・ダパートンをフィーチャリング。コロナ禍と偶然シンクロしたようなタイトルや、弾むようなメロディがキャッチー。踊りやすいため(?)、TikTokで結構流行ってる様子。5曲入りEP"Stella & Steve"から。現時点で今年の印象的なポップソングNo.1かも。



偶然ですが、アップした曲はすべて2019年のリリースでした。残念ながら、すべて現時点でフィジカルでのリリースはない模様(今後アルバムがフィジカルでリリースされる可能性はあるかと思います)。ストリーミング配信などもチェックしてないと、(フィジカルでリリースされない)いい曲が出てることにも気づかない。なんかもう、そういう時代ですね…。

他にもオススメありますので、いずれまたアップできればと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


アルゼンチン・ヒップホップ/R&Bの新星 Nicki Nicole(後編)

ということで、前回(前編)の続き。

Nnicole_recuerdosNICKI NICOLE / Recuerdos

1stアルバム"Recuerdos"に良曲が多いため、シングル以外の曲もご紹介。ご覧の通り、MVは同じコンセプト(正面向き本人歌唱+歌詞)で作られている。シンプルだけど、スタイリッシュで統一感あり。

特に好きなのが"Me Gusta"と"Tras Vos"の2曲。僕はシングル曲よりもこちらの方が好みなので、ぜひ聴いてみてほしい。聴いてると、やっぱり歌詞の内容を知りたいと思ってしまう。日本盤出ないかなぁ。










▶4枚目のシングル"Diva"(アルバムと同時発売:2019/11/8)。上記3曲と同じコンセプトのMVと思わせて、開始早々、彼女が撮影スタジオを飛び出していく演出がニクイ。アルバム中、最もクラブ向きかも。

そして彼女は今年3月、メキシコで開催されたSpotifyアワードにおいて、"Artista Radar Trap en Español"(スペイン語のレーダー・トラップ・アーティスト)と"Artista Más Escuchada en Consolas"(コンソールで最も聴かれたアーティスト)の2部門を受賞した(こちら参照)。去年デビューしたばかりだが、着実にスター街道を歩んでいるようだ。



最後に最新情報を。

Nn_colocao

▶通算5枚目のシングル"Colocao"が先週(2020/5/13)リリースされたばかり。なかなかナイスなヒップホップに仕上がっている。ジャケもシュリンク付きアナログ風デザインでカッコイイ。MVはリリース後10日間で再生回数740万回超と滑り出し上々。ビリー・アイリッシュに似てるという声もあるようだけど、どうでしょう?

クレジットを確認したところ、このシングルからレーベルがSony Music Latinになっており、Dale Play Recordsとライセンス契約を交わした模様。メジャーレーベルとつながりができ、さらに多くの人に聴かれることになりそうだ。今後の活躍に期待したい。

ということで、2回にわたってお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。気になる存在につき、今後も彼女の動向に注目していきたいと思います。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。では、また。


アルゼンチン・ヒップホップ/R&Bの新星 Nicki Nicole(前編)

久々にレビューを。YouTubeで偶然見つけた、最近のお気に入り。

Nnicole_recuerdosNICKI NICOLE / Recuerdos

アルゼンチンの新星Nicki Nicoleは、現在19歳のヒップホップ/R&B系シンガー兼ラッパー。ジャンル的にこの言い方がふさわしいかは微妙だが、作詞作曲を行うシンガーソングライターでもある。

このところ毎日のように聴いているのが、昨年リリースされた(2019/11/8)上掲デビューアルバム"Recuerdos"(訳:Memories=思い出)。デジタルダウンロードとストリーミングでのリリースで、先日データをダウンロード購入した。僕はフィジカル購入を基本にしているので(現物最強)、いつかこのアルバムもCDかアナログで出たら嬉しいなぁ。

現時点で彼女に関する日本語情報がほとんどないため、スペイン語から日本語に翻訳(Google翻訳を駆使・笑)したものを再構成しながら、以下、備忘録的に書いてみる(翻訳精度の関係上、ご参考ということでご了承ください)。



現在のところ、シングル5枚とアルバム1枚をリリースしているニッキー・ニコール。その歩みを時系列でたどってみたい。

本名はNicole Denise Cucco。2000年8月25日、アルゼンチン第3の都市ロサリオで生まれる。現在19歳。行儀のよい優等生だった少女時代からずっと、音楽で有名になるという夢を抱いており、学校や地域の集まりで歌っていた。そして念願叶って、2019年にDale Play Recordsからデビューを果たす。


▶1stシングル"Wapo Traketero"(2019/4/26リリース)。感傷的な雰囲気で、シングルにしては地味だなと最初は思っていたが、聴くたびに味わいが出てくる佳曲。なぜバット持ってるのか気になって仕方ないけど(笑)。故郷のロサリオ郊外で撮影。

続いて、プロデューサーであるBizarrapとのセッション。これが火付け役となり人気が出てきた模様。


▶"Nicki Nicole: BZRP Music Sessions, Vol.13"というタイトルだが、ファンの間では"Cuando Te Veo"(訳:あなたに会ったとき)と呼ばれている(2019/8/14リリース)。Billboard Argentina Hot 100で3位にランクイン。5/16現在、再生回数8,300万回以上。


▶間髪入れず、2ndシングル"Anos Luz"をリリース(2019/8/23)。アコースティックな感じで、なかなか聴かせる。トップ40入りヒット。


▶3rdシングル"Fucking Diablo"(2019/10/9リリース)。ストーリー仕立てのMV。メジャー感が出てきた?初登場でトップ40入り。



これらシングルを経て、1stアルバム"Recuerdos"がリリースされる(2019/11/8)。Duki(下記動画)やCazzuといったアルゼンチンのトラップ系アーティストとのコラボ曲含め、聴きどころ多し。



アルバム曲紹介(いい曲あり)や最新情報もアップしたいんだけど、長くなるので、続きはまた次回。ということで、後編に続く。

ご興味ある方は、引き続きご覧いただければ幸いです。よろしくどうぞ。


2019年ベストアルバム

あと数時間で2019年も終わろうとしています。個人的にはとても慌ただしく過ぎていった年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。今年は音楽をじっくり聴く時間があまり取れず、正直、聴き込み不足は否めないところです。ただそんな中でも、印象に残る音楽との出会いがあり、なかなか良い年だったと思います。

取り急ぎ、コメントなしでお届けします(気が向いたら年明けにコメント追記します → 1/26追記しました)。では、よろしくどうぞ。



Boroza_

Djones_alc Kyh2019 Pes2019
Mgallo_agq Ptkab Lookatmysoul
Enosangola1 Yinyin Amsb_sbb_

★ベストアルバム
1. BOBBY OROZA / This Love (LP)
2. DURAND JONES & THE INDICATIONS / American Love Call (LP)
3. V.A. / Klap Ya Handz
4. POE EI SAN & DOLLAR MUSIC BAND / Same
5. MANOU GALLO / Afro Groove Queen
6. PAT THOMAS & KWASHIBU AREA BAND / Obiaa! (LP)
7. V.A. / Look At My Soul: The Latin Shade Of Texas Soul (LP)
8. V.A. / Punidor Apresenta Enos Angola Vol.1
9. YIN YIN / The Rabbit That Hunts Tigers (LP)
10. 吾妻光良 & THE SWINGING BOPPERS / Scheduled by the Budget

Dtrejo1 Mv_sempre Rr_sinematic

▲次点
V.A. / Danny Trejo presents: Chicano Soul Shop Vol.1
MARCOS VALLE / Sempre (LP)
ROBBIE ROBERTSON / Sinematic

※以下、追記(1/26)

<コメント>

2019年も引き続き、新譜はワールドミュージックを中心に聴いた。以下、参考まで、ベストテンの国を列挙。
1.フィンランド/アメリカ、2.アメリカ、3.カンボジア、4.ミャンマー、5.コートジボワール/ベルギー、6.ガーナ、7.アメリカ、8.アンゴラ、9.オランダ、10.日本。

特に秋以降、チカーノ・ソウル〜レトロ・ソウルにハマったため、関係作が上位に並んでいる(1,2,7,あと次点にも)。ここには入れなかったが、他にも良作がありとても楽しめた。日々の慌ただしさと比例するように(?)、スウィート・ソウルを聴きたくなることが増えているので、今後もこの傾向は続きそうだ。

他によく聴いたのは、地域的には東南アジア(3,4)とアフリカ(5,6,8)。ここには入れなかったが、インドネシアやエチオピアなどにも良い作品があった。また機会があれば紹介したい。

今年はもう少しソウルやラテンの新譜も聴いてみようかと思ってます。音楽に費やせる時間を何とか捻出していきたいです。




以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年はもう少し更新頻度を上げていこうと思っています(毎年言ってますが…)。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。


2018年ベストアルバム

あと数時間で2018年も終わろうとしています。個人的に今年は激動の年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。今年も新譜はワールドミュージックを中心に聴きました。心躍る未知の音楽との出会いが多く、個人的には豊作の年だったと思います。

取り急ぎ、コメントなしでお届けします(年明けにまたコメント追記予定)。では、よろしくどうぞ。



Mafikizolo20

Adekunlegold_30 Luboyna_radio Rhm607
Rc_pson Monarco_detodos Laze
Yemialade_blackmagic Simisola Nlafourcade_musas2


★ベストアルバム
1. MAFIKIZOLO / 20
2. ADEKUNLE GOLD / About 30
3. LUBOYNA / Radio Luboyna (LP)
4. V.A. / Khmer New Year Song 2018, Rasmey Hang Meas Vol.607
5. RY COODER / The Prodigal Son
6. MONARCO / De Todos Os Tempos
7. LAZE / Waktu Bicara
8. YEMI ALADE / Black Magic
9. SIMI / Simisola
10. NATALIA LAFOURCADE / Musas Vol.2
次点:AIDA SAMB / Woyalma

★極私的MVP
吉祥寺のシンディ・ローパー
("We Are The World"を1人で完コピ熱唱!@カラオケまねきねこ)



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年はもう少し更新頻度を上げていこうと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。


ブログリニューアルのお知らせ

久しぶりにブログをリニューアルしました(スマホなどモバイル対応のため)。以前アップした写真や文章のレイアウトが乱れる箇所もあると思いますが、その点はご容赦ください。

最近は年間ベストアルバムしかアップできてませんが、これを機にもう少し更新頻度を上げていこうと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。



Cumbia

さて、気づけば、今年も残すところあと10日(早い…)。大晦日には恒例の年間ベストアルバムをアップする予定ですが、その前にリニューアル記念ということで(?)、今年入手して嬉しかったCDを載せておきます。ラテン音楽/ワールドミュージック好きには、お馴染みのCDですね。

・「クンビア・デ・コロンビア」(写真上)
コロンビアの大衆音楽クンビアを集めたコンピレーションCD。ボンバ・レコードから'90年に発売されました。実は大学時代に購入したものの、その後売ってしまったCDです(先立つものがなく…)。いつか買い戻そうと思っていたんですが、20数年経った今年ようやくタイミングが合いました。

・「エメラルドの伝説 〜パショージョからバジェナートまでコロンビア音楽の知られざる世界〜」(写真下)
こちらもコロンビア音楽のコンピレーションCD(全般的な入門編)。同じくボンバ・レコードから'90年に発売されました。これはずっと聴きたかったんですが、今まで聴けてなかったCDです。ふと思い立ち「クンビア〜」と同時期に購入しました。

両者とも内容の素晴らしさはもちろん、ジャケットを飾る河村要助氏のイラストがいいんですよね〜。

ということで、今年入手して嬉しかったCD、ほんの一部ですが載せてみました。気になる方はチェックしてみてください。ひとまずこんな感じで。では、また。


2017年ベストアルバム(再発・発掘盤)

少し間が空きましたが、年末にアップしたベストアルバムの再発・発掘盤編をお届けします。ワールドミュージックとソウル関連が中心で、気付いたらロックやジャズの再発盤はほとんど買ってなかったですね。僕の2017年はそんな感じでした。ではリイシュー編、よろしくどうぞ。



Palmwine_ghana

Okjazz_loningisa Prince_purplerain Bennymore_perezprado
Delite_mellow Boombox2 Caribbeaninamerica
Harryroesligang Bobholmes_ns Koauntgyi2

★ベストアルバム(再発・発掘盤)
1.V.A./パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlife
2.O.K.JAZZ/The Loningisa Years 1956-1961(LP)
3.PRINCE & THE REVOLUTION/Purple Rain (Deluxe Expanded Edition)
4.BENNY MORE CON PEREZ PRADO/El Gran Encuentro
5.V.A./De-Liteful & Soulful: Mellow Mover
6.V.A./Boombox 2: Early Independent Hip Hop, Electro And Disco Rap 1979 - 83
7.V.A./Caribbean In America 1915-1962
8.HARRY ROESLI GANG/Philosophy Gang(CD,LP)
9.V.A./Bob Holmes' Nashville Soul
10.KO AUNT GYI/A Kaung Ta A Kaung Sone Tay Vol.2
次点:V.A./Do The Blues 45s!: The Ultimate Blues 45s Collection

<コメント>
1.前回ベストアルバムでも書いた通り、内容、音質、デザイン、すべてにおいて素晴らしい世界的復刻盤。文句なしの第1位。
2.アナログ限定盤。何でも全世界500枚のうちエルスールで70枚売ったとか(→その後100枚再プレスされた模様)。それも頷ける内容の良さ。ブックレットもいいんだこれが。まろやかな音にいつまでも浸っていたくなる。ということで、今回アフリカでワンツーフィニッシュに。
3.大ヒット作の本人リマスター。音質良し、未発表曲良し(予想以上!)、ライヴDVD良しと、言うことなし。それにしても逝去が惜しまれる。
4.両巨匠の情熱☆熱風共演盤。とにかく強烈。ラテン〜マンボ好きは必聴。
5.
鈴木啓志氏選曲の2枚シリーズのうち、よりメロウ&スウィートな方を選出。ディープなもう一方も良かった(下記ジャケ。V.A./De-Liteful And Soulful: Deep Mover)。良曲多いので、2枚合わせてどうぞ。
Delite_deep

6.ブギー〜エレクトロ好きにオススメしたい初期ヒップホップ〜ディスコ・ラップのコンピ盤(シリーズ第2弾)。数年前からこの辺りの音がツボで、これだけずっと聴いてても大丈夫なくらい好き。ジャケもナイス。ラジカセ好きもぜひ。
7.仏フレモー&アソシエ社の再発は結構買ったが、これをよく聴いた。アメリカ国内で拡がったカリブ音楽あれこれ。カリプソ、メレンゲ、ビギンに、ジャズ、ニューオリンズ、R&B、ロックンロールなど。肩肘張らずに気持ちよく聴ける。
8.待望のインドネシア再発盤。アシッド・フォーク、サイケ・ブルース、ジャズ・ファンクなど多彩な内容。南米エクスペリメンタル・ロックなど想起させるところもあり、かなり奥深い。最初CDを購入するも、良すぎてLPも買ってしまった。
9.信頼の置けるイギリスAce/Kentもの。2017年は小粒だった印象もあるが、これはよく聴いた。ナッシュヴィル・ソウルの名プロデューサー、ボブ・ホームズの作品集。
10.ミャンマー男性歌手、再発3枚出たうち最も大衆歌謡色濃いものを選出。年末購入につき、あまり回数は聴けなかったが(よって10位に)、とても印象に残った。

次点はマイナー・ブルースのシングル・コンピ(以下ジャケ)。知らない人ばかりだが、カッコイイもの多し。
Dotheblues45s



今回選ばなかった中にも良盤ありますが、ひとまずこんな感じで。

以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。


2017年ベストアルバム

あと数時間で2017年も終わろうとしています。今年も色々あった年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか?

大晦日の今日は一年の締めくくりとして、恒例の年間ベストアルバムをお届けします。今年も新譜はワールドミュージックを中心に聴きました(旧譜は相変わらず歌謡曲の7インチ中心でした)。ずっと音楽を聴き続けていても、ホントにまだまだ知らない音楽があるなぁと嬉しい驚きの多かった年でした。これからも楽しみながら色々聴ければと思います。

取り急ぎ、コメント付きでお届けします(年明けにまた追記予定)。では、よろしくどうぞ。



Hibatawaji30

Monlaferte_latrenza Smajid_boneka Jwoods_heavn
Puvardsana Nlafourcade_musas Triolestari_wangi
Stvincent_masseduction Wnelson_gods Murnisurbakti


★ベストアルバム
1.HIBA TAWAJI/30
2.MON LAFERTE/La Trenza
3.SHEILA MAJID/Boneka
4.JAMILA WOODS/HEAVN
5.PU VARD SA NA/Sao Long Jang
6.NATALIA LAFOURCADE/Musas
7.TRIO LESTARI/Wangi
8.ST.VINCENT/Masseduction
9.WILLIE NELSON/God's Problem Child
10.MURNI SURBAKTI/Ngulihi Si Tading
次点:RAN/Same

<コメント>
まずよく聴いたワールドミュージック関連から(1.レバノン、2.チリ/メキシコ、3.マレーシア、5.ラオス、6.メキシコ、7.と10.インドネシア)。ベストテンに7枚もランクインし、豊作の年だった。秋以降は1〜3の上位3枚をローテーションして聴くことが多かったが、中でも1位のヒバ・タワジはダントツ。歌、サウンドプロダクション、オーケストレーション、すべてにおいて濃厚。御年30歳、30曲2枚組のボリューム、一度に聴き通すのは正直しんどいくらいの特濃歌謡。色んな意味で圧倒的だった。

2位と6位はともに現在メキシコを拠点に活動している女性歌手。インディーロック周辺から出てきた彼女たち、偶然にもボレロなどしっとりした歌に歩み寄った作品をリリース。ひとり夜に愛聴した。エルスール原田店主曰く「同時多発的なラテン歌謡伝承傾向」がみられるとのこと。ルーツ的なものの再確認・再発見の試みがなされているのか?今後も続いていくとしたら興味深い動きだし、しみじみ聴ける歌に年々惹かれている僕としては大歓迎。そう言えば、今年はあまりブラジルもの聴けなかったなぁ。

一年通して東南アジアの音楽もよく聴いた。3位はマレーシアの歌姫、シーラ・マジッド。かなり久々に聴いたけど、バラエティに富んだポップをしっかり聴かせる。さすがに年季入ってるだけある。7位と10位はインドネシア。前者は過去作のKFC再発拡大盤(インドネシアのケンタッキーでしか入手できない、ある意味レア盤?)。耳に気持ちよい佳作。後者は年末に購入したが、あまりに良いので駆け込みでランクイン。ジャズ・ヴォーカリストとして活動していた彼女が、故郷スマトラ北部カロの伝統音楽をジャジーに響かせる逸品。加えてインドネシアでは、次点にしたRANとモンド・ガスカロといった若手もいい作品を出してくれた。

今年のトピックとしては、ほとんど聴いたことのなかったミャンマー、ラオスの音楽をよく聴いたことだろう(あと深入りを避けていたベトナムも。こちらはほぼハー・ヴァンのみだが)。ミャンマーの幾何学的グルーヴ?にヤラれ、ラオスの「まとわりつかない」歌謡にハマった。特にラオスはその情報の少なさ(歌手名すら読めない…)も相俟って、謎度が高く、逆により興味を掻きたてられた。その代表として5位にランクイン。ラオスCDの入手枚数はまだ一桁台だが、スッと体に馴染む感じと何故か聴き飽きない不思議な魅力があるため、今後さらに深掘りしていきたい。自分にとって面白い未知の音楽に出会えたのが今年の大きな収穫だった。

例年ランクインするアフリカ関連、タイミングよく入手できず聴けなかったCDも多く、今年はランクイン見送りに。その中でも、ユッスーの新譜はなかなか良かった。



ロック/ソウル系の新譜はあまり聴けなかった。ランクインしたのはみんなアメリカ。4位は2016年に配信リリース済みらしいが、今年出たフィジカルで初めて知ったR&Bシンガー。声・メロディの良さ、音作りの的確さが魅力的で、クセになりよく聴いた。エリカ・バドゥ好きならぜひ。前作を年間ベストワンにしたセイント・ヴィンセントの新作は、正直期待を超えるものではなかった。ただ才気あふれる重要アーティストであることに変わりはなく8位に(名曲だと思う"New York"があるからランクインしたかも)。9位は大御所ウィリー・ネルソン。ベストアルバム選ではほとんど誰も入れないのが勿体ない良作。あと久々のランディ・ニューマンと、精力的なヴァン・モリソンは、いつも通りの変わらぬ良さ。滋味。

日本人もシングルは何枚か購入したが、アルバムはほとんど聴けず。枚数的には過去最低の年だったかも。気になるものは出ていたが、聴くタイミングを逃してしまってそのまま…という感じ。それだけワールドミュージック関連盤に面白いのが多く、そちらに没頭していた年だったような気がする。2018年はもう少しロック、ソウル、ジャズあたりも聴ければと思う。

★再発・発掘盤

Palmwine_ghana

・V.A./パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlife

再発・発掘盤、1位は確定なので取り急ぎアップ。今年はやっぱりこれでしょう!深沢さん&原田店主コンビの世界的復刻盤(吉岡師匠の「分かってらっしゃる」デザインも秀逸!)。他のはまた気が向いたら紹介しようと思います。ワールド系とソウル系が主になりそう。アップまで気長にお待ちください(笑)。

今年はほとんどライヴに行けなかったので、来年はもう少し会場に足を運びたい。DJイベントは、皆さんのおかげで、年末に急遽忘年会として「家宝級」が開催できて良かった。継続は力なり、で今後もゆるゆると続けていきたい。あと友人主催のパーティーに色々行けてホントに楽しかった。やっぱり良い音楽のかかる場所で飲んだり喋ったり踊ったりするのが何より楽しい。



以上、皆さまの音楽生活の参考になれば幸いです。

さて、今年も拙ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

では皆さま、よいお年をお迎えください。